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換金とカメラ

 今日からしばらくの間、3作品を同時連載させていただきます。時刻は以下の通りで更新させていただきます。


 お祈りゲーミング→21:00

 D2→22:00

 ドラ幼→23:00


 時期を見て、カクヨムにも連載させていただきます。他の2作品は私の作者ページから閲覧することができますので、よろしければ是非、お読みください!

 ついに査定と換金が終了し、見たこともない額が俺の口座に振り込まれた。


 なんと合計して450万となった。えーなんと、今回の換金だけで俺の今までの探索者人生で稼いだ学を越えましたと。


 ウェスタ様様だなぁ。ありがとう。


「ありがとな、ウェスタ」


「急にどうしたのじゃ? 主殿。それより換金が終わったのならカメラを買いに行くのじゃ!」


 ウェスタは金銭関係に興味はないらしい。まぁ異世界で金銭が必要ない生活をしてただろうしな。それも当然か。


 ウェスタに手を引かれて協会をでる。これから家電屋でカメラを買う感じだなぁ。


 まぁ最近はカメラも流行りだからどんな家電屋でも最新のものを売ってたりする。


 というわけで到着した家電屋に速攻で入っていく。ウェスタがそわそわしてるからな。早めにかって早めに帰ろう。


 それでストリームキーの取得はすんでるから、これから帰って配信を始めてもいいわけか。でもまぁチャンネル名とかも決めてないし、まだ無理か。


 というわけでカメラが売られている場所まで直進できた。


「ウェスタ、好きなカメラ選んでいいぞ。高い奴でもなんでもいいぞ」


「了解なのじゃ。ならば最新型一択じゃな」


 ウェスタは事前に調べていたのか、すぐにカメラを選んだ。そういうわけでそのカメラは自立型ドローンの最新型で50万ほどするが、ウェスタのおかげで全くもって問題ない。


「よし、じゃあ買うか」


 二人でレジにて購入をした際、俺が一括で払うと店員さんに怪訝な顔をされた。


 一括は疑わしいよなぁ。まぁ、俺、Cクラス探索者なんで?


◆◆◆


 というわけで購入できたので、ウェスタと共に家に帰ってきた。あ、ちなみに途中のコンビニでアイスを買ってきている。


「配信の事を考える前にこれを食べてよいのか?」


「いいぞ、俺からのお礼だ」


 アイスの袋の開け方がわからなそうだったので、俺が開けてあげる。


「ここをもってそのまま食べていいぞ。あ、棒は食えないからな?」


「ん、わかったのじゃ!」


 ウェスタは俺から受け取ったアイスを口にする。


「ん! すこし冷たいがそこがまた良いな! とてもうまいのじゃ!」


 ちなみに今ウェスタが食べているのはソーダ味の有名なアイスだ。今度は他のものを買ってあげよう。いい反応が見れるだろうからな。


 溶けかけたところでウェスタがアイスを食べ終えた。


「どうだった?」


「最高に美味かったのじゃ!」


 何を食べても笑顔で美味いと言ってくれる。かわいいなぁ。


「よし、じゃあ配信関連の事、決めてくか!」


 配信関連、まぁまずはチャンネル名だな。


「チャンネル名、どうする?」


「そうじゃな、候補はあるにはあるのじゃが……最終的には主殿に決めて欲しいのじゃ」


 どうやら候補はあるらしい。そうか、俺が決めるのか……責任重大だな。


「まず一つ目は『ウェスタン』じゃな。二つ目は……『探索者ドラゴン』。最後は『ウェスタと主』」


 後半二つはシンプルな感じだな。で、一つ目はまぁウェスタの名前からだろうなぁ。


 でもまぁ一番しっくりくるのはやっぱり『ウェスタン』だな。


「『ウェスタン』にしよう。なんかしっくりくるからな」


「儂も『ウェスタン』が一番いいと思うのじゃ!」


 ウェスタがうれしそうにしている。よかったな、第一希望が通って。


「次はアイコン用の写真か。ウェスタ、何かポーズを取ってくれないか?」


「ふむ、ポーズ……ならばこれで行くのじゃ。がおー!」


 ウェスタはかわいらしい威嚇のポーズを取る。俺はそれをカメラに収め、元から作成していたアカウントのアイコンに変更する。


「あとはSNSの作成、宣伝とかかな」


「それは儂がパソコンでやっておくのじゃ!」


「お、ありがとう!」


 正直俺よりもパソコンを使いこなしているウェスタの事だ。きっとしっかりと宣伝してくれるだろう。


「よし、あとはカメラをつないで配信するだけだな」


「やる気満々なのじゃ!」

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