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109.ギルドバトルの結果

第6章完結まで連続投稿します!

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 年に一度行われる冒険者武道会【ギルドバトル】。

 ブルガンリルム王国の冒険者たちの熱気が渦巻き、石畳に足音が反響していた。朝陽が高く昇る空を、旗がはためき、ギルドの紋章が風に揺れる。


 参加した八つのギルド。


 光の扉という意味を持つギルド【ルミネスゲート】。

 ブルガンリルム王国最大規模のギルド【ブレイブハート】。

 鉄壁の守りを誇る【アイアンタートル】。

 褐色美女だけで構成された強く美しいギルド【ブラックアマゾネス】。

 むさ苦しい野生のおっさんばかりの【ワイルドダディー】。

 誇り高い犬族だけで編成された強靭のギルド【バスターウルフ】。

 全身黒フードに包まれた黒魔導士集団【アトモスロード】。

 エルフ族のみで構成されたギルド【ゴッドウッド】。


 今回の模擬戦では、ショタワンコのウェル・ベルク率いる【ルミネスゲート】が、【ゴッドウッド】と【ブレイブハート】を打ち破る快挙を成し遂げた。


 だが、【アトモスロード】の全メンバーが、実は闇ギルド【ナハト】の構成員に入れ替わっていたことが判明する。


 王国の調査により、【アトモスロード】のギルドに向かった冒険者たちは全員命を落としていたことがわかり、そのギルドは閉鎖される運びとなった。



 ギルドバトルから二日後。


 ウェルはブルガンリルム王国最強の冒険者、氷剣の貴公子【レオン・スティーブ】を倒し、そのレオンですら敵わなかった【ルビー】を圧倒的な力で討ち取った功績を称えられ、ついに二つ名を授かることとなる。


 その二つ名とは……。



「ウェル・ベルクの二つ名を発表する」


 国王ヴィヴィアンさんに呼ばれ、緊張でごくりと喉を鳴らす。


 俺の肩には、エリスお嬢様が軽く身を預けている。

 豪華な玉座の間、壁面のステンドグラスから差し込む光が床に虹色の模様を描き、広間全体が荘厳な雰囲気に包まれていた。


「…【瞬速の猟犬】…ウェル・ベルク!」


 【瞬速の猟犬】――。


 俺の身体強化系魔法【魔導気】や【魔導霊気】によって、戦闘の決着が一瞬でつき、敵を圧倒的な速さで倒したことに由来する【瞬速】。

 猟犬は、両手に剣を持つ【両剣】の意味と掛け合わせたものらしい。


「ありがとうございます!」


 思わず胸が高鳴る。かなりカッコイイ二つ名だ。


「なんじゃ…ショタワンコではないのか…」

「…それは大人になるとキラキラネーム並に黒歴史になります…」


 エリスお嬢様はショタワンコの二つ名を希望していたが、大人になってもおじいちゃんになってもショタと呼ばれるのは痛すぎる。


「ウェルをS級冒険者にしたいのじゃが、次の試験が行われるのは半年後じゃ。それまではこれまで通り、ルミネスゲートのA+2(エープラスツー)の冒険者として扱うものとする」


 残念ながら、S級冒険者を倒した実力は認められたが、次の試験に合格しなければ正式なS級冒険者にはなれない。

 そのため、俺はルミネスゲートのA+2【瞬速の猟犬ウェル・ベルク】として、しばらく活動を続けることになる。



 城からギルドに戻ると、依頼の山が待っていた。


「これもアニキの依頼だー!!」

「アニキの依頼ばかりだぞ!?」


 王国最強の冒険者として認められた俺には、止めどなく依頼が舞い込む。

 かつてのギルドバトル後の宴会の騒ぎは収まったが、今度は別の意味で騒がしい。


「…社畜時代が蘇る…」


 ある意味、トラウマだ。


「ウェルくん、心配しなくていいぞ! 我々で精査しておくからな!」


 ギルドマスター【ゲルド】さんは、俺にしかできない依頼だけを残し、それ以外は他の冒険者に回すと約束してくれた。ありがたや!


「ウェル! 帰ってきたアル!」

「おかえりなさいませウェル。二つ名はどんな名前になったのですの?」


 テンちゃんとリーズ、二人の美少女が出迎える。


「ただいま、二人とも! 俺の二つ名は【瞬速の猟犬】に決まったよ」


 二つ名を気に入った俺は、少しドヤ顔で告げた。


「ショタワンコじゃないアル!」

「なんでやねん!!!」


 みんなショタワンコ希望なのか!? 思わず関西弁でツッコミを入れてしまった。


「ウェルくん、もう元気のようですね」


 美人で猫耳のメイドであり、エリスお嬢様専属メイドで元A級冒険者の剣士【ココ・カトゥス】も登場する。


「ココさん! お久しぶりです!」


 ココさんの扱うしなやかで素早い剣術【迅剣】は、俺の【ラーニング】で何度も使ったことがある。

 実際、俺の剣術の元祖はココさんなのだ。


「話があります。私が調査した暗殺専門の闇ギルド【ナハト】について…」


 ココさんは、俺たちと別れてからナハトの情報を集めていた。命からがら逃げてきたという。


「国王と他のギルドマスターたちに集まってもらってから、改めて伝えますね」


 ナハトの襲撃により、他ギルドや国王も警戒を強めている。情報は少しでも共有する必要があった。


「はい、分かりました!」


 よほど重要な情報だろう。



 翌日。



 各ギルドマスター、S級冒険者レオンさんを含む各ギルドのエースたち、ウェルパーティー、光の精霊レナ、国王ヴィヴィアン、ココさん――

 それぞれが円卓に集まり、情報共有と今後の課題整理が行われることとなった。


 課題は大きく二つ。


 闇ギルド【ナハト】と、楽園の使徒【ラプラス】。


 想像を絶する情報量に、俺は頭がクラクラするのだった。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


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面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


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