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190.六魔将軍(グルークゼクス)の襲撃

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

「何事でござるか!?」


 サヤ同様、全員が思わず身を固くする。


「【サーチ】!」


 俺は魔力探知を起動する。

 視界に映るのは強大な魔力の波動。魔力の質は、魔物と似た冷たく鋭いものだ…。


「まさか…魔族!?」


 レナの話を聞いて、魔族の魔力の特徴が分かるようになっていた。


「話どころじゃないようじゃな!」


 魔族の襲撃だ。

 5体ほどの姿が浮かび上がる。

 しかしその中の1体だけ、俺たちがかつて倒したジャックやマルディ、昨日討った下級魔族とは比べものにならないほどの魔力を放っていた。

 まだ戦闘が始まっていないのに、この圧倒的な存在感。

 これが噂の上級魔族か…。


 石畳が振動し、城内の人々が悲鳴を上げて駆け回る。


 ズドーン!!!!


 また爆発が起こる。


「俺たちも行こう!」


 タッタッタッ


 ウェルパーティー全員が城の外へ駆け出した。

 風に巻き上げられた砂埃が視界を遮り、屋根瓦や旗が揺れている。


「こ、これは!」


 城門前は戦場さながらの光景だった。

 倒れた魔導騎士団の鎧が光を反射している。


「酷いアル!」


 そして前方には、アーサーさんが立っていた。

 彼の周囲には煙が漂い、肩や胸に傷が見える。

 傍らにはユガレイくんが倒れており、意識を失っている。

 魔族との戦闘でやられたのだろう。


「来るな!! 相手が悪すぎる!!」


 アーサーさんは必死に俺たちを止める。


「まさか…六魔将軍(グルークゼクス)の1人がお出ましとはな!」


 六魔将軍(グルークゼクス)――エリスお嬢様とリーズが話していた名前だ。

 魔族は全員、空中に浮遊し、距離を取りながら俺たちを睨みつけている。


「非戦闘員である女子供を散々殺されたんだから、人族に慈悲をかけるつもりはない」


「奴隷にされている魔族を助けるぞ!」


 魔族の一体一体が、冷たい声で告げる。

 情報を得た今、やはり魔族だけが悪者ではないことは明白だった。


「要求はなんだ!!」


 俺は叫ぶ。


「ウェルくん!?」


 魔族は敵だ。話し合いの余地などないのが常識だろう。

 アーサーさんも国民たちも、そう考えているに違いない。


「あれは犬族か…? なぜ人族の国にいる!」


 一際魔力の高い魔族が、俺の声に反応する。


「いろいろ事情があるのでまずは戦いを止めてください!」


 何としても話し合いの道を探るしかない。


「…俺は六魔将軍(グルークゼクス)。序列6位【ヴァン】。奴隷にされた子どもの救出にやってきた…」


 ヴァン――これが六魔将軍(グルークゼクス)の名らしい。

 強大な魔力をまとい、空中で光を反射する鎧が威圧感を増している。


「奴隷を解放すれば立ち去るんですね!?」


 俺は必死に交渉する。

 人族ではなく犬族の姿をしているから、少なくとも耳は傾けてもらえるだろう。


「ウェルくん! 何をやっているんだ! 魔族に話し合いなんか通用しない!」


 アーサーさんの怒声が響く。


「でも…! 話し合えば!」


 話し合えば、解決できるかもしれない。

 歴史に刻まれなかった誤解や事件が渦巻いているのだ。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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