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第2話 セリカの鍛錬な一日

他の人の小説読んでいたら……書く方がおろそかになってしまった。

少し遅れましたが更新です。



※この話のタイトルを変更しました。


第2話 セリカの堅実な一日

   ↓

第2話 セリカの鍛錬な一日

 私の朝は早いらしい。

 一度皆を起した事があるのだけど……。

 


 師匠を起したら……。


「今何時だとおもってるんだ!?」


 と凄く怒られた。


 マユちゃんを起したら……。


「むにゃむにゃ……まだ夜です……おやすみなさい」


 と寝ぼけて起きてくれなかった。


 シーナを起そうとしたら……。

 彼女は部屋に居なかった。

 このごろ食事の時以外殆どあってない気がする。

 これじゃあ訓練相手をしてもらえないよ!


 レナ様を起しにいったら……。


「どうしたんですか? こんな夜更けに」

「みんなが朝遅いから起してあげてるんだよ!」


 う~ん、レナ様があきれた顔をしてる気がする何でだろう?


「…………」

「?」

「皆さんは予定があるでしょうし、頼まれたのでなければ起さない方がいいと思いますよ」


 予定か~それじゃあしょうがないよね。


「そうなんだ~。あ、そういえばレナ様は私より早いよね」

「わたくしは、ずっとミルファの看病で起きているので……」


 ミルファちゃんのベッドを見てみるけど、起きる気配がない。

 レナ様も心配してるし早く起きるといいよね。


「そうなんだ~ミルファちゃん早くよくなるといいよね」

「ありがとうございますセリカさん」

「ルナちゃんもそういう時はあせらずじっくり回復を待つのがいいって言ってたしね」


 ルナちゃんが治療する時に言ってたんだよね。

 怪我とか呪いとか治療しても意識が戻らない時は待つしかないって。

 ミルファちゃんも呪いが掛かってる様子も無いし、師匠も回復魔法かけてたしね。


「ルナさんですか?」

「私の友達の聖女さんだよ!」


 そういえば、ルナちゃん元気してるかな?

 教会から追い出されたときに挨拶できなかったからな~心配してるだろうな~。

 今度手紙でもだそうかな~。


「まさか、ルナリア様の事ですか!?」


 なんか凄く驚いた顔をしてる。

 ルナちゃんはルナちゃんだよね?

 なんでだろう?


「そうそう。まあ何かあったらルナちゃんに頼みに行ってあげるよ」

「お願いできるのですか!? 本当に、よろしくお願いします」


 何か凄く丁寧にお願いされてしまったよ。

 友達にお願いしに行くだけなのに。


「わかったよ~。でも師匠に頼んだら何とかしてくれると思うけどね~」

「クロさんって……聖女様よりも……」


 レナ様も言ってたし、その時今度から起すのはやめておこうと決めたんだよ。



「早寝早起きは大切なのにな」


 よし着替えも終わったし、今日も朝の訓練いってみよ~。

 まずは準備体操だよ!

 夜寝てる間に固まった体をほぐすんだよ!

 いっち、に、さん、し……。


 ほぐれてきた所で、ランニング。

 朝日が昇ってくるまでに体をあっためないとだよ。


 明るくなってきたら、素振りとスキルの練習。

 とにかく鍛錬あるのみだよ!


 時間を忘れて訓練してると、


「セリカさん~ご飯ですよ~」


 とのマユさんの呼び声が聞こえる。

 もうそんな時間なのか。

 水を浴びて汗を落としてからご飯を食べに行く。



 タオルで髪の毛を拭きながらミルファさんの部屋に入と、シーナ以外の皆が揃っていた。

 師匠が眠たそうに目をこすりながら、「おはよ~」と挨拶してくる。


「おはようございます師匠」


 あとは、マユちゃんとレナ様だ。


「おはよ~マユちゃん、レナ様」

「おはよ~」

「おはようございます」


 なんかレナ様は今にも眠りそうだ。昨日は徹夜で看病してたんだろうな、やっぱり徹夜ってつらいよね。

 あと、眠り続けてるミルファちゃんに「おはよ~」と挨拶して、食事を取る。



 ご飯の後は、鍛錬だよ!

