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第六話「ファイヤ街の中」
「相変わらず炎で包まれてるな」
「そうだね、ねぇカリマちゃん」
「なんだ?」
「炎で焼き払ってと思ったけど気が変わった」
「は?」
「あそこに人が出入りしてるから行ってくる」
「最初からそうしてればいいものの、まったく」
カリマは岩下に戻ろうと思ったがその場で待つことにした。
「うわー、中に入るまでは地下で繋がってるんだ」
人が出入りする道へと入り奥へと進んでいく。
そして、薄っすら明かりが見えたと思ったら目に衝撃が走った。
「まぶしっ」
地下の入り口が見えたと思ったらそこは宮殿が広がると同時に何故かドラゴンの姿も目に入った。




