第115話不正の根源
女房にセカンドオピニオンを受けた話をしました。
仕事についても早い時期にけじめをつけると決めました。
単に今のホテルの売り上げ向上ならストレスはたまらないのですが…。
裁判の今後の交渉について本社の社長に直接電話を入れましたが繋がりません。
今日は昼から社長と合流して問題のホテルに訪問しました。
「専務は?」
ホテルの社長が尋ねますが、副支配人が朝から髭の専務は来ていないとのことです。
今日は相棒の部長は連れてきていません。
彼も知れば情報を漏らさないといけないかと・・・妙な気兼ねをしています。
「このホテルは?」
「元々私が直接見ていたのですが、半年前に使い込みがあって髭の専務の担当になりました」
「それを調べましたが、返済はされておらず今もここの副支配人をしてるそうですが?」
「ここは副支配人がいないと運営できないのです。それと彼は給料から毎月5万支払いを続けています」
「ではそのお金は?」
「髭の専務が直接受け取っています」
「それと事務の女性からここ半年毎月機械と100万合わないそうですが?」
「それも髭の専務です」
「なぜ放置するのですか?」
「何とかしたいと動いた時期もありますが、すべて金で抱き込んでしまうのです。彼が本社に出入りしているそうです気を付けてください」




