表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍⑦巻&コミック①巻、12月発売】クソゲー悪役令嬢~滅亡ルートしかないクソゲーに転生したけど、絶対生き残ってやる!  作者: タカば
悪役令嬢は婚約を破棄したい

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

548/592

現状確認(フランドール視点)

「お久しぶりです、グラストン先輩」


 アルヴィンはグラストンにも『先輩』をつけて笑いかける。彼もアルヴィンにとっては王立学園の先輩だったからだ。

 男子学生寮では三年に俺、二年がグラストン、一年がアルヴィン、とそれぞれ別学年ながら特別室に部屋をもち、ともに学んでいた。


「君が支援に来てくれたのか。うれしいよ」


 戦場に現れた知己に、グラストンも表情を和らげる。一方、アルヴィンは表情を曇らせ、遠慮がちに尋ねてきた。


「あの……もしかして、ランス伯とお呼びしたほうがよかったですか?」


 グラストンの紋章付きブローチと、服喪の白い腕章を見て彼のおかれた状況を察したのだろう。しかしグラストンは首を振った。


「今はいい。まだ書類上の手続きをしただけだからな。この戦の決着をつけた後、まだランスが残っていたらそう呼んでくれ」

「わかりました。次に王都でお会いした時には、伯爵と呼ばせてください」


 必要以上にはつっこまず、アルヴィンはうなずいた。


「アルヴィン、周辺の状況を何か聞いているか?」


 指揮官として斥候からある程度報告はされているので、大まかに状況は把握している。だが、聡いアルヴィンの目から見たランス城の状況に興味があった。


「周りは静かなものですよ。城外は街も村も、城とはいっさい関わりがありませんから」

「いっさい? 何も?」


 後輩の言葉が信じられず、俺は思わず聞き返してしまった。しかしアルヴィンは静かに首を振るだけだ。


「ええ、何も」


 アルヴィンの答えに俺は眉をひそめた。


「ヘルムートがランス城に籠って、もう半月以上が経過しているんだぞ。外部と関わらずどうやって生活しているんだ」


 城の内情を知るグラストンも首をかしげる。


「ランス城には複数の食糧庫があり、籠城戦にそなえて普段から大量の物資が蓄えられていました。ですので、一時的に外部との関わりを絶つことは可能です。しかし……半月経ってもなお……となると、にわかには信じられませんね」

「中の様子を探りたいところだが、あの状態ではな」


 俺はランス城を見た。数百年前に戦の要として作られた城は堅牢で、掘は深く塀は高い。つい最近まで出入りしていた王宮内要塞、『王女の離宮』がおもちゃに見えてくるほどだ。


「斥候を出すにしても、少人数であの塀を越えるのは難しいでしょうね」

「要所に見張り用のやぐらが設けてあります。気づかれずに塀に近づくのは不可能ですよ。それこそ空でも飛ばない限り……」

「なるほど、空か」


 俺はふむ、とうなずいた。


「フラン先輩?」

「空を飛ぶ手段ならすでに手中にある。使い魔に中を探らせよう」


【クソゲー悪役令嬢コミカライズ】

2025年12月25日、マイクロマガジンより①巻発売!


【クソゲー悪役令嬢書籍】

2025年12月末 ナンバリング⑦巻発売!


詳しい情報は活動報告をチェック!!

小説版もコミック版も、どちらもよろしくお願いします!!




読んでくださってありがとうございます!

もしよろしければ、広告の下↓↓↓までずずいっとスクロールしていただき、「☆☆☆☆☆」評価お願いします!

作者の励みになります~!


もちろん、お気軽な感想、ブクマ、レビューなど大歓迎ですので、よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コミカライズ①巻12月25日発売!
https://img1.mitemin.net/dj/zl/3wkif4ur6gwvjhk43tmrckclikh6_hvt_140_1kw_17utt.jpg
書籍⑦巻12月19日発売!
if5xkaf24p7benpdg9mgb811imr4_e3n_xc_hi_f9ns.png
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