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異世界に飛ばされた俺は奴隷調教師になっていた  作者: 七瀬 優
第21章 ついにマスター!
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第6話 魔法少女の漂流生活10(?)日目 「この生活は何時まで続くのでしょうか?」

更新が大分遅れました。


今日は、海で遭難中の魔法少女のお話です。

結構短めです。

 漂流生活10(?)日目。

 今日、漂流生活に新しい仲間が出来ました。




 漂流生活10(?)日目の朝。


 3日前に、島に落ちてた石ころで日にちを数え始めました。

 やる事が殆どなく、暇をつぶす日々でひたすら横になって寝ているか、海を眺めていたので時間感覚があいまいなのです。

 それではまずいので、日にちを数え始めたのです!

 たぶん、数え始める前は1週間ぐらいだと思います。

 つまり、10日目ぐらいです!

 


 そんな漂流生活も、最初に比べてずいぶん快適になりました。


 衣食住のうち、食……食糧は、最初から問題ありません。

 木には美味しい果実が……この頃少し飽きてきましたが……沢山実っていたので飢える事はありませんでした。

 また、島の周りは海なので、お魚釣りも出来ます。5回に2回ほどお魚に釣られて海に引きずりこまれますが……残り3回は坊主です……あれ? 偶にはつれるハズなのに一匹もつれない計算に……。

 変身して鳥を狩るのは、この頃は自重しています。お魚釣りで海に落ちると変身しないと戻ってこれないからです。1度、変身を使った後で死にそうになりました……。

 あとあと、島を色々探索してみると、清水が沸いているのを見つけました。ちょろちょろって感じですごく少ないですが、近くの石にあったコケや周りに生えてる草などを見ると飲める水で助かりました。

 そして、島に生えてる草は何故か木と同じように成長がすごく早いので、むしって乾燥させれば燃料になります。暖かい食べ物……お魚の塩焼きや鳥さんの塩焼きなんかが食べられます。

 木の果実の塩焼きは……は……忘れます……あれは……。



 次に住は、テントもどき。

 しばらく過ごすことになりそうだと言う事で、島の中央に生えた大きな木の根元に作ったテントもどきです。

 持っていた魔物の毛皮や布をつないで大きなシートを作り、木と地面に固定しただけの簡単なものなんですが……。

 中には木の葉や草を使ってベッドもあって一応は問題ありません。

 ですが、布のお布団が、恋しいです……。



 問題は、衣……服でした。

 洗濯するだけの水もありません。海水で洗濯するわけにはいきませんし……。

 かといって新しく作るにも素材がありません。

 葉っぱで作った服……大事な所を隠しただけの……は、服とは言いません!

 なので、すごく困っていました。

 ずっと同じ服を着たままで水浴びすらしていないのです!

 海で水浴びをしたら……海水でべたべたになって少し気持ち悪かったですし……体を洗わないのと海水でべたべたになるの……どちらが良かったんでしょうか?

 ですが、そんな問題もひょんな事からか解決しました。

 前日、お魚の血で服を汚してしまっていたのですが、一度変身したら汚れが取れていたのです!

 よくよく思い返してみると変身のあとは、体の汚れも取れていたような気がします。

 女の子としてはどうかとは思いますが、変身すれば、体も服も洗わなくていいのです!

 女の子としては……非常時と言う事で気にしない事にしました。



 そんな漂流生活に適応し始めた今日の朝です。

 朝食の果実をとっているところで、海の方からふらふらと飛んでくる鳥を見つけました。

 力なく、いまにも落ちそうだったのですが、なんとか島にたどり着き倒れこんでいます。


 今日は朝から焼き鳥です!


 その時、私はそう喜んで急いで鳥を回収しに行きました。

 直ぐに鳥を手にしてテントモドキにまで戻ってきます。


 そして、その鳥にナイフで捌いて料理を始めようとした時です!


 その鳥さんがつぶらな瞳で訴えかけるのです!

 

 ――お願い、食べないで!――


 そんな風に訴えかけるのです。


 それでも、ナイフを振り下ろそうとして……。

 振り下ろそうとして……。


 ――お願い――


 そのつぶらな瞳が……訴えかけるのです……。


 …………。

 

 …………。


 ダメでした……。

 そのつぶらな瞳は反則です!





 結局、その鳥さんにも果実を分けてあげる事にしました。

 すると直ぐに元気になりました。

 やっぱりこの果実には何か回復効果があるのでしょう。


「キュ~キュ~」


 朝ごはんを食べ終わった後、直ぐにどこかに飛んでいくかと思ったのですが、私の右肩に乗ったままうれしそうに鳴いています。

 う~ん。この子どうしましょう?


 よく見ると、どうやら鳥の子供っぽい感じで何時も食べてる鳥よりも大分小さいです。

 

 …………もしかして……私がこの子の親を食べてしまったんでしょうか!?


 ふとそう思い、5分ほど悩みましたが、そんな事を考えていてはご飯が食べれなくなってしまいます。

 気にしない事にしましょう。



 

 そんな感じで、なつかれたのか、一日中一緒に過ごしました。

 ご飯も一緒です!

 

「これから、一緒にこの島でがんばっていきますか?」


 ふと食後に尋ねると、


「キュー! キュー!」


 とうれしそうに鳴くので。

 私はこの子に名前をつけてあげる事にしました。

 ずっと鳥さんじゃかわいそうです。

 う~ん、鳥さんを良く見ます。

 なんだか、鷹の子供のように小さくても立派な爪を見て……。


「タカちゃん! は、どうでしょう?」


「キュー! キュー!」


 どうやらタカちゃんも喜んでくれたようです。

 これからは、タカちゃんと一緒にこの島でがんばっていきましょう!

次は、やっとセリカ達で死者の都に出発です。




※タカちゃん

実は、鳥の子供ではなくベビーイーグルというモンスターの子供だったり……。

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