沢宮仕切る!?
「っていうわけで七花。おねがいしま──」
「却下!!」
雄治が言い終わる前に断ってやる。
何が何でも断ります!キリッと言ってやる!
「えー入りなよぉ」
いや、梨里余計なこと言わなくていいから。
あんな芝居ぎみたことやりたくないわ。
「女子が給食レンジャーズに入れば!イメージも変わって!それと!頭がいい人が入れば!」
「だから押し付けるなーっーの!」
あっちの利益しかないことやるか!
「えー七花っていつも積極的にやるタイプでしょ?」
「それとこれは別!あんな片手伸ばしたりとかしたくないんだよ!」
「いや、他にも活動があるから……」
「何の活動?」
「……──」
また黙るんかいッ!
ちゃんと計画してこい、1号!
「あー雄治ー!バレーボールしよー」
そこへ、男子軍団が雄治を引っ張っていく。
「え……待てよ!今大事な話ししてるん──」
「何の話?」
一人の男子が割り込んできた。
「給食レンジャーズの……」
「あ〜あー!」
納得したかのようにその男子がうなずいた。
「七花入れるつもりなのか」
「いや、入らないッ!まず何の活動するか分からないし!」
そこも念には念を入れて断っておこう。
「じゃあ、活動作ればいいね」
その男子がフッと笑う。
……??
ってこいつ沢宮岳……給食レンジャーズ2号だということを忘れていた……。





ビューティーフラワーズ
