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錬金鍛冶師の冒険のその後 ー冒険を辞めた男が冒険者達の旅団を立ち上げ仲間の為に身を砕いて働くお話ー  作者: 荒野ヒロ
第五章 混沌の海と神々の大地

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森竜との戦闘(エアネル視点)

第五章の開幕です~ 早かった? でもまだ大まかなプロットしか組んでいなかったり、細部については書きながら進めて行きます。

以前に書いた「名前だけ」登場した人物について登場させる事も考えていますよ。



 第五章を改稿しました。多少は読みやすくなっていると思います。

 眠っていた森竜グフラーガに近づいて行くと寝息がぴたりと止んだ。地面に落ちている枯れ葉に埋もれた小枝を踏んだ音に気づいたらしい、見た目と違って繊細な奴なのだろうか?

 しかし、目覚めたばかりで動きの鈍い森竜の側面から、リトキスさんが攻撃を仕掛ける。離れた位置から飛び掛かり、身体を横に回転させながら脚を狙って重い一撃が振るわれる。


「グゥォオオォォオッ!」

 森の中にけたたましい苦痛の咆哮ほうこうが響き渡る。太く長い尻尾を振り回すと巨木に尻尾が当たり、枝葉を広げた樹木がガサガサと大きな音を立てて揺さぶられた。


 レーチェさんは強敵と戦う時にいつも行う「攻撃・防御強化」の魔法を自らに掛け、さらに風の刃をまとう魔法剣を使って、離れた位置から素早く三度、風の斬撃を撃ち出して攻撃する。

 その攻撃を嫌がって身体を大きく横に向けると、巨大な尻尾が振るわれて、後方から側面に回り込もうとしていたリーファさんをね飛ばす……いや、当たる瞬間に尻尾に足を掛けて──自分から跳んだらしい。


 続けて森竜はリトキスさんを前足で攻撃し、彼を吹き飛ばした。かなり痛烈な一撃だったが、無事な様子で、すぐに体勢を立て直す。


 私は側面から腹部に向かって飛び込むと、白い腹の部分に手にしていた槍を渾身の力で突き出した。その穂先が深々と腹部に突き刺さり、森竜は苦痛のうめきを上げながら後ろ足で私を蹴り上げる。

 槍を抜いて下がろうとしていた所に、森竜の大きな足が薙ぎ払われて、それをまともに喰らってしまう。


「姉さん!」

 離れた所からするレンの声、私は目眩めまいを感じながらも武器を手に後退しようとするが、足に力が入らない……!

 そこへ森竜が振り向き、私に食らいつこうと牙だらけの大きな口を開いた。


「やぁあぁあああぁっっ‼」

 カーリアの大きな声。彼女が真っ赤に燃えながら森竜に突っ込んで来る。まるで炎のかたまりだ。

 真っ赤に燃えていたのは彼女が振り上げた、魔法の刃をまとった剣。──しかし、いつも目にする彼女の魔法剣の三倍近い大きさの、赤熱する刃を背中側から振り上げて、彼女は果敢かかんに巨大な相手に斬り掛かった。


 一瞬、森が爆発した。


 辺りの木々が揺れ動き、真っ赤に焼け、火の塊と化した森竜が発する明るい橙色の光が、周囲の木々を照らし出す。


「グギュワアァアァァッ‼」

 炎の爆裂を浴びた森竜は、前足と脇腹を砕かれている様子だ。燃えた身体と、前足を失った痛みから、ゴロゴロと地面に転がり()()()()()()

 背中まで焼け焦げた森竜は何とか火を消して、カーリアやリトキスさん達に向き直った。


 その側面からエウラさんが魔剣で斬り掛かる。──前足の下を低い姿勢で駆け抜けながら、喉の下を通って振り上げた魔剣の刃が喉を切り裂いた。

 巨大な蜥蜴とかげ姿をした森竜は()()()()と血を吐き出しながら、数歩移動してエウラさんを追い掛けようとするも、その途中で力尽き、大きな音を響かせて地面に倒れす。


 私達はこうして、森竜を討伐する事に成功した。

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