156.ショタ好きおじさんはキモかった
第10章完結まで連続投稿します!
追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!
「おおお!!!愛しのショタが輝いておるぞい!!」
……もう突っ込むのが面倒だ。
この変態、もはや理解の範疇を超えている。
俺は心を無にし、一瞬で決める覚悟を固めた。
「アイテムボックス!魔導霊気刀!」
空間を開き、刀を取り出す。
魔導霊気刀。
以前、ナハトとの戦いで壊れてしまったが、新たに作り直したものだ。
刀身に宿る魔力の脈動が、手のひらを通して伝わってくる。
「さらにラーニング発動!」
俺は抜刀の構えを取り、呼吸を整えた。
空気が一瞬静まり返る。
そして——
「【魔翔霊気一閃】!!」
ヒュン!
ズバン!!
「ぐはぁ!?!?」
眩い閃光が地下空間を切り裂く。
俺の斬撃は、空気すら裂くほどの速さでモンドアーを貫いた。
彼の身体が一瞬宙に浮き、次の瞬間、真っ二つに割れる。
魔導霊気を纏い、サヤの滅魔流【魔翔一閃】を放てば、もはや人間では目で追えない速度となる。
この速さなら、いかに【オートヒール】でも再生は追いつかない。
「び…美少年に殺されるの…悪くない!!」
バタッ。
モンドアーは崩れ落ち、そのまま動かなくなった。
最後の最後まで気持ち悪いおっさんだったな……。
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数日前——。
俺たちは闇ギルド【ダマーカミ】の討伐クエストを受けていた。
危険度はSランク。
だが、どれだけ探してもアジトの足取りは掴めない。
薄暗い宿の一室で作戦会議をしていたそのとき——
「私が調査しましょうか?」
ブランが静かに手を挙げた。
わずか八歳の少女とは思えぬ落ち着いた声。
元は闇ギルドの幹部だったが、話を聞けば、彼女は親同然の存在に利用されていただけだった。
それを知った俺は、迷わず仲間に誘った。
まだ八歳だ。やり直す時間はいくらでもある。
ココさんがブランの面倒を見ることになり、
その特技を活かして諜報員としての役割を任せた。
そして、数日後——。
「お待たせしました。ダマーカミの情報を皆様にお伝えします」
ブランの声が部屋に響く。
まだ幼いのに、言葉の端々には緊張と責任感が滲んでいた。
この子は、誰にも甘えることを許されなかったのだろう。
「ありがとう。ブラン!」
俺は自然と手を伸ばし、彼女の頭を撫でた。
せめて、兄のような存在でいてやりたかった。
「!!」
ブランの頬が一気に赤く染まり、口を閉ざす。
あれ?どうした?
「じとー」
あれ!?!? 美少女たちが一斉に冷たい視線を!?!?
「こんな女ったらしはおいといて情報を整理するのじゃ」
エリスお嬢様!?!?
誤解です!?!?!?
その後、やや険悪な空気の中で情報交換が進む。
「アジトはここじゃな。さてどうやって潜入するか…」
「ウェルくんを囮にするのはどうでしょう? ここのギルドマスターはショタ好きらしいので」
ココさん!?!? なんてことを!?!?
「それは名案ですわ! 親玉はウェルに任せますわ!」
「じゃあアタシらは幹部やその他を始末するアル!」
あれ? みんな反対しないの?
しかもなんか冷たい!?!?
「では、私はここ数日でパイプを作りましたので、ウェルお兄ちゃんを棺桶に入れて正面から入ります」
ウェルお兄ちゃん!?
ブランは妹ポジションか!!
悪くない!!!!!!!!!!!
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そして、今に至る。
モンドアーの死体を見下ろしながら、俺は深く嫌悪感ある息を吐いた。
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