第一回 クロちゃんに聞こう!
今日2度目の更新は、装備品の設定の説明なんかをしようと思います。
ティナ「マユちゃん、マユちゃん、こっち、こっち」
マユ「ティナさん、私はクロさんに話を聞きに来ただけなのですが……」
ティナ「大丈夫、大丈夫! 話を聞くためだから。はいこれマイク。二人で司会進行ね!」
マユ「全然何が何やら、わからないのですが……」
ティナ「じゃあ、早速行くよ~~~今日のゲスト! クロちゃんだ~~~」
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ティナ「あれ? クロちゃ~~ん。どこ~~?」
10分後……。
クロ「何の用なんだ? ティナ。あ、マユさんも」
ティナ「これだよ!」
『第一回 クロちゃんに聞こう!』
クロ「帰っていいか?」
ティナ「ダメだよ! もうコーナは始まってるんだよ!」
クロ「コーナーとか……この『第一回 クロちゃんに聞こう!』って何だよ?」
ティナ「え? こうすると何でも質問に答えてくれるんじゃないの? もしかして、『教えて、クロちゃん先生!』の方が良かった?」
クロ「うん、何となくバカやりだした理由がわかった……」
ティナ「そっか~それじゃあ始めよう~司会進行のティナとマユちゃんです~~~」
マユ「マユです……?」
ティナ「そしてゲストのクロちゃんで~~す」
クロ「さっさと、質問を始めろ。前置きはいいから」
ティナ「解ったよ~~~それじゃあ質問! クロちゃんの作った鉄の剣はなんで皆が欲しがるの? 鉄の剣なんて何処にでもあるよ!」
マユ「それは……」
クロ「解った……詳しく、ジックリ、しっかりと教え込んでやる。ちゃんと聞くんだぞ!」
ティナ「…………う……やっぱりい――」
クロ「ここで特別ゲスト。リーフさんです!」
リーフ「ティナ。貴方が言い出したことでしょう! しっかり勉強しなさい! あと、終わったら少しお話ね」
ティナ「ウンガンバルヨ」
クロ「ありがとうございました」
リーフ「サボってたらお仕置きですからね! それでは、また」
クロ「さて、始める前に、装備品についての説明をするぞ」
ティナ「鉄の剣についてじゃないの!?」
クロ「その説明の為だ! まあ、鉄の剣が好きそうだからそれを例に取るぞ」
ティナ「解ったよ」
クロ「それじゃあ、鉄の剣のステータスを表示させるぞ!」
名前:鉄の剣
分類:武器(片手剣)
品質:普通
攻撃力:10
クロ「こんな感じだ」
マユ「普通の鉄の剣ですね」
ティナ「クロちゃんの作ったのとどう違うの?」
クロ「それじゃあ、俺が作ったのを適当に表示させるぞ」
名前:鉄の剣 + 10
分類:武器(片手剣)
品質:最高
攻撃力:16 + 10
所有者:ティナ
ティナ「おおお~~~なんか凄い!」
クロ「先ずは、名前これは問題ないよな鉄の剣」
ティナ「+10ってあるのは?」
クロ「強化改造して能力UPした値だ」
マユ「改造なんてしてました?」
クロ「鍛冶系の上位の方の職業になると、作成した時点で強化されたものが作れるようになるスキルとかがあるんだよ」
マユ「そうなんですか!?」
クロ「まあ、おまけ程度に考えていた方がいいだろうな」
ティナ「おまけか~お得だね!」
クロ「次は、分類。これは武器で片手剣これは問題ないよな」
マユ「アイテムでも薬とか表示されますよね」
クロ「そうだな」
クロ「次は品質だ。コレが結構厄介だったりする」
マユ「今回の本題ですね」
ティナ「??? どういうこと??」
クロ「まあ、簡単に言うと品質がいいものほど高いんだ」
ティナ「そっか~~~だから高かったんだ~~疑問解決だね~ありがとう~~~~じゃあ――」
クロ「リーフさ――」
ティナ「って冗談だよ! 続きを教えて!」
クロ「まず品質のそれぞれのランクの呼び方だけど……ものによって違う!」
ティナ「普通は普通で、最高は最高じゃないの?」