 相手のシーナを探してみるけど、何処にもいない。

 

「う~今日もまた逃げられたよ!」


 しょうがないから、素振りとスキルの練習。

 ダンジョンとかでモンスターと戦いたいけど、「今は国とトラブル起しててやめてくれ」って師匠に言われているからあきらめる。

 

 師匠に相手してもらいに頼みにいくけど、今の師匠は忙しそうだ。

 「設備が~」とか「素材が~」とかうなってる。

 う~ん、アイテム作成の事はさっぱりわからないから手伝う事も出来ないよ。

 また今度師匠と訓練ついでにアイテム探しに行こう。

 それだったら、少しは手伝えるかもしれないよね。



 そのまま、お昼の時間まで訓練してお昼を食べた後、師匠と雑談混じりに、相手を頼む。


「師匠! 相手になってください!」

「また今度な!」


 いつもどおりはぐらかされた。


「それじゃあ、ゴーレムの強いの作ってください」

「う~ん、素材がな~あとAIが……」


 良くわからないけど、すぐには出来そうにないよ。

 そんな感じで師匠と話を続ける。

 どんな素材が足りないだとか、どんなモンスターが生息してるだとか、色々師匠と話をする。

 知らないモンスターとかの名前が一杯でる。

 う~ん、一度戦ってみたいなでも何処に生息してるんだろう?

 他にも職業の話やスキルなどの話をしながら、いい機会なので聞いてみる。


「師匠、【ロードナイト】になる方法知りませんか?」

「ああ、一応知ってるぞ」


 流石師匠です。知ってるんですね。

 

「あ、すまん。マユさんに頼まれてたこと思い出した」


 なんか突然師匠が顔色を変えてる。

 大事な用事を忘れてたんだね。


「そうですか、じゃあ私も訓練に戻ります」

「おう、がんばれ」


 師匠はほっとした感じで工房の方に向かう。去り際、応援の言葉を残して。


「はい」


 さて、訓練の続きをしよう。



 そして、日が暮れて、夕飯を取った後お風呂に入る。

 今日は、マユちゃんと一緒だ。


「ふ~。家にお風呂があるのはいいよね~。疲れが取れるよ~」

「そうですね~クロさんの魔法のおかげですね~」


 お風呂は、水を貯めるのもお湯を沸かすのもすべて師匠の魔法だったりする。

 あんなに簡単にお風呂が準備できるなら、今度時間があったら魔法を習ってみよう。


 

 そんなこんなで一日が終わる。

 他の皆は結構遅くまで起きてるけど、私は早寝だ。

 早寝早起きは強くなる秘訣なんだよ!

 おやすみなさい。


 ………………。

 …………。

 ……。 


「あああああああああああああああああーーー」


 その時になって、気がついた。

 師匠、【ロードナイト】になる方法知ってるとか言ってなかった!?

 慌てて師匠の元に走る。


「師匠、師匠、師匠、【ロードナイト】になる方法知ってるって本当ですか!?」

「あ……ああ……」


 師匠が少し引いてる気がするけど今はそんなことは気にしていられない。


「今すぐ教えてください」

「だ……だけど……」

「お願いします師匠!」


 師匠はしぶしぶと言う感じで【ロードナイト】になる方法を教えてくれた。

 ただ、師匠の前に居た場所だと出来たけど、ここでは出来ないらしい。

 たしかに、転職なんてはじめて聞いた。

 昇格以外にも職業を変える方法があったんだ!

 他のみんなも興味深そうにその話を聞いていたけど、みんな転職については知らないみたいだった。

 うう、転職が出来れば【ロードナイト】になれるのに……。

 落ち込んでいた私に止めをさすように、


「まあどっちにしても、まずは【聖騎士】をマスターしないとな」


 師匠がそんな事を言ってきた。

 職業のマスターってそんなに簡単に出来ないよ!

 それにどうやら、【闇騎士】なんかの職業のマスターも必要とか。

 【ロードナイト】への道は険しいよ!

 でも、師匠のおかげでなる方法が解かったのは一歩前進だよ!

 明日からは【聖騎士】と【闇騎士】のマスターと転職の方法を探すよ!



 夜布団に入ったけど全然寝られない。

 【ロードナイト】への道が進んだんだよ!

 明日から【聖騎士】マスターの為に特訓だよ!

 いつもよりも早く起きるんだよ!



 そして、次の日私は盛大に寝坊した。

 うう、明日はちゃんと起きるぞ!

次の話は他のヒロイン視点の話を続ける予定です。

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