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第121話ハローワーク

女房に懲戒解雇の件を話しますが、「病気に専念することができるよ」と笑っています。

私は若い頃から転職はしてきましたが、懲戒解雇は想像できません。

給料日だから通帳の入金確認しましたが入ってきていません。

それで何度も社長の携帯に電話入れますが、留守電になっていて出てきません。

スーツを着て10時過ぎにハロワークへ出かけました。

受付で説明をすると別の席に案内されました。

「離職票は?」

「自己都合の書面を提出が条件で給与も離職票も貰えていません」

「どちらにしても会社と話をして離職票を出してもら分ければこちらの雇用保険の作業はできませんね」

これではらちがあきません。

ポケットにはまだ障害手当の書類一式が残されたままです。

次には労基局を考えていましたが、気持ちが萎えて足が進みません。

近くの公園のベンチに座り込んで、何度か社長の携帯に電話を入れますがやはり繋がりません。

それで相棒の部長にも連絡を入れますが出てきません。

これが会社人間の孤立と言うものだと思いました。

日が暮れてきて最後にホテルの社長の携帯を呼び出します。

「ああ専務だな。どうも髭の専務は社長から拒絶されて私に泣き込んできたよ。元専務派が今日不動産部長とホテルの事務所に凱旋してきたらしい。これから?」

「まだ頭の中が整理ができていません」

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