入れられた!?
「じゃあまず体験として入ってもらいましょー」
勝手に話を進めていく先生。
私は残念ながら語気を荒らげて逃げ出すことが出来なくなったらしい。
「咲月さんはね……新聞づくりが良くないですか?」
「あー確かに」
同意する岳。
なぜこうイメージが付けられているのだろう??
私ナ・ニ・カ、したっけ???
「給食のことを調べた新聞とか良さそうだよねー!」
隣ではしゃいでいる梨里は見なかったことにして。
「んじゃこの紙に給食のことを書いておけばオーケーだから。じゃあ七花が得意そうだし任せた」
「は?丸投げする!?」
岳もメンバーなら丸投げしないでくれませんか!
「俺らは先生が考えたもう一つの活動内容やるからごめん」
「もう一つの活動内容?」
首を傾げる私に構わず岳は紙を渡してくる。
だからなー。
「あ、でもちょくっと見に来るよ。一応?仲間だし?」
「……分かった」
変なことマジで言わないでほしい。
今のでつっかえそうになったじゃん!仲間だし?とかさ……。
そんなこんなで岳、雄治、安則、三人組と先生は教室からどこかへ移動した。
残っているのはこの人……。
「きゃー!七花いいじゃん!じゃ、早速新聞書いちゃおうよ♪」
だからそれが大変だっつうの!





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