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ベビードラゴンとの触れ合い

 俺が我にかえったのは少し時間がたった後だった。


「…………」


 は? さっきの声は何ぞや?

 というかこの目の前にあるちっちゃなドラゴンが写った画面は何ぞや?


「ふぅ、一回落ち着いて状況を整理しよう」


 と言うか、俺今日1日で整理し過ぎじゃね? ……まぁ整理しないとやっていけないんだけどね。

 

 え~と、まず画面をタップしたら激しく光って、光が収まったと思ったら画面にちっちゃなドラゴンが写っていて、更に【配下能力拝借】って言う固有スキルと無属性魔法の【モンスター召喚】を覚えた? んだったよな。


「え~と、とりあえず説明文を見てみますか。……ベビードラゴンは一旦置いておこう」


 説明文を見るためにステータスを出しますか。


「ステータスっと! ……それと文字を長押しして説明文っと」


 まずはモンスター召喚にするか。……俺って好物は最後に取っておく派だから。



  モンスター召喚


 一度倒した事のあるモンスターをMPを材料に作り出して召喚出来ちゃう! しかも一回召喚したモンスターはMPに戻す事も出来ちゃう! 凄い魔法だね!



「……最後の方の感想はいらねーだろ!」


 はぁ、次は配下能力拝借を見てみますか。



  配下能力拝借


 配下のスキルや特性などを使う事が出来るよ! 同時に使えるのは今のレベルではまだ1個だけどレベルが上がれば使える数も増えるから!


「ふぅ、とりあえず2つとも使えるヤツだな。……後はベビードラゴンだな」



  ベビードラゴン ★★★★ Lv.1


 HP/70MP70

 固有魔法:竜魔法Lv.1

 スキル:引っ掻きLv.1 飛行


 召喚:MP25 ???:MP?? ???:MP??……

 ユウトのモンスター



「これがベビードラゴンのステータスか。……で、この召喚ってのがさっきの魔法の能力か。

 それとコイツ何気に固有魔法持ってるな。」


 ちょっと召喚してみるか!って言いたい所だけどさっき魔法使ってMPが減ったから使えるかどうか?


「ちょいと見てみるか。【ステータス】」



  ユウト・カノ 16才 Lv.1 追い出された勇者(笑)


 HP/100 MP/50

 

 魔法:無属性魔法Lv.1

モンスター召喚

 固有スキル:配下能力拝借Lv.1

 スキル:鑑定Lv.1



「あの魔法でMPが50も持っていかれたか。……まぁでも召喚には十分足りてるし大丈夫だろ」


 さて、試してみましょうか!


「よし、ベビードラゴン【召喚】!!」


 そう言い終わった瞬間にまた体から力が抜けていく。そして目の前に煙が上がり中からボーリングのボール位の小さなドラゴンが現れた。


「キュイキュイ!!」

「よし! 成功! にしても以外と小さいんだな。ドラゴンの子供だからこんなもんか」


 ベビードラゴンをまじまじと見つめる。オレンジ色の皮膚に小さな翼、そして円らな瞳。そう、まさに遊○王のベビードラゴンそっくりだ。名前も同じだしな。


「将来はサウザンドドラゴンにでもなるのか?」

「キュイ?」

 

 そんな『何言ってんの?』みたいな目で見ないでくれ!! だってベビードラゴンまんまだから仕方ないだろ!!


「ま、そんなことより結構可愛いな。撫でてみよ」


 よしよしと、頭や顎の下、翼を撫でていく。


「キュイ♪キュイ♪」


 ベビードラゴンも気持ち良さそうに身をよじる。


「可愛いヤツめ! ほらほら!」

「キュイ♪」


 撫でている内にユウトもベビードラゴンも笑顔になっていく。


「はは♪ お前のお蔭で不安な気持ちが和らいだよ、ありがとなベビードラゴン」

「?……キュイ♪」


 はは♪ コイツが居ればこの世界でもやっていける気がするな。どうしてだろう? まぁ、いいか


「それより何時までもベビードラゴンじゃあ長いから名前をつけようか」

「キュイ!!」


 ベビードラゴンが嬉しそうに頷く。まったく可愛いヤツだな。


「んー、そうだなぁ……テュポン何てどうだ? 俺達はこの世界で生きていくうえで力が必要だ。だから俺の世界の神話で特に強いと言われているドラゴンの名前をお前につけたい」

「?……キュイ!!」

「気に入ってくれたか?」

「キュイ♪キュイ♪」


 テュポンが俺の頬にすりよってくる。気に入ってくれたようだ。


「それは良かった」


 ユウトもテュポンに答えるように頭を撫でる。


「これからもヨロシクなテュポン」

「キュイ!!」


 テュポンがとびきりの笑顔で答えた。


「よし、それじゃあ町に向かいますか」

「キューイ♪」


 こうしてユウトとテュポンは町へ向かって歩み始めた。

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