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604/660

604.封印されている悪魔の正体

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 静寂を破るように、俺は口を開いた。


「ルシファー、試練の前に――まずは、令嬢たちによって封印されている《世界を滅ぼす悪魔》を見せてくれ。俺たちは、そのためにここへ来たんだ」


 その名を口にした瞬間、空気がわずかに重くなる。

 古の魔法が満ちるこの部屋が、呼応するかのように微かに低く唸った。


 ルシファーの金色の瞳が細まり、黒翼がゆるりと揺れる。

 彼は少し間を置いてから、口を開いた。


「……そうだな。だが、その前に、お前たちがいう悪魔が、どういうものなのか教えないといけないな」


 その声は淡々としているが、どこか試すような響きがあった。

 

 ルシファーは一瞬、何かを計るように俺たちを見渡し、やがて静かに頷いた。


「まず、悪魔と分類される魔物はいない。全ての悪魔は《ラプラスの悪魔》だ」


「な、なんだって!?」


俺たちは驚き息を飲み込んだ。


《ラプラスの悪魔》

 今までラプラスを信仰する大量虐殺宗教団体と戦ってきた。その中でも幹部クラスで権限を握っている魔物が、ラプラスの悪魔。


 交戦したことがあるのは、第一級使徒ピエール第十二級使徒アモスデウス第八級使徒デーモン。そして、目の前にいる第三級使徒ルシファー


 どの悪魔も強敵で特にピエールは、100分の1の実力の傀儡相手だったという。


「……ということは…世界を滅ぼす悪魔っていうのは…《ラプラスの悪魔》だっていうのか!?」


「そうだ」


 ルシファーはゆっくりと目を閉じた。その動き一つで、空気が震えるのを感じる。


「……封印されているのは、ラプラスの悪魔第零級使徒グリモワール。ラプラスにも手に負えない失敗作だ」


 ルシファーの声が、神殿全体に低く響く。

 天井の水晶柱が明滅し、封印の間に重苦しい気配が漂った。


 第零級使徒グリモワール…。

 この悪魔が令嬢たちが封印した悪魔か。


 待てよ? 零級というのとは、ピエールよりも上の強さなのか?


 悪魔といえば13。


アモスデウス曰く、十二使徒が1番下っ端なので、十三使徒がいないのは、そのためか…!?


「……失敗作…それはいったいなんですの…?」


 リーズが小さく呟く。その瞳が怯えと好奇の狭間で揺れた。

 ルシファーは静かに頷き、黒翼を一度だけ広げる。


「ラプラスの悪魔は、どのように生まれるのか知っているか? いや、作られるといっていいか」


「作られる!? ラプラスの悪魔は、人工的に生み出されたっていうのか!」


 俺は息を呑んだ。

 まさか、あの魔物たちは人工の産物だったというのか。


「そうだ。詳しい方法は、俺も専門外だからわかならいが、《ある怪物》のDNAとラプラスのDNAを使うことによって、悪魔を作るらしい」


「ま、待つアル! こんがらがってきたアル!」


テンちゃんが困惑した表情で、頭を抱える。


「その…でぃーえぬえーとやらはなんでござるか?」


 サヤも目を大きく見開き、息をのむ。


「人の手で生き物を作っているなんて信じられませんわ!」


 そうか。この世界には、DNAとか科学は進んでいないんだ。それならば犯人は…。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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