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第257話血液透析への第1歩

夜に女房が車でパジャマなど入院セットを運んでくれました。

今日は朝から1日かけて車椅子に乗って検査づくしです。

翌日には臨時の血液透析をすることになりました。

「Hb(ヘモグロビン濃度)も8.20と過去最高の貧血です。BUN(尿素窒素)も108.05と尿毒症の危険状態です。とにかくこの状態をまず回復すること。その後血液透析の準備に入ります」

主治医がベットで運ばれた私に手術室で説明をしてくれます。

「今後のスケジュールはどうなるんですか?」

「まず数値を落ち着かせてからシャント手術の検査に出かけてもらいます。検査でOKが出たら内容により日帰り手術も可能です。それから再度こちらに10日ほど入院をして血液透析の開始です。それと膀胱がんの再発は認められませんでしたよ」

昼から足からの血液透析が開始しました。

「どうですか?」

女医が回ってくれて聞きます。

「不思議にすっきりしました」

「クレアチニンが4.80まで落ちました。これで状態は回復しましたが、あくまでも一時的なものです。これはシャント手術のクリニックですが、こちらから資料を送っておきますので落ち着いたら予約を入れてください」

ベットの横に女房が文庫本や携帯を並べてくれています。

そう言えば3日間携帯を見ていません。

相棒の部長から着信が3回、農業訓練の校長から留守電が1件、古民家の彼女からもメールが1件。

「最後の農業実習でしたがお休みでしたね。明日から小豆島に渡ります」

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