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「『ウワアアァァアア!』」


 瓦礫の山に向かって、2人は悲鳴を上げた。


「ちょ、聖剣大丈夫か!?」


『聖剣は勇者が持つことで力を発揮するのかも~!

 これじゃあ木端微塵なのかも~!』


「い、いや、そもそも俺って最強無敵だよな?

 聖剣なしで、四天王や魔王倒せそうぜ?」


 ここに来て少年は、漸くその方法を思い付いた。

 しかし。


『だ、ダメなのかも~!

 ちゃんと順番よくフラグ回収しないと、クリアにならないのかも~!』


 ダメだった。

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