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第266話第2の人生へ1歩

特定疾病療養受領証が揃い失業中の女房が車で迎えに来てくれます。

来週から予約を入れていた透析クリニックに朝8時半から4時間、月水金通うことになります。

それで先輩のNPOに車で放り込んでもらいます。

「退院お疲れさん!詰めないとダメなことが出てきたんや」

さっそく理事長室に入ります。

「入院前に少し話していたんやが、そちらが作ってくれた半農半xの教室の見学が増えたんや。それで担当者に集まってもろて打ち合わせをしたのや」

打ち合わせの議事録をテーブルの上に置きます。

「まず相手のNPOに一から申請となると面倒ですから教室の申請をしてみたらどうですか?このシニアの教室をの授業を向こうの教室でするという形を取ります」

「なるほど」

「申請パックは私が作ります。これもフランチャイズの費用に入れましょう。講師の派遣もいつまでもできませんから短期間の講習もパックですね。生徒の募集はこちらのホームページでもしましょう。この辺りの収益プランも作ってみます」

「企業的発想だな」

「教室の方はどうなんです?」

「そちらの言っていたようにできるだけグループによる打ち合わせや発表を入れたので盛り上がっている。それに農業の先生が種を蒔いていてくれたので大根や人参の間引きをしていたな」

ここから第2の人生が見つかればと考えています。

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