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「これは失礼。

 私は魔王軍四天王『風林火山』の一人、『風のフゥ』です」


 自己紹介する四天王を前に、2人はコソコソ話し始めた。


「おいニッケルちゃん!

 四天王、出てきたぞ?

 倒してもいいのか?」


『聖剣を取る前だから、もちろんダメなのかも~!


 でも多分、これは”超強い奴に一回倒されて3日3晩死に掛けるけど助かる”系のイベントなのかも~!』


「3日3晩寝たら、小説終わるよ!」


 少年は覚悟を決めると、四天王に話しかけた。

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