幻想へ吠ゆーパングラム32
前回パングラム31の答えーしん
シンGさまでしたー!
セラフィエルさまのお話は「自由気ままな操血女王の転生記」です。
私は他人の血を見て倒れたことがあるので(淑女みたい!)操血って恐い気がしていたのですが、てんで違いました。
手っとり早くシンGさまの虜になりたい方はまず「塩が神と出会う時、青春は色づき動き出す」をご覧ください。
そして次は「絶望転生シリーズ」2作です!
今回の作者さまもお忙しいと伺っていて、もしかして他の方のを先に作っている間に少しお暇になられないかなーなどと思っていたのですが、そうもいかないようです。
どうかお体気を付けて、乗り切ってください。
パングラム32
○○○○○○
れとろなえいちたてよみ
かむわさおにひやこぬ
けんそうへほゆしふくらませ
ねつきをあめ
レトロな叡智縦読み
神業鬼火や来ぬ
幻想へ吠ゆ詩膨らませ
熱気を編め
縦読みと言えばこの方。
レビューでさえも詩編付き、その頭文字を縦に読んでいくと思いの核心が現れるという神業を使われます。
私も少しばかり短歌なぞ詠むので、いにしえの技法「折句」とか「物の名」を思い起こし、レトロと言ってみました。
五七五七七の頭文字を拾うと「かきつばた」とか「をみなえし」となっていたりする、というやつです。
パングラムの王様「いろは歌」を7文字ずつ切って、最後の文字を読むと「とかなくてしす」咎無くて死す、となるというのも仲間ですね。
二行目、神の業だから鬼火が近づけるものではない、という意味のつもりです。
やの係り結びで打消の「ず」が連体形になって「ぬ」で合ってるはずなのですが、「こぬ」より「こざる」というほうが普通かもしれません。
来てしまったという完了の「きぬ」と混同しやすいので。
幻想に満ちた素敵な作品を連載中でおられます。
詩歌のお得意な方ですので、その才を吠えるほど最大限に活かし、詩情を膨らませて熱の籠った執筆をこれからも続けてください!




