直面の勇気ある柔声ーパングラム89
前回パングラム88の答えーたくと 徳田タクトさまでしたー!
詩のどれをご紹介しようか迷ってしまったので、ランキングからでも片っ端からどうぞ!
単独で上がる詩と、詩集と、どう使い分けておられるのか、詩集のほうがテンション高めでしょうか?『─ 徳田タクトの詩集 ─』
詩ではないものがよければまず、こちらをおススメさせていただきます。『ゆきのカケラ ~ 雪の日の君に、会いたくて ~』
そして、隠し持っていらっしゃる心の痛みは、この純文学の棚シリーズにあるようです。
作者様も閲覧注意と仰ってるものがあります。自己責任で選んでくださいませ。
日本語はあくまで優しく柔らかく、紡ぎ出すものが尖っているかもしれません。
いかがでしたでしょう、クイズ再開、第一弾、当たりましたか?
パリンドローム、回文です。
英語にもあるんですよ。
Borrow or rob?
借用しようか盗もうか?ー最後の良心のカケラ、とか。
文字数が奇数だと真ん中一文字だけは1回、後は2回ずつ出てきます。
○○○振り、とくれば振るものは限られますよね。
さて、今日も三文字伏せ字です。
下のお名前になります。
○○○
そはにいて
ちよくめんのゆうきあるやわこえ
おほせつらぬけ
ふね、ろをもとむ
すへひかり、たされし
傍に居て
直面の勇気ある柔声
仰せ貫け
舟、櫓を求む
術光り、足されし
リアルのお仕事の経験談をエッセイに書いて下さっています。
人生の避けられない辛いこと、仏教でいえば生老病死、でしょうか、それに寄り添い直面されているお方です。
直面する勇気があると同時に柔らかいお声で導くことも必要でしょう。
どうか思いを仰って貫いてください。
逆流に呑み込まれた舟には方向づける櫓が必要なのです。
ご執筆のほうでは術、筆力が光り、これからもどんどん足されていくようですよ。
こんな感じです。
夫を亡くし、母が入院中の私には、こちらの作家様のご経験と理路整然としたエッセイ、静かな懐かしい感じのお作が胸に迫ります。
傍に居てくれたらもっと夫に安心させてあげられたのに、とまで思ってしまって、こんなパングラムになりました。
お身体気を付けて、今後ともご活躍のほどを。




