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第62話血尿が

結局引き継ぎは行われずじまいでした。

昨夜も血尿が止まらないので、内科の痛みどめを飲み尿漏れパンツも着用しました。

今日は昼からホテルの社長が来るということなので質問をまとめておきました。

どうも女性が3人隣の部屋で9時~18時きっちり事務作業をしているようです。

経理のこの男性はあまり評判がよくなく、別に応接室だったこの部屋を一人で使っていたようです。

「どうですか?」

社長が飲み物のボトルを持って現れます。

「ここに来る前にホテル事業は実質的には赤字だと社長に説明しましたが」

「反応はないでしょう?」

「部長の言われている通り、当社は毎年赤字を続けています。息子も毎月打ち合わせ会議をしているのでご存じのはずですよ。でも親には報告していないのでしょうね」

ここで尿意が我慢できなくなってトイレに行きます。

血尿が出てから1時間はもたないようになっています。

「社長は家賃さえ払ってくれれば、赤字でもどうでも構わないのですよ」

「それでは資金繰りが大変でしょう?」

「そうなんです。出来たら部長に実情をしっかり本社に伝えてもらいたいのです。それからここの女子社員が使いにくいようなら入れ替えてもらっていいですよ」

「いやそれはじっくり判断します」

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