第99話脅し
また尿漏れパンツにお世話になっています。
抗生剤と痛み止めを腎臓に影響の少ない薬を調剤してもらっています。
息子に専務のことを書いてメールを送りましたが一向に返事がないので、同様のメールを本社の社長に入れておきました。
今日は現場を押さえている髭の専務を呼び出しました。
「お一人でと言いましたが?」
髭の専務が贔屓の支配人を2名同伴してきました。こちらも部長に参加してもらいます。
「本社から独立採算制を導入を希望してきました。社長にも承諾を取りましたが、専務の意見も聞いてくださいとのことでした」
「無理ですな。彼には社員がついてきませんよ」
いつの間にか立場が入れ替わってきているようです。
「本社も私と組むべきですよ」
「いや本社は社長と契約しています。それと専務の給与があまりにも多いと指摘を受けています」
「私が支配人たちの給料の補てんをしているのです。だからみんな仕事をしているのですよ」
「それはこちらの会社では必要ではありません」
ここで痛みが走りだしました。
「一度しっかり考えてください。こちらの導入する評価制による支配人の給与基準を決める予定です。もし納得できなかったら、社長の別グループに移ってください。ここでは私が専務であなたは支配人なのです」
髭の専務は驚いた眼で見て2人を連れて部屋を出ていきます。
そろそろ我慢が限界です。




