始まりの1日(1)
なんとなくで書いていっているので投稿ペースは遅いと思いますが気軽に見ていって下さい。
「ふぅ……そろそろ寝るかぁ」
いつも通りの時間帯にベッドに入り目を瞑る。
はぁ……今日も代わり映えのない1日だったな……。
明日も同じような1日なんだろうなぁ。
つまらないよな……。
そんなことを思い、眠りについた。
深い深い眠りについた。次に目が覚めたときにはもうそのつまらない日常が戻ってこないとは知らずに……。
「うぅ……今何時だ?」
俺は目をつむったまま、ベッドの横にあるスマホへと手をのばす。
あれ? スマホどこだ?
伸ばせど伸ばせどスマホは見つからない。
「スマホ何処だよ……」
俺は重たい瞼を開き、スマホを置いてある方に目を向けた。
「え?……ここどこ?」
目の前に広がるのは大理石の床と全身鎧の集団だった。
……ちょっと落ち着いて考えよう。
よし、先ず何で自分の家で寝た俺が、こんな大理石を使った、いかにも高そうな部屋にいるんだ?
それとこのコスプレの集団はなに? まさかコイツらが俺を誘拐したのか?
ないない。こんな変な集団に誘拐されるような事をした覚えがない。
じゃあなんだ? もしかしてアニメやラノベとかでよくある異世界転移とか?
それこそないな。 じゃあなんだ?
ダメだダメだ、思考がループしている。落ち着いて昨日したことを思い出していこう。そうすれば何か分かるかも知れないしな。
確か昨日は、朝起きて朝食の準備・食事をした後は学校の時間まで、じいちゃんが教えてくれていた武術の練習をして、その後も普通に学校に行って帰って、ラノベやらゲームやらをして寝たよな。
まったく参考にならないな。
そんなことを考えていると……
「勇者様目を覚まされましたか!」
「え……あ、はい」
後ろから急にダンディーな声が聞こえ、振り返るとこれまた全身鎧の顔だけだしたダンディーなオッサンが立っていた。
「目を覚まされて早速ですが付いてきてもらえますか勇者様」
「あの、勇者ってどういうことですか?」
まったく話が見えないんだけど……。それにこのながれだとホントに異世界転移の可能性があるよな。
「その事も付いて来てくだされば分かります」
あぁ、これは逆らっちゃダメなやつだね!コンチクショー!
「分かりました。付いていきます」
「ありがとうございます」
オッサンが歩いていく。
それに俺も付いていく。
これからどうなることやら……




