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644.天使族を瞬殺

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

「ウェル……アルか?」


「ウェル殿!? いや、違う……!!」


 テンテンとサヤがウェルを呼ぶが、すぐに違うことが分かった。


 ウェル……否。

 《闇のウェル》は、ゆっくりと顔を上げた。


「……よォ。久しぶりだな……オレの仲間たち…ギルドバトル以来か…」


 空間が歪む。闇のウェルは、上空からエリスたちを見下ろしながら、話しかける。


「ギルドバトル以来…!? まさかあの時のウェルですの…!?」


 リーズ、エリス、ココ、テンテン、レナは、知っている。

 ギルドバトルで闇ギルドの幹部を圧倒した時、ウェルとは思えない口調で言葉を発していたことを。


「ウェルは…ウェルはどうしたのじゃ!!」


 エリスが叫ぶ。ウェルはどうしたのかと。


「…あいつはもうこの世にはいない。これからは俺がウェルだ!」


 その言葉に全員絶望した。


「そんな…」


「…主…」


「ウェル殿…」


 ココは唇をかみしめて下を向き、レナは落胆し、サヤは刀を握りしめる。


「信じない…信じないのじゃ!!」


 しかし、エリスだけがまっすぐ闇のウェルを睨みつける。


「ウェルは…必ず戻ってくるのじゃ!」


「そうアル! ウェルはいつだってピンチを切り抜けてきたアル!」


「わたくしたちは、諦めませんわ!!」


 テンテン、リーズも呼応する。


「…仲間じゃないと拒絶するなら…もうお前たちとは会うことはないだろう」


 闇のウェルは、少し寂しそうな顔をして、空を睨む。


「ひゅ~~っ!! こりゃマジでやっべぇな!! おいルシファーちゃん!! オレちゃんたちより危険なんじゃねぇのかコイツ!?」


 サタンが腹を抱えて笑いながらも、後ずさる。


 闇のウェルが手を上げる。


「あいつの力だが……少しは本気で動ける…か」


 闇が世界を覆い、大地に黒い亀裂が走る。


「まずは、あの天使族たちを先に片付けるか…」


 闇のウェルの背後で、黒い気流がいくつも生まれる。


 ゴゴゴゴゴゴゴ…!


 黒い雷と闇が混ざる異質な輝き。

 ウェル本体が使っていたスキルが《子供の遊び》に見えるほどの禍々しさ。


「《闇夜の破滅》」


 ズドーン!!


 闇のウェルが、上げた手を天使族たちに向けると、巨大な黒紫の波動砲が放たれて、天使族たちを包み込んだ。


「ぐあああああ!!」


 空の島全体が揺れるほどの衝撃と悲鳴。

 全ての天使族は、まとめて消し飛んだ。

「面白かった!」


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