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錬金鍛冶師の冒険のその後 ー冒険を辞めた男が冒険者達の旅団を立ち上げ仲間の為に身を砕いて働くお話ー  作者: 荒野ヒロ
第五章 混沌の海と神々の大地

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遠征先での冒険(リトキス視点)

ここから少しの間、遠征先での戦いの模様が描かれます。

短い文章という制約の中でどう表現できるか……それが問題だ(たぶん無理)。

 今日は「太古の城塞じょうさい都市」へやって来た。

 転移門がある場所は高台にあり、離れた場所に城壁に囲まれた大きな城下街が見える。

 街の奥に大きな城がある──今回は、街の中を突っ切って城へ一気に向かう事になった。団員は僕、レーチェさん、リーファさん、ユナ、メイ、そしてカーリアを連れて行く事になった。彼女の火力が必要になると考えての事だ。


 ちなみにミスランにある転移門「古びた城壁都市」と似ているが、まったく別の場所だ。出て来る敵も、こちらの方が危険なものが多い。

 特に注意が必要なのが「白銀騎士」だ。こいつらは倒すと武器や鎧などを残して消えてしまう影の様な存在だが、一体一体の戦士としての能力が非常に高い。

 その中でも、青や赤の外套マントを身にまとう「騎士長」と呼ばれる者は、いくつもの技を使ったり、中には魔法を駆使する者まで居る──苦戦は必至だ。


「前に出過ぎないように気をつけて進みましょう。一体一体を相手にする分には全員で掛かれば問題は無いはず。複数の白銀騎士が出たら引きつけて、僕かカーリアの魔法剣で一気に決着をつけましょう」


 街中には、すでに先行している他の旅団の姿がある。今回の僕達の目的は白銀騎士では無い、城のいくつかある広間に出現する「混沌の悪魔(アディス・ベリル)」を倒し、「混沌結晶」や「神結晶」を入手するのが目的だ。

 何故、この魔物が神結晶を落とす事があるのかは不明だが、混沌結晶も少なからず神結晶に似た力を秘めているらしい。……専門的な事は分からないが、これらは貴重な素材でもある。


 僕らは大通りを一直線に抜けて城の手前までやって来た。

「門が開いているという事は、誰か他の旅団が開けたという事です、僕達も急ぎましょう」

 門は毎回閉じるのだ、約一日で全ての敵や拾得物しゅうとくぶつが復活したり、内容が変化するのである。混沌の影響を強く受けている場所だからこそ、起こる現象だと考えられている。


 城門をくぐり抜けた先で、いきなり白銀騎士に遭遇そうぐうした。剣と盾を手にし、全身を白銀色に輝く鎧でおおった騎士は、こちらを見つけると小走りで近づいて来る。

「まずは僕が戦います、敵の動きをよく見て、反応などを覚えて下さい」

 そう言って単身で白銀騎士に立ち向かう。


 自分は何度も単独で戦ったのだ。騎士長位階(クラス)の者とも一対一で戦って勝利している。それ自体が僕の訓練だった──強くなる為に、えて危険を冒して戦いに飛び込む。

 そうして今の強さを手に入れたという自負が、僕にはある。


 真っ向勝負だ、相手の実力を出させる為に、わざと守りや回避に集中する。相手にすきが出来た所を突いて的確に攻撃する。──最初はこんな感じで白銀騎士を相手にしていたものだ。

 重い一撃を振るってきた時は、剣で受けずにかわす事に専念する。そうすれば必ず隙が生まれる、そこを突く。


 僕は仲間に戦い方を学んでもらう為に時間を掛けて戦った。相手は亡霊の様な者なので、怒りをあらわにして襲い掛かってきたり、窮地きゅうちに立たされたからと言って逃げ出したりはしない。強力な敵ではあるが、攻撃を見極められれば対応するのは、それほど難しい事では無い。


 相手が大振りをしてくるのを誘ってそれを躱すと、反撃の一撃で首を叩き落とし決着をつける。

 戦いを見ていた仲間達は真剣な様子で戦いを見ていた。剣と盾を持った者以外にも大剣や槍を使ってくる者も居るから、間合いには常に注意して戦うようにと忠告する。

 頷く仲間達を見て僕は言った。

「さあ、先へ進みましょう」

白銀騎士の事を「シルダークライン」と書かれたメモ書きを発見……う──ん。保留にしよう……

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― 新着の感想 ―
[一言] >青や赤の外套マントを身に纏まとう「騎士長」 ロスリック城かな?
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