表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の業(わざ)を背負うもの  作者: ノイカ・G
第2章 その瞳が見つめる未来は
64/106

第2章登場人物紹介(一部ネタバレ有り)

・稲葉家関係


稲葉イナバ 光秀ミツヒデ


 ネフロラジャパン品質管理部で働く男性。両目に何かで引き裂かれたようあ傷痕がある、視覚障害者。失った視力を補う魔法を使えるものの、事情を知られている職場以外で魔法を使うことはなく、家族に話していない。連続女性誘拐事件に妻が巻き込まれたことで、過去に縁のあった如月灯真や国生蛍司らと再会。とある理由から灯真に怨みを抱いており、蛍司の話にも耳を貸そうとはしない。

 魔法登録名『ロウドルォウ コールヴェロ(世界を見渡す目) イーエ』。魔法暴走(ラーズィープランブ)を患っており、周囲の様子がわかりづらい場所で魔法を無意識に使用してしまうことがある。それにより第2級障害認定を受けており、魔法の使用により脳に急激な負荷が常にかかる状態のため急な魔法を使用を繰り返せばその代償として脳の機能が失われる可能性があるとされている。


 

稲葉イナバ 明希アキ

 光秀とは中学校の同級生で仕事熱心なキャリアウーマン。中学の時には別のクラスで面識はなく、行方不明になっていたこと以外知らない。しかし大学で彼と再開し、話をしているうちに視覚障害というハンディを感じさせない彼の真面目さと人柄に惹かれていった。付き合う時の告白もプロポーズも妻の方からしている(光秀が自分と付き合うなどどうかしていると否定したが、結局根負けしている)。他人に厳しくなりがちな彼の心の奥に何らかの後悔があることを察しているが、彼女から光秀にその真相を聞こうとはせず、いつか彼から話してくれるのを待っている。

 帰宅中に何者かに拉致され、一度は光秀と蛍司に救われるも再び入院中の病院から誘拐されてしまう。 



稲葉イナバ マイ

 光秀と明希の娘。4歳。母親の手料理と父親の柔らかいお腹が好き。


上杉ウエスギ 正信マサノブ

 光秀の幼少時代からの親友。一緒に遊んだ帰りに忘れ物をしたといって別れた直後に光秀が行方不明になる。そのせいで責任を感じ、彼が帰還後も顔を合わせるのを避けてきた。光秀の両親が営む店の常連。光秀が明希を救いに行く際には車を運転し同行する。


稲葉イナバ ユタカ

 光秀の父。サバイバルゲーム用品を取り扱う店を営んでいる。店の隣にはシューティングレンジも併設しており、サバイバルゲームのブームが来たおかげでそれなりに繁盛している。元々ライフル競技の選手で、競技用銃のメンテナンス等も請け負っている。界隈では有名なガンスミスであり、本職はこちら。狩猟用の銃も取り扱っている。神奈川県警の三科とは高校の同級生。

 光秀が行方不明になった時には、家出を疑う警察に殴りかかろうとするなど冷静さを失うこともあったが、取り乱す妻を慰めながら半年間独りで捜索を続けていた。両目の視力を失い、かつての明るさをなくした光秀に親として何が出来るかと模索し続けたが、独りでやろうとする彼を見守ることしかできず苦悩する。

 深夜に光秀がうなされていた時、彼の目の色が魔法で変わるところを見ていたが妻と共に胸の内に秘め誰にも話さずにいた。

 


稲葉イナバ 節子セツコ

 光秀の母。夫を支えるためにと店の商品について独学で知識を身につけ、店頭に並んでいる商品の詳細を何も見ずに答えられる。今では常連客が買い物に悩む時、豊ではなく節子に相談するほど。

 光秀が行方不明となり一時は精神を病んでしまっていたが、彼が帰還し少しずつ回復していった。しかし明希が行方不明になった際には、光秀の時のことを思い出し情緒不安定になりかける。



・魔法使い関係者


岩端イワハナ ショウ

 法執行機関(キュージスト)日本支部第2捜査班に所属する捜査員。岩端飛鳥の兄。明希の誘拐に魔法使いが関与している可能性が疑われたため現場に赴いた。如月や国生のことは飛鳥から聞いており、弟が変わりつつあることに恩を感じている。

 爽やかな容姿と灯真ほどではないが線の細い身体で、法執行機関(キュージスト)の捜査員と知って驚かれることも多い。しかし、その実力は第2捜査班最強と噂されるほど(本人はそれを否定している)。

 魔法登録名『?????』



日之宮ヒノミヤ 心一シンイチ

 日本の魔法使いの家系では歴史ある日之宮家の長男。幼少時より日之宮流の武術を学び、その天才的なセンスで高校入学時には師範である父親と互角に渡り合うほどの実力を持っていた。日之宮流の強さを見せつけるべく喧嘩に明け暮れ、警察の厄介になることも日常茶飯事で、三科警部ともそのせいで面識がある。しかし15年前に弟の誠一と共に行方不明となり、半年後に帰還してからはそれまでの覇気はなくなり自暴自棄に陥っていた。

 数年前から再び行方不明となり捜索願が出されていたが、明希を誘拐した犯人を追っていた聖の前に突如現れる。



高見タカミ 幸大コウタ

 陽英病院に勤める医師であり、協会(ネフロラ)の承認を得て魔法を用いた治療を許された専門医。魔法暴走(ラーズィープランブ)を患う光秀や灯真たちの定期検診も担当している。

