641.呪術《サクリファイスレイ》
追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!
「……っ!? お……おい……イェグディエルの身体…神力…これ……負荷すげぇな……!」
サタンですら驚くほどの凄まじい圧力が、肉と骨を押し潰していた。
「ははっ……これが神級魔法の反動かよ……! 七大天使でもギリギリなスキル……力が根こそぎ奪われそうだ……!」
それでも、サタンは笑いながら強行する。
「神級魔法ッ!!」
空から降り注ぐ光の鎖が一斉に動き、雷鳴のような音と共に空の島全土に目掛けて殺到する。
ガシャァァァァン!!
天を裂く轟音とともに、空の島全体へ光の鎖が降り注ぐ。一本一本が雷光のようにしなり、地形を貫き、空気を焦がしていく。
「なんですの……これは……!?」
「島が……鎖に包まれていくのじゃ……!!」
リーズとエリスもその光景を見ている。
そして、天使族百名も一斉に後退しながら、頭上を覆う光の網を見上げていた。
「ぎゃははははははッ!! 見てみろよォ!! 島がぜーーんぶ檻の中ぁ!!」
光の鎖は地面に突き刺さり、地脈を縛り、空の島全体を捕捉していく。
鎖一本につき数百の呪紋が刻まれ、淡く脈動しながら膨張していく。
「《アーク・バインド》の真の効果はなぁ……拘束なんかじゃねぇんだよ……!!」
サタンの片目が狂気に震え、笑いが止まらない。
「対象領域そのものを存在ごと消去するだァァ!!」
ルシファーが目を見開く。
「島ごと……消すつもりか……貴様ッ!!」
「ストレス発散は最高の破壊だって相場はきまってんだろおおおおおお!?」
その瞬間、光鎖が音を立てて収縮し始めた。
ギギギギギ……ッ!!!
島全体が悲鳴を上げるかのように震え、視界は白光で染まる。
(……仕方がない。呪術を使うしか……道はない)
ルシファーが、ゆっくりと右腕を持ち上げた。
その指先から、黒が滴るように滲み出す。
空気が震え、重力すら歪む。
「……ッ!? ル、ルシファー殿…」
「これが…ルシファーの本気アルか!?」
サヤとテンテンが後退する。
リーズとエリスも遠くから息を呑む。
「はぁん? やっと本気出した?」
サタンがあざ笑う。
ルシファーの黒は、今までの黒い衝撃斬とは違った。
その黒は、渦を巻きながら空間を削り、光を喰らい、音すら奪っていく。
ルシファーの声は低く、静かに落ちた。
「……呪術」
ゴゴゴゴ…!
ルシファーの周囲の地面が、触れてもいないのに消滅した。
黒い斬撃の余波がそこに触れただけで、地面(雲)が消えた。
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