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【完結】S級パーティーから追放された狩人、実は世界最強 ~射程9999の男、帝国の狙撃手として無双する~  作者: 茨木野
第3章

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182/242

182.チーム分断

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 リヒター隊長の新兵器のおかげで、俺たちは妖精郷アルフヘイムの奥へ、特に問題なく進むことができた。

 雑魚を狩りながらしばらく進んでいくと、やがて、見上げるほどの巨大な樹の前までやってきた。


 複数の樹木がまじりあって、天を衝くほどの、巨大樹を構成してる。

 大きすぎて荘厳さすら感じさせるその大樹だが、しかし、俺にはわかる。


 中からは禍々しい殺気を発してる、ということに。


「アイリス隊長の情報によると、この中に捕虜と、魔蟲王がいるようですねぇ」


 メイベルの姉、アイリス隊長は影の能力を使う。

 影で作った使い魔のおかげで、敵の居場所を特定できたのだ。


「ここからは予定通り二手に分かれて侵入しますよ」


Aチームは魔蟲王討伐に、俺、シャーロット副隊長、フェリサ、リヒター隊長。

Bチームは、捕虜奪還に、マリク隊長、アイリス隊長、オスカー、リフィル先生。


「あと助っ人は呼んでますが、正直来てくれるかどうかは五分五分なんで、あんまあてにしちゃだめですよぉ」


 助っ人か。なんとなく予想はつくが、しかし引退したあの人が来てくれるのだろうか。

 いや、リヒター隊長の言う通り、不確定要素をあてにしてはだめだ。


 俺はAチームのメンツを見やる。副隊長に、妹のフェリサ、そして、リヒター隊長。

 彼女らだけでない、全員がマリク隊長とリヒター隊長が共同で作った新武装を身に着けている。


 だから……大丈夫。


「わが友よ、心配するな」

「オスカー」


 銃と槍を装備したオスカーが、ぽんぽん、と肩をたたく。


「君ほどじゃあないが、僕らも強くなった。だからこちらのことは任せて、君は自分の職務を果たしたまえ」


 ……メイベル奪還作戦には、俺は参加できない。魔蟲王を倒すほうに注力せねばならない。


 正直、自分の手でメイベルを救いたかったという気持ちはある。

 だが、魔蟲王を討たねば、メイベルだけでない、もっと多くの人たちに被害が及ぶ。


 魔蟲王を倒せるのは、現状、魔蟲の血が流れる俺だけだ。

 俺がやらねばならないのだ。


「わかった。俺は任務を遂行するよ。……メイベルを頼んだ」

「任せておきたまえ!」


【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


先日の短編が好評ったので、連載版スタートしました!


『【連載版】大魔導士は田舎でのんびり人生を謳歌する~「おっさんは必要ねえんだよ」と勇者パーティを追放された俺、実は仲間にレベルを奪われてただけだった。呪いが解けて弱体化したみたいだが俺にはもう関係ない』


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