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638.天使と悪魔の融合

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

「まずい!! 離れろ!! イェグディエル!!」


「何を言うルシファー!! 私があんな悪魔ごときに劣るというのか!! いいだろう…まずはあの格下悪魔を一瞬で葬ってやる!!」


 ルシファーは挑発するつもりではなかったが、イェグディエルに火をつけてしまった。


 ギュン!!


 イェグディエルは、槍を構えて超高速で、サタンに向かう。


「《融合呪縛》!!」


 サタンが合掌すると、イェグディエルの足元から瘴気が生まれ包まれた。

 そして、動きが完全に止まる。


「な…動けない……!? 悪魔が私の速さを捉えられるわけ——」


「ターゲットロックオンしても、オレが殺されたら意味がねぇからな!《融合呪縛》はどんなに速く動いても、絶対に逃れられない!! てか誰が格下だコラァ!!!」


 ズブッ……!!


 瘴気がいくつもの黒い腕を形成し、イェグディエルの身体を掴み、骨の隙間に潜り込み、肉を侵食していく。


「や……やめ……ろ……離せ……!! 私は七大天使だぞ!! 悪魔ごときに…」


「うるせぇって言ってんだろォ!!!」


 黒い腕はイェグディエルの頭を片手で鷲掴みにする。


「くそ!!」


 ギュン!!


 ルシファーが急降下し、サタンに迫るが…。


 ドガン!!


「ぐっ!?」


 イェグディエルを捕らえている黒い腕が、ルシファーのところまで伸びて殴られた。


「邪魔しに来ると思ったぜルシファーちゃーん!! でも俺の《呪術》はこんなことをできるんだぜ!?!?」


 呪術の奔流がイェグディエルの身体を崩しながら吸い込む。


「やめ……やめろぉおおお!!」


 サタンの翼が禍々しく膨れ上がる。


「ぎひひひひ……この天使ちゃんとは、これから《未来永劫一蓮托生》だああああ!!」


 バチバチバチバチ!!!


 呪術と神力が混ざり合い、サタンの身体が膨張する。


 カッ!


 黒い閃光が走り、天使と悪魔が混ざり合った。


 《サタン=イェグディエル》


 融合は、たった三秒で完了した。


 そこに立っていたのは——

 天使の《神力》と悪魔の《呪力》が混ざった、新たな災害だった。


「う"お"お"お"お"お"!! はぁーーースッキリしたぁ!!!」


 だが性格だけは一切変わらない。


「階級落とされたストレス、ちょっと減ったわぁ!! さーてと!! 次はルシファーちゃんの番だよー!?!?」

「面白かった!」


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