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「四天王の一人、『風のフゥ』、お前に聞きたいことがある」


「なんでしょう?」


 ツァベナに聞きたいことは、特に無かった。

 単に、次の21話にするための時間稼ぎである。


「この調子だと、四天王は『風』『林』『火』『山』の4人……なんだな?」


「フフフ……貴方程度の実力ならば(・・・・・・・・・・)、その4人が四天王になりますね」


 四天王の言い方に、少年は違和感を覚えた。


「どういう意味だ?」


「フフフ……特別に教え

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