 大規模災害の折に目覚めた、物体の状態を維持するという魔法を使う。その力によって、当時瓦礫の下敷きになっていた多くの人の治療が間に合ったと言われている。魔法登録名『時を保持する手(エミトォウ エペク ダン)』



レイモンド・E(イークス)・カーター

 故人。自身の家族を殺した者達に魔法を用いて復讐し逮捕された罪人。別名『ローフィネムォン・レゲンベル(4人の復讐者)』。亡くなった4人に代わりに復讐を行う者という意味で本人がそう名乗ったという。

 しかし、亡くなった家族のうち、妻だけはレイモンド本人が魔法を使って殺害している。その理由は治療困難なほどの火傷を追った妻を苦しみから解放してやりたいという思いからであった。

 魔法登録名『スデリト ノプシオ(心毒)』。魂の中に侵入して活動を阻害し、肉体とのつながりを断つ毒。効果を微調整すれば、魂の中にある心の機能を阻害する程度に留められるが、致死量を与えれば魂がゆっくりと肉体から離れ眠ったように相手は息を引き取る。



園村ソノムラ 知冴チサ

 研究帰還(アルヘスク)で働く研究員の女性。仕事に集中し出すと寝るのも惜しんで作業を続けるため、机の上は常に栄養ドリンクの空き瓶が並んでいる。

 紅野幸路より依頼を受け明希の状態について調べていたところ、北米支部から届いた別の情報と合わせ使われた魔法と、その使い方を検証した。

 魔法登録名《ロウドルォウ エッぺ スネル(世界を覗くレンズ)》



岩端(イワハナ 桃矢(トウヤ

 法執行機関(キュージスト)北米支部主任にして第1捜査班の班長。岩端飛鳥や聖の父親。北米で起きていた女性の行方不明事件を調査機関(ヴェストガイン)と共に調べていた。同じ班の捜査員が発見したものの解析を研究帰還(アルヘスク)に依頼していたところ、明希の事件とのつながる。



紅野コウノ 八重ヤエ

 紅野 幸路の祖母。夫は戦争で亡くなっており、現在は幸路と2人で暮らしている。八重も魔法使いであり、幸路は彼女から魔法を教わった。自身の子供ら(幸路の両親)は魔法とは無縁の普通の会社員でそれなりに裕福な生活を送っているが、なぜか八重は質素な生活を送っており息子夫婦とも疎遠となっている。



・一般人


内藤ナイトウ ケン

 市内の交番に勤務する警察官。誘拐された明希の発見現場に応援で駆けつけていた。三科とは面識があり信頼を寄せている。実は、学生時代にも一度三科に助けられており彼のようになりたいと願い警察官になったという。


城戸キド 泰成ヤスナリ

 市の消防職員。指揮隊長を勤めており、三科とは仕事の関係で知った中である。倉庫で発生した火災現場に急行した際、突然やって来た三科からの情報を受け被害者の確認を行う。



・1章からの登場人物


紅野コウノ 幸路ユキミチ

 調査機関(ヴェストガイン)で働く調査員の男性。警察関係者からの依頼を受け、女性の行方不明事件の調査を行なっていた。明希の誘拐未遂事件の現場に赴き、『スデリト ノプシオ(心毒)』が使われた可能性を見出す。

 光秀と口論になった灯真の事情に何か思うところがあるようで……。


国生コクショウ 蛍司ケイジ

 ドルアークロの職員である糸目が特徴的な男性。いつも笑みをたやさない。如月灯真の数少ない友人の一人であり、彼の過去に何があったのかを知っている。仕事の帰りに偶然明希を助けようとする光秀を発見し彼に協力。灯真と光秀の間に何があったのかを知っており、灯真を罵倒する幸路を諫めようとする。 

 登録魔法名「エルドペクス ティフス(爆発する拳)」


如月キサラギ 灯真トウマ

 調査機関ヴェストガインに所属する魔法使い。事件の詳細を聞くために事務所にやってきた光秀と偶然再会したが、過去に色々あって罵声を浴びせられるが……。

 登録魔法名【ドレイス・ゼーファ(盾羽)】


ディーナ

 灯真が保護した自称エルフの女性。出会った時は微量ながら魔力が肉体から常に溢れ出ている状態であり良い状態ではなかったが、ドルアークロでの事件以降その症状は落ち着いている。灯真と共にドルアークロでの訓練に参加し、少しずつ魔力の扱い方を覚えつつある。蛍司から無理をしがちな灯真のストッパーになるよう頼まれており、灯真と常に行動を共にする。


土屋ツチヤ ヒロシ

 調査機関ヴェストガイン日本支部主任の男性。事務所で起きた光秀と灯真の口論に割って入り灯真を庇う。


岩端イワハナ 飛鳥アスカ

 調査機関ヴェストガインで灯真とペアを組む事務員の男性。協力者からの通報を受けるコールセンターで勤務していた際に明希の誘拐未遂事件が発生し幸路や聖を現地に派遣する。


三科ミシナ 尚頼タカヨリ

 神奈川県警の警部で、一般人でありながら事件の調査で一緒になった灯真の人柄を気に入り、何かあるとすぐに調査の依頼をしてくる厄介者。明希の誘拐未遂が発生した現場へと駆けつけ、幸路の調査に協力する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