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『鑑定!なのかも~!』


 金髪幼女の使った鑑定眼には、ただの柄になった元聖剣の上に『聖剣』の文字が見えていた。


『だ、大丈夫、聖剣ゲット扱いなのかも~!』


「た、助かった~」


 ほっと一息吐いたのも束の間。


 突然発生した竜巻に、2人は錐揉み状に飛ばされ地面に激突する。


 ただの人間のツァベナには、大ダメージだ。


「……な!?」


「時間制限式の能力、ですね?

 面倒臭そうなので、死んでもらいますよ」


 フゥが、冷たく言い放った。

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