マユ「薬でも、ものによっては違いますよね。『品質:良い』とか『品質:効き易い』とか……」
クロ「そうだな、ひねくれた奴になると『品質:最高級』とか表示されながら、最低の品質のアイテムとかもあるからな……」
ティナ「それ、間違ってる!」
クロ「まあ、そういうものだから……鑑定の知識が足りない場合は、辞典なんかをみて品質を確かめるようにするのがいいだろうな」
マユ「そうですね。知らないアイテムは何時も調べてます」
ティナ「めんどくさいね~」
クロ「って訳で、共通した品質の表記として俺の居た場所では『品質:+1』とか『品質:-3』とか使ってた」
マユ「どういう意味ですか?」
クロ「普通……ノーマル……デフォルト……言い方が難しいがそういう品質を『品質:0』としてランクが1つ上がると+1、下がると-1だ」
マユ「ああ、普通の品質のものとの比較ですか!」
ティナ「?????」
クロ「うん、ティナは数字が大きいほど品質が良いって覚えておけばいいさ。ちなみに小さい方から……-3、-2、-1、0、+1、+2、+3……って感じで大きくなるからな」
ティナ「解ったよ!」
クロ「で品質の上限は基本的に”±○”になるつまり、最高品質が+3なら最低品質は-3になるって事だな。例外として欠番が出る事はあるけどな」
マユ「薬とかも同じですか?」
クロ「すべてのアイテムは基本的にこの規則に則っている。ただ、最初も言ったけど、欠番の例外はある」
ティナ「欠番ってなに?」
クロ「簡単に言うと、特定の品質にすると、別のアイテムになる物だな。+3で別のアイテムになった場合、そのアイテムは+3以外は欠番。元のアイテムは+3が欠番って感じだ」
ティナ「????」
クロ「例外だから特に気にしなくてもいいさ」
ティナ「うん、解ったよ!」
ティナ「で……品質ってのは何となく解ったんだけど、品質がいいとどうなるの?」
クロ「基本的にそのアイテムの性能があがるな」
マユ「回復アイテムだと回復量が上がったり追加効果がついたりですね」
クロ「そうだな。でも今回は、装備品だけに絞って効果を一覧にしてみた」
品質による変化
能力値:基本的に品質が高いほど大きい。
※最低品質で呪われて能力値だけ高まるとかは一部ある
耐久度:高品質の方が耐久度自体の最大値もたかく、消耗する耐久度も少なくなる。
つまり、高品質の方が壊れにくくなる。
強化改造:品質が良いほど安全上限が高くなる。
武器そのもののランクによって数値は変化する。
特殊能力付与数:特殊能力の付与数の安全上限は品質の『品質:+3』の数値そのものになる。
『品質:-1』などのマイナスの場合はマイナスの数値分『品質:0』に付与されたとして成功率が計算される。
特殊能力に影響:特殊能力によっては、効果が品質に影響されるものがある。
基本的に、品質が高いほど高性能。
クロ「こんな感じだ」
ティナ「いっぱいあるね~~~ところで、特殊能力って何?」
クロ「前に、ティナが拾ってきたアイテムの中に”オーガの玉”ってのがあっただろう?」
ティナ「あったね~シーナちゃんが凄く欲しいっていうから交換してあげたよ!」
クロ「ああいう”○○の玉”ってのを使って付与する能力なんだ。付与できる能力は玉の種類や装備品分類によって変わるな」
ティナ「えええええ~~~そうだったの!? 交換しちゃった……」
マユ「ちなみに”オーガの玉”で付与するとどんな効果だったんですか?」
クロ「確かオーガ種に対して強くなったはずだな。武器はオーガ種に対してのダメージUPで、防具がオーガ種に対する防御力UP。アクセは……忘れた」
ティナ「オーガ相手に無敵になるね!」
クロ「オーガ相手だけなら相当有利に戦えるだろうな」
マユ「では、私も質問です。安全上限って何ですか?」
クロ「強化改造や特殊能力付与を行う時、100%成功する数値の事だ。それ以上も可能だけど、数値を増やしたり、個数を増やしたりするほど確率は落ちていくぞ」
ティナ「失敗するとどうなっちゃうの?」
