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固有スキルの練習を!!

 ユウトとテュポンは平原から歩いて少ししたところで休憩をしていた。


「ふぅ~ん♪ふぅ~ん♪」

「キュ~イ♪キュ~イ♪」


 ユウトは少し無理やり元気を出しながらもテュポンとじゃれあっていた。

 何故無理やりかと言うと……まぁ、今日1日色々あって疲れている事や、まだ見えない町への不安も少しずつ溜まってきている。

 それに……


「ここから森になっているのも少し心配だな」


 そう、ユウトとテュポンは森の手前で休憩していたのだ。

 森の中に入ると平原程周りを見渡す事が出来なくなり、いつモンスターに襲われるかわからない。だからユウト達は少し休憩をしてから行くことにしたのだ。


「やっぱり森にはモンスターとかがいるよな?」


 知っているかどうかは知らないがテュポンに尋ねる。 

 だいたい俺のMPから作られたテュポンがそんな事知ってんのか? と言うかMPを代償にしてはいるけどこのスキルって無から生物を作っているんだよな。……さすが勇者特権の魔法だわ。っと、話が逸れたわ。結局知ってんのかね?


「キュイ?」


 首を左右に振っている。


「やっぱり分からないのか。……まぁ、どのみち行かないといけないんだけどなぁ。

 っと、その前に固有スキルを使って感覚を確かめておくか」


 ……今さらだけどこの世界ってゲームみたいだよなぁ……ホント今さらだけど。

 元の世界より楽しめるかな? まぁ、俺次第か。


「さて! やるか! って、どうやってやるんだ?」


 今まではスキルの名前を唱えれば発動出来たけど今回のスキルは特殊だからな。とりあえず唱えてみるか。


「【固有スキル:配下能力拝借】を発動!!」



  『拝借コピーする能力を選んでください』

 固有魔法:竜魔法Lv.1×

 スキル:引っ掻きLv.1○ 飛行×



 俺は突然の声とホログラムに驚き、少し見いってしまう。


「……固有魔法まで使えるのか。それとこの○×は今使える能力かどうかだよな」

「よし、【引っ掻きLv.1】を拝借コピーっと!」


 ピロンッ!


  『【引っ掻きLv.1】を拝借コピーしました。スキル覧に追加しました。スキルを使用する場合はスキル名を言   うか、頭の中でそのスキルをイメージすれば発動出来ます。』


 ご親切な説明どうも。でも今は待ってくれ。予想外の内容に俺は戸惑っているんだから。


 え? 何? スキル頭の中でイメージすれば使えるの? このスキルって俺のスキル覧に追加されるの? てっきり使えるだけかと思ってた。


「と、とりあえずステータスを見よう」



  ユウト・カノ 16才 Lv.1 追い出された勇者(笑)


 HP/100 MP/30


 魔法:無属性魔法Lv.1

   モンスター召喚

 固有スキル:配下能力拝借Lv.1

 スキル:鑑定Lv.1

 拝借コピースキル:引っ掻きLv.1○



拝借コピースキルって覧が増えてるし」


 このスキルって使わない時は×になるのか? まぁ、今はどうでもいいか。それより試してみるか!


 ユウトは周囲を見渡し誰にも見られてないかをチェックする。


「よし、大丈夫そうだな」

「キュイ!」


 しかし引っ掻きって言っても俺そんなに爪長くないけど、どうなるんだ?


「ま、やるか。【引っ掻き】!!」


 そう、スキル名を唱えると体が勝手に前へ行き、木へと勢いよく腕を振るった。

 そうすると木には3つの爪で傷付いたような後が付いた。


「……こりゃあすごいわ。勝手に体は動くは素手じゃあ傷付けられない木を傷付けるわで、この世界ってホントファンタジーだな。でもこれなら問題なく戦えるわ」

「キュイ♪」


 これでまぁ、少しの攻撃手段のお蔭で少しは安全に森を抜ける事が出来るだろう。


「オッサンの話じゃあ夜には着くって言ってたから急ごうかテュポン」

「キュイ!!」


 ユウト達は慎重に森に入って行ったのだった。

総合評価よろしくお願いします!!

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