82 三つの領地
平成最後の日の投稿だー!
俺の領地が増えたのは良い事だが、飛び地になっているので、少し辛い。
と言っても、皆の領地も飛び地になっている事が多いので、普通の事なんだけど。
他の人は代官を置いて税だけ取り立てているが、俺は色々やっているので、なるべく見に行こうと決めている。
蓮台
森家の本貫地にして、親父が金山に移る事となった為、俺に与えられた土地。
元々の森家の領地は、土岐氏から与えられた300貫。
蓮台村の大体半分くらいだったのだが、織田家に付いたどさくさに紛れて村全部をせしめて500貫程に増やしている。
木曽川を使った流通の拠点として、開発してきた大事な土地だ。
上流には親父の金山城もあるし、稲葉山城も近いので、少なくとも今は手放せない。
川に囲まれている土地なので水害が怖い。
木曽川の流れが変わってしまったという、1586年の大洪水までには何とかしたい。
戸田
熱田の戦いで、俺が殿から貰った土地で600貫。
戸田村の大体4分の1程かな。
穀倉地帯でウチの米と酒を一手に賄っている大事な土地。
大叔父の越後守と山田去暦に任せっきりになっているが、時々は視察に行っている。
海があるので輸送に便利だが、近くにある長島願証寺の一向衆がとってもウザイ。
一向衆との戦が起これば巻き込まれそうな位置にあるが、本当に勘弁してほしい。
顔戸
新しく親父から貰った土地。
200貫くらい?
金山城から近い!2キロちょっと…
以上!
強いて言うなら、江戸時代に中仙道が通ってたよ…宿場町があったのは、隣の伏見村だけど…
あと、斎藤妙椿って人が、顔戸城を建てていた…俺が今、その跡地に新しい城を建ててるけど…
まあ、ここは放置でいいか…
一応、亜炭が大量に取れるのだが、どうしよう…掘って燃料か何かにした方がいいのだろうか?
でも、どうせ繁栄させるなら、金山の方に力を入れたい。
金山城の支城の役割さえ果たせればいいだろう。
ここは、城代として置いてきた義弟の青木次郎左衛門に任せる。
城の縄張りは、親父の所に新規加入した平井宮内卿に早速お任せする。
文化、軍学に詳しい宮内卿なら良いものを築いてくれそうだし。
金山の城下も手掛けている最中だが、金山の方を優先でいいので、ついでに此方も御願いします。
三つの領地を合わせて、約1000貫程。
実際には、色々と付け加わって、約1.5倍程多いが…対外的にはそんなもんだ。
知行が増えたら家臣を増やさないといけない。
知行が増えたのに家臣を雇わず財を溜め込むのは、半羽介殿が追放された原因の一つに挙げられているので、殿の不興を買わないように、こまめに家臣を増やさないといけない。
すでに将右衛門、才蔵に加治田親子を獲得しているので、ノルマはクリアしているが。
美濃三人衆が寝返ってからの方が引き抜きやすいのだが、今すぐ引き抜ける有名武将はいないものかな…
「でしたら、某の知人に声掛けいたしましょうか?」
平野右京進が知り合いを紹介してくれると言って、名乗り出てくれる。
なんだろう?最近、ぐいぐい来るようになったな。
立入や磯谷の件で、右京進の伝手を使ったから、血縁を利用して出世するつもりだろうか?
まあ、使えるのなら、全然構わないが…
という事で右京進が、堀田新右衛門正秀という人を紹介してくれた。
何でも奥さんの叔父らしく、家臣に加えてくれと頼まれた。
貫高は明治の旧高旧領取調帳を参考に、それより少なめにしてありますので、こんなに少なくないだろ!くらいの気持ちで…実際にはもっとあるでしょうが、隠しているって事で…
蓮台が森家が貰ったのが300貫で、太閤検地の時の田代村が498石で、旧高旧領取調帳で619石程らしいので。
ちなみに顔戸は旧高旧領取調帳で474石程だそう。