クロ「最悪はロスト……つまり壊れてゴミになるな」
ティナ「そんなもったいないよ!」
マユ「でも、沢山成功したらそれだけ凄い装備品になりますね」
クロ「まあな……成功すればな……それでどれだけの人間が泣いてるか解らないが……」
クロ「まあ、品質についてはこんな所だな。攻撃力は当然わかるよな。所有者については説明したよな前に……」
ティナ「……う、うん……と、とうぜんだよ!」
クロ「まあ、『所有者の刻印(M)』で設定するやつだ」
ティナ「あ、なんかあった気がする!」
クロ「後説明が必要なのは……」
マユ「属性とかと特殊能力付与との関係を教えてください」
クロ「ああ、そういえばその辺がまだだったな。属性ってのは作成時に専用の素材を混ぜて武器そのものに持たせるものだから、特殊能力付与とは別物だな」
マユ「では、特殊能力付与ではつけられないと?」
クロ「そういう能力の玉があれば可能かもしれないが、その場合は付与枠を1つ使うな」
マユ「そういうことですか」
クロ「ついてに言うと、装備品に元々特殊能力がついているものは、これも付与枠とは別口だな」
ティナ「キラーンってやると魔法が出る武器とかって、どうやって作るの?」
クロ「それは別途、魔法付与だな。マユさんの得意分野だ」
マユ「でも、マジックアイテムはよっぽどの素材を使わない限り基本使い捨てになりますよ」
クロ「そう、装備品に付与してもそれは変わらないから、使い捨ての武器になるぞ」
ティナ「それじゃあ、もったいないよ~」
クロ「だから、基本魔法の付与はしないな。回数制限無制限でチャージして使えるようなマジックアイテムもあるが、装備品でそうなると……素材の関係で難しい事になる」
マユ「マジックアイテムにするのでも凄く貴重な素材が必要ですからね。その上武器にもという条件がつくと殆どなくなりそうですね……」
クロ「相当な無茶をしないとダメだろうな」
ティナ「ピカーって光る剣ほしかったのにな……」
クロ「光るだけなら神聖属性とかの付与で出来るんじゃないか?」
ティナ「本当!? 作って」
クロ「材料が無いから無理だ」
ティナ「ショボーン」
クロ「う~ん、説明としてはこんな感じか? 何か質問はあるか?」
ティナ「う~ん、う~ん」
マユ「高品質の物を作ったり、強化改造や特殊能力付与の確率を上げる方法とかは無いのですか?」
クロ「作成に関する熟練度……鍛冶なら鍛冶の熟練度だなを上げる事だな。あとは生産職の上位にはそういうのに補正のある職業やマスタースキルをもってたりもするな」
マユ「そうですか……」
ティナ「あ、忘れてたよ! 『クロちゃんの作った鉄の剣はなんで皆が欲しがるの? 鉄の剣なんて何処にでもあるよ!』っての答えを聞いてない!」
クロ「…………」
マユ「…………」
ティナ「????」
クロ「リーフさん~~~~後よろしく~~~」
リーフ「ティナ、この後は、ミッチリと勉強しましょうね」
ティナ「え? え? え? なんで~~? どうして~~~!! 助けてよ~。 クロちゃん! マユちゃ~~~~~ん」
マユ「ティナさんも連れて行かれてしまいましたし。聞きたいことも聞けましたので今回はここで終了です。ありがとうございました」
クロ「何やってるんだ? マユさん」
マユ「一応、ティナさんがやり掛けてたので終わらせておいた方が良いかと……」
クロ「たしかにそうだな……」
マユ「では~~~~また~~~」
クロ「またとかは、いらない!」
マユ「確かにそうでしたね……」
リーフ「ティナ、解りましたか!」
ティナ「解りました!」
リーフ「では説明してみなさい!」
ティナ「え……えっと……え~~~~う~~~」
リーフ「最初からやり直しですね」
ティナ「ええええええ~~~そんな~~~~」
リーフ「今回は時間がたっぷり有りますから、1日で2日でもジックリ付き合いますよ」
ティナ「!? た、たすけて~~~~~だれか~~~~」




