釣るため…!?
べ、別に乗っているわけではないからね!
わ、私は少しだけ気になって見ているだけなの!
べ、別に入りたいなんて思ってないからな!
とか今話しかけられたらツンデレセリフでも吐きそうな状況。
本当に少しだけ……ほんの少しだけ気になって後ろの黒板を覗き込んでしまっている私。
意外と色んな人が気になってクラスメイトほぼ全員が見ているのでドサクサに紛れて見ています。
ばれませんように……。
そこには岳の相変わらず斜めった字が並んでいるが、好奇心に負けてその字させも読んでしまった。
『活動内容
○一週間に一回特別に給食中他のクラスを回ってパフォーマンスを見せる
○放送にゲストとして出ることも
○後は真面目に給食の良さを伝える新聞を書く
○他は、後ほど考えていく』
1番目却下。
2番目も却下。
3番目も……却下しておこう。
もう分かったのでそのまま去ろうとした刹那。
「あれ、七花入らないの?」
ビクッとして振り返った。
嫌な予感がしたが振り返ってしまった。
ってやっぱお前かーーー!
「は、入らないよ!」
ってどもったじゃん!
恥ずかしいわー。
「へー七花って頭いいから新聞とか得意かなーと思ったんだけど」
その顔でそんな事言うな!岳!
一言余計なのは言ってるよ……頭いいからとか……お前のほうが馬鹿じゃないの!?
私は学力平均より少し上なだけで、他にも頭いい人はたくさんいるし!
それに褒められたみたいに思っちゃうし……。
は、もしかして私を釣るために褒めたのか!
こんな活動内容だしたのか!?
なら断ってやるー!
「入らないわ!」





ビューティーフラワーズ
