第369話エコー検査
今日は女房は初めてのパートの打ち上げがあるようで私は外で食事をします。
働けないことでどこか引け目がある私です。
でもその中で生きがいを探すことが大切だと思います。
透析の後紹介状を持って近くのクリニックを訪ねます。
こうした外部の検査が年に数度あります。
今回はエコー検査です。
ベットに寝てまず胸からですが、約30分続きます。
「透析の方は高血圧時代を長く続けられているので、こちらでは頸動脈の血管腔を観察します」
「頸動脈の検査は初めてです」
「前回の検査の資料を見ると、明らかに動脈硬化を起こしています」
「そういう指摘を受けていませんでしたが?」
「おそらく腎不全が優先されたと思いますよ」
「それでどんな状況ですか?」
先生は頸動脈の血管腔の画像を見せてくれます。
「総頸動脈の血管径は通常5~9mmです。この突起物が1mmを超える限局性の壁隆起をプラークと呼び、プラークの破綻が脳梗塞などを引き起こす可能性があります。だが今回は前回より改善されていますね」
検診を終えると一人IT社長の部屋を覗きます。
「ようやくできましたよ」
奥さんがコーヒを入れてくれて、パソコンの画面を見ます。
「就農を開始した葡萄園の苗木植えなどの初期の20分ほどのビデオの編集とテキストの挿入です」
「よく出来てるよ」
これは半農半xの授業に持ち込まれます。
撮影は編集長です。




