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第302話本当のことを語る

便秘がようやく解消。

今日は透析を済ませると少し溜まり気味のメールの返事を書き始めます。

これは透析の前から付き合っていた若手の弁護士の仲間に頼まれた2か月に1度の割の講演です。

私のような人達が交互に労働裁判の経験を話すのです。

もう私は2回登場しています。

労働裁判をする人達には弁護士が理解できない(仕事外と思う)ことが実は大きな悩みであることが多いのです。

そう言うことがメールで送られてきます。

「この前聴かせてもらった話を聞いて勇気を出して質問します。私の会社は10人そこそこの中小企業で私ももう10年を超えたベテランです。・・・社長は打ち合わせはいつも常連のスナックで行います。初めは私も酒が嫌いではないのでそれが習慣になっていましたが、ついつい執拗な誘いに負けて・・・」

「私もそう言う上司を見てきましたね。弁護士の方は何か特異なケースのように言われますが、案外多いケースだと思います。本人にパワハラやセクハラの意識がない。下手をするとそれが仕事のためと勘違いしている人もいます。原則はっきり伝えることだと思いますが、日頃からきちっと証拠を採っておくことを薦めます。退社、解雇に備えておくこと。裁判になったら会社側や同僚からとんでもない証言や解雇理由が出てきます。それを覚悟しておくことです。それに自分の生活もかかってきます…」

書いていて胸が痛くなってきます。

でもそこにはまり込んで初めて経験することがあまりにも多いのです。

弁護士はITと同じ道具にすぎないのです。

今日は3人分書いてもうクタクタです。

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