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第135話:鉄都の激戦 - ガルザークの猛威(前編)

王都大陸、鉄都ガルザード。夕陽が鉄の街を赤く染め、タクミ一行が街の門をくぐる。だが、以前の賑わいは消え、通りは閑散としている。閉まった店の看板が風に揺れ、ゴミが転がる音だけが響く。タクミがストームブリンガーを手に、周囲を見回す。

「何かおかしい…人が全くいねえ。」

ガイストが浮遊し、淡い光を放ちながら報告。

「熱源反応、極端に低下。街の人口密度、通常の10%以下。」

リアがエーテル・ノヴァを握り、不安げに首を振る。

「前は交易で活気があったのに…どうしちゃったんだろ?」

バルドが嵐の双剣を構え、風を切る。

「風の民の勘が騒ぐぜ。静かすぎて気持ち悪いな。」

カザンが熔雷槌を握り、煤けた顔をしかめる。

「貴族の仕業か?街が死んでるみたいだ。」

セリカが風影の爪を鳴らし、鋭く呟く。

「鉄都全体が別の町みたいだね。様子がおかしいよ。」

ジンが竪琴を手に、弦を軽く弾く。

「アクエリアが不穏な音を拾ってる。城の方だよ。」

タクミが目を細め、叫ぶ。

「城か…行くぞ!」

一行が鉄都の中心、ガルザード城へ走り出す。砂埃が靴にまとわりつく。


城の門前に着くと、甲冑の群れが立ち並ぶ。中央に立つガルザークの目が赤く輝き、胸の魔脈結晶がさらに大きく脈打つ。騎士団の兵士たちも目が赤く光り、異様な雰囲気が漂う。甲冑が夕陽に反射し、不気味な影を落とす。

ガルザークが剣を構え、咆哮する。

「待っていたぞ、結晶の鍵を渡せタクミ…貴様らをここで葬る!」

声に不自然な響きが混じる。タクミが即座に指示。

「ガイスト、解析!」

ガイストがデータを映し出す。

「生体反応異常。魔脈結晶増幅、出力30%向上。騎士団も同様の強化。胸部結晶の魔脈波動、以前比1.5倍。」

タクミがストームブリンガーを手に、歯を食いしばる。

「強化されてやがる…!でもこっちも負けねえぞ。」

ガルザークが嘲笑う。

「貴様らの新玩具、見せてもらおう!」

剣を振り上げ、一気に斬りかかる。


ガルザークが剣を振ると、赤く鋭い刃のような魔脈波がタクミを襲う。空気が裂ける音が響き、砂塵が舞う。ガイストが素早く報告。

「敵の動き、右45度、距離20メートル、速度秒速50メートル!」

タクミが叫ぶ。

「ブースター全開!」

マグナが2万3000ニュートンの推力で跳躍し、赤刃を回避。魔脈波が地面を切り裂き、城壁に深い傷を刻む。ガルザークが吼える。

「死ね!」

剣を振り回し、赤い魔脈波が連続で飛ぶ。ガイストが警告。

「距離15メートル、次弾3秒後、左30度!」


タクミがリアを振り返る。

「リア、魔法を頼む!」

リアが上級魔導書を手に、エーテル・ノヴァを掲げる。

「炎の主よ、我が手に力を与え、雷の咆哮を焼き尽くせ——インフェルノ・ラグナロク!」

魔法陣が地面に輝き、灼熱の炎がストームブリンガーを包む。タクミが炎の剣を振り下ろし、赤刃を焼き払う。衝撃で城の門が震え、熱風が一行を煽る。


ガルザークが地面に剣を突き刺す。赤い魔脈が放射状に広がり、爆発。砂と石が飛び散り、マグナが揺れる。ガイストが警告。

「マグナ装甲損傷5%追加!」

タクミが後退し、息を切らす。

「くそっ、攻撃が多彩すぎる!」

リアが魔導書を握り直し、叫ぶ。

「次はこれだよ!氷の精霊よ、大地を凍てつかせ、敵を封じ込めなさい——クリスタル・ブリザード!」

エーテル・ノヴァから氷の魔法陣が広がり、ストームブリンガーが青く輝く。タクミが氷の剣で突進し、ガルザークの甲冑を凍らせる。氷が甲冑を覆うが、ガルザークが剣を振り、砕け散る。


バルドが嵐の双剣を手に突進する。

「風の民の力、見せてやる!」

サンダーストーム・スラッシュで騎士団を切り裂く。

「テラノス、出てこい!」

岩石巨人テラノスが砂塵を巻き上げて現れ、拳を振り下ろす。騎士団が粉砕され、甲冑が飛び散る。カザンが熔雷槌を振り上げる。

「熔鉄団の復讐だ!」

雷撃と槌攻撃で騎士団を薙ぎ払う。

「イグニス、燃やせ!」

炎の戦士イグニスが召喚され、熔火の一撃で騎士団を焼き尽くす。炎が甲冑を溶かし、焦げた臭いが漂う。


リアが魔導書を開き、目を輝かせる。

「雷の力をぶつけるよ!雷霆の王よ、天を裂き、地を砕け——サンダー・カタストロフ!」

エーテル・ノヴァが紫に輝き、雷の魔法陣が展開。ストームブリンガーが雷を纏い、タクミが騎士団に突進。雷撃が炸裂し、城壁に亀裂が走る。ジンが竪琴を奏でる。

「アクエリア、力を貸してくれ!」

アクア・テンペストで水膜を展開し、騎士団の動きを封じる。

「みんなを援護するよ!」

セリカが風影の爪で騎士団を奇襲する。

「隙だらけだね!」

素早く切り裂き、甲冑が砂に落ちる。


ガルザークが咆哮し、胸の結晶が赤く輝く。

「貴様ら…まだだ!」

剣を振り上げ、巨大な赤い刃がタクミを直撃。マグナが吹き飛び、城の柱に激突。衝撃で柱がひび割れ、砂塵が舞う。ガイストが警告。

「マグナ装甲損傷20%追加!敵の出力上昇中!」

タクミがマグナを立て直し、息を整える。

「くっ…まだ終わらねえよ!」

ガルザークが剣を振り、赤い魔脈波が連続で襲う。ガイストが報告。

「距離10メートル、速度秒速60メートル、右30度!」

砂塵が視界を覆い、一行が身構える。



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