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第225話なすり合い

シニアNPOのスポーツシューズアンケートが30名で開始しました。

隣の一人IT社長は調査票を納品して25万のソフト開発費を受けとり集計作業も受けることになりました。

事務長のグループはフェイスブックの募集をしましたが、シニアの興味もなく助成金もでないので5人しか集まりません。

70歳の部長が理事長の病院に見舞いがてら今後の方向の話に行きました。

夜には久しぶりに居酒屋で相棒の部長と会います。

「2日前に経理課長と会いましたよ」

「いよいよ辞めるらしいね?」

「孫ができてウキウキでしたが、国税に呼び出されてビビりまくっているんですわ。国税の担当官に本社で一番古い幹部社員として脱税疑惑をかけられているようです」

「社長が税務は彼にすべて任せていると担当官に言ったらしいね?」

「いつものことですわ。今回はホテルだけでなく全体の調査らしいです。それで退職願を出したのですがねえ、例のごとく社長は話をせず総務部長が退職金なし、懲戒解雇を伝えてきた」

「それはやりすぎだなあ。それに総務部長と経理課長は仲間じゃなかったのか?」

「彼奴は都合のいいところに付きますよ。今回は財務総括の専務と組んでいます。脱税の実行犯は専務ですわ。この際課長に押し付けてしまいたいらしい」

「相変わらず怖い会社ですね」

「それで専務に国税に課長は係ってないと言ってほしいようです」

「都合のいい話ねすね」

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