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第120話「砂嵐の鍵と次の星」

サンドリア砂嵐遺跡の入口で、マグナが砂を切り裂いて突進する。風切りブレードが唸り、砂嵐が渦を巻く。古代の石柱が夕陽に赤く染まり、魔脈トラップの赤い光線がマグナの装甲を焼き切る。荷車の残骸が砂に沈み、タクミがコックピットで歯を食いしばる。ガイストが肩の周りを漂い、鋭く警告する。

「魔脈トラップ、出力5000ニュートン。装甲損傷率68%、即時突破を推奨。」

タクミがジョイスティックを握り締め、叫ぶ。

「王都の猶予があっても、このままじゃ鍵が手に入らねぇ!俺が行く!みんな、援護頼む!」


セリカが風影の爪を構え、光線を切り払う。だが、砂から飛び出した刃が彼女の腕をかすめ、ローブが裂ける。

「くっ…鍵に近づくほど罠が強くなる!」

カザンが熔雷槌を振り上げ、イグニスの炎を放つ。

「イグニスで焼き尽くすぜ!」

炎が光線を一時的に抑えるが、砂嵐に煽られて拡散。リアがエーテル・ノヴァを掲げ、トーラスの雷を撃つ。

「サンダー・ウェーブ!」

雷がトラップの結晶を砕くが、新たな光線がマグナの脚部を狙う。装甲がガリッと溶け、タクミが拳を叩く。

「くそっ、マグナが持たねえ!」


バルドが双剣を手に、テラノスを召喚。

「テラノス・ストーム!」

岩の嵐がトラップを叩き潰し、一瞬の隙を作る。セシルがエアリス・ガーディアンの風を呼び、砂嵐を押し退ける。

「風で道を開けるよ!」

ジンが竪琴を奏で、アクエリアの水を放つ。

「アクエリア、冷やせ!」

水が光線に蒸気を上げ、視界が一時的に開ける。タクミがマグナを前進させ、遺跡内部へと突入する。


遺跡内部に広がるのは巨大な砂の祭壇。中央に青い結晶の鍵が浮かび、周囲を魔脈トラップが守る。砂の壁に刻まれた古代文字が青く輝き、祭壇から低く唸る魔脈波動が響く。だが、背後から貴族の残兵が追撃。斥候隊の弓兵7名が砂嵐を抜け、魔脈弓を構える。矢がマグナの背中にガツガツと当たり、装甲がひび割れる。タクミがガンランチャーを起動し、連射をぶち込む。

「まとめて消えな!」

ドゥンッ、ドゥンッ、ドゥンッとエネルギー弾が炸裂し、弓兵3名が吹き飛び、砂に埋もれる。


貴族の斥候隊長が馬を駆り、魔脈弓でタクミを狙う。

「鍵はお前たちに渡さん!」

矢がマグナの胸部を貫き、装甲が軋む。タクミが歯を食いしばり、ガンランチャーを再装填。

「うるせえ!」

エネルギー弾が隊長の馬を直撃し、爆発が砂を巻き上げる。隊長が砂に叩き落とされ、動かなくなる。だが、残る弓兵が祭壇に近づき、鍵を奪おうと手を伸ばす。セリカが風影の爪で弓兵を斬りつけ、叫ぶ。

「タクミ、鍵を急いで!」


祭壇のトラップが連鎖起動し、光線と刃がマグナを襲う。タクミがガンランチャーを連射し、光線を出している壁を破壊。爆発が砂を巻き上げ、祭壇への道が開ける。

「今だ!」

マグナが祭壇に突っ込み、タクミがコックピットから飛び降りる。ガイストが漂い、祭壇をスキャン。

「鍵確認。魔脈封印なし、直接取得可能。」

タクミが青い結晶の鍵に手を伸ばすが、背後から貴族の矢が飛ぶ。バルドがテラノスの岩で矢を防ぎ、タクミが鍵を掴む。

「よし!掴んだ!」


青い結晶がタクミの手の中で微かに脈打ち、砂嵐が一瞬静まる。貴族の残兵が砂嵐に紛れて撤退し、遠くで叫ぶ。

「次はお前たちから奪う!」

砂が舞い、斥候隊の馬蹄が遠ざかる。タクミが鍵を手に、砂嵐を見据える。

「サンドリアの砂漠の鍵は手に入れた。だが、貴族に座標をバレないようにしないと…。」


セリカが地図を手に、タクミに近づく。

「鍵をかざすと星が浮かぶなら、貴族に見られるリスクがある。王都の次元の裂け目を片付けてからの方が安全だよ。」

タクミが鍵を握り締め、頷く。

「確かに…ここで次の座標を出したら、貴族が先回りする。王都を先に片付けるぜ。」

ガイストが漂いながら補足する。

「鉄都の状況、現時点で急を要さず。ただし、鍵取得の遅延が続けば猶予が縮まる可能性あり。戦略的判断として合理的。」


カザンが熔雷槌を肩に担ぎ、豪快に笑う。

「イグニスが燃えてるぜ!王都だろうがどこだろうが、貴族をぶっ潰すだけだ!」

リアがエーテル・ノヴァを握り、目を輝かせる。

「王都の次元の裂け目か…でも、それを抑えられるかもしれないこの鍵も大事だよね!」

バルドが双剣を手に、冷静に言う。

「貴族が追ってくるなら、王都で決着をつけるのが得策だ。急ごう。」


タクミが仲間を見回し、拳を握る。

「よし、サンドリアの鍵は確保した。貴族が追ってくる前に王都へ向かう。ガレンに状況を伝えて、次元の裂け目を潰すぜ。」

彼が魔脈通信機を取り出し、結晶に魔脈を流す。

「ガイスト、ガレンに伝令だ。」

「伝令内容:『ガレンへ。サンドリアの鍵は手に入れた。次は王都へ向かう。お前たちの潜入状況を教えてくれ。タクミより。』送信完了。」

タクミが通信機を荷車に戻し、マグナに目を向ける。

「マグナ、準備しろ。王都へ急ぐぜ。」


マグナが荷車の残骸を再び引き、仲間たちが乗り込む。風切りブレードが唸り、サンドリア砂嵐遺跡を後にする。夕陽が砂丘に沈み、一行は王都大陸へと進む。砂嵐が背後に遠ざかり、王都の猶予と貴族の影が静かに迫る。



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