登場人物1(1~27話)ネタバレ注意
27話までの人物紹介です。名前がわからない時にどうぞ。人物によって紹介にムラがあります。
◆森 小太郎 (幼名は祖父から)
主人公。転生者としての知識を利用しながら、森一家の討ち死にを防ぐ為に頑張る。(可成の幼名の満から、満丸とか於満にしようか迷ったがヘタレた)
史実では、1570年、初陣で手筒山城を攻めた後、深入りして討ち死にしてしまう。
《家族》
◆森 三左衛門 可成
父。元土岐家家臣。信長の家督相続前より従う古参の武将。攻めの三左の異名を取る勇将。
史実では、美濃金山城主、近江宇佐山城主となるが、1570年、志賀の陣にて寡兵で浅井朝倉軍を防ぐも、討ち死にしてしまう。
◆森 紹徹(森 越後守 可行)
祖父。主君の土岐頼芸が斎藤道三に追放されると織田信秀と通じ、子の可成が織田家に従った頃に家督を譲り隠居する。以後、蓮台城の留守を守っている。
史実では、1571年に金山城にて死去。
◆於勝
弟。後に鬼武蔵の異名を持つ猛将となる予定だが、今は赤ん坊。小太郎は鬼武蔵とならないように教育しようと企んでいる。
史実では、父、兄の死後に家督を継ぎ、織田信忠に従い信濃川中島4郡と海津城20万石を得るが本能寺の変で領地を捨て、旧領の金山城へともどり東美濃を征するが、1584年、小牧長久手の戦いで討ち死に。
◆営
母。林通安の娘。斎藤道三の娘である鷺山殿が信長に嫁いだ時に、侍女として尾張へやって来た。小太郎は、母が一向宗門徒であることに悩んでいる。
史実では、森家六男四女を産む。熱心な一向宗門徒で、本願寺と通じ織田家の情報を流していたようだ。1597年金山城にて死去。
◆種 (名はオリジナル)
森可成の側室。前田長定の妹。娘の麦を産む。
史実では、森可成室、前田長定妹とだけ。娘の話もありません。
◆菊、藤、松、麦 (名はオリジナル)
妹たち。菊、藤、松は正妻の営の娘。麦は側室の種の娘。
史実では、菊藤松は、それぞれ青木秀重室(如水院)、長田又左衛門室、関成共室(碧松院)。麦は増田長盛室を想定。
《小太郎家臣》
◆稲田 梶之助
織田伊勢守家家老、稲田貞祐の四男。父の死後、兄の亀之助と共に蜂須賀正勝に預けられる。その後、兄の景継が森家へ仕官した為、蓮台へ移り、小太郎の小姓となる。
史実では、兄の植元の養子となっている。諱は吉勝。
◆増田 仁右衛門 長盛
文官が欲しかった小太郎が目を着けた有名武将。小太郎に商売の事を押し付けられている。実は妾がいる。三白眼。
史実では、大和郡山二十万石の大名で五奉行の一人。正室は森可成の娘。
◆山田 八郎右衛門 宗重
山田宗清の兄。宗清を実家へ迎えに行った時に、小太郎に仕官する。今いる小太郎の家臣の中では一番強い。
史実では、蜂須賀正勝に仕え家政の頃、仁宇城代五千石を有する。朱柄の槍を許された剛の者。
◆安食 弥太郎 重政
山田宗清を迎えに行った時に、近くにいると情報を得てスカウトした。
史実では、桶狭間の戦いで活躍し、信長の馬廻となる。本能寺の変の後、勝野へ帰り、小牧・長久手の戦いで野武士を率いて徳川側に助力したとか。
◆兼松 又四郎 正吉
下級武士の生まれで、初陣となる桶狭間の戦いで活躍し、信長の馬廻に抜擢されるはずだったが、戦の前に小太郎にスカウトされてしまった。
史実では、徳川忠吉の与力となり、二千六百石を有する。信長から足半を与えられたり、門松を作ったりなどのエピソードがある。
◆堀尾 茂助 吉晴
堀尾泰晴の嫡男。泰晴が森家に仕官した時に、頼み込んで家臣にした。留守を任せたり護衛させたり結構便利。
史実では、藤吉郎の古参で三中老のひとり。仏の茂助。
◆山内 匠作
織田伊勢守家家老の山内盛豊の四男。岩倉城が落城した時に父が討ち死にした為、以前より誘いのあった森家に仕官した。兄、一豊は放浪中。
史実では、織田信忠に仕えたが、本能寺の変の時は、さっさと逃亡した。その後、一豊に仕えた。子孫が言うには、一豊より優秀だったらしい。
◆森 小三次
森家の分家筋から小太郎の御付きとなった。
史実では黒田官兵衛に騙されたらしい。
◆加藤 喜左衛門 清重
父を戦で失い、兄も傷を負った為に家督を継いだが、所領も失っていた為に浪人生活。兄の清忠の薦めで森家に仕官した。
史実では、甥の加藤清正の重臣。
《森家家臣》
◆武藤 五郎右衛門 兼友
森家が織田家に臣従する以前からの古参の武将。調子が良く大言を吐く事がある。可隆の死因となる一言を言う為に、小太郎はこき使ってやろうと思っている。
何故か森可成の逸話に結構な頻度で登場する。
◆長田 又左衛門 成広 (諱はオリジナル)
紹徹の後妻である大橋氏の縁で仕官した武将。津島の大橋氏との連絡役になっている。
史実では可成の娘を娶っているが、清洲会議の後に織田信孝に人質となっていた忠政を見殺しにして秀吉につくことを提案。忠政が家督を継いだ後、居辛くなり出奔する。
◆青木 次郎左衛門 行秀 (オリジナル)
森紹徹の前妻(可成の生母)の弟。
◆稲田 掃部助 景継 (通称はオリジナル)
織田伊勢守家家老、稲田貞祐の次男。父は信長との内通を讒言された為に切腹。長男も父の後を追い自殺する。浮野の戦いの頃、スカウトされて森家へ仕官する。
史実では、1558年、伊勢の長野工藤家の客将として北畠家と戦い、討ち死にする。
◆稲田 太郎左衛門 植元 (幼名 亀之助)
織田伊勢守家家老、稲田貞祐の三男。父が切腹に追いやられた後、父の友人である蜂須賀正勝に預けられる。兄の景継が森家へ仕官した為、森家へ。岩倉城攻めを前に元服する。
史実では、蜂須賀正勝の義兄弟となり、共に秀吉に仕える。後に正勝に子の家政の事を頼まれ、蜂須賀家の筆頭家老となり、一万四千石の知行を持つ。
◆山田 喜三郎 宗清 (諱の清は子孫から)
小太郎の商売の助けに加藤順盛から紹介された。松平元康が人質で熱田にいた頃、手習いの師を務めたらしい。
史実では、『おあむ物語』の主人公お庵の父親である山田去暦。石田三成に仕え、三百石を領する。後に山内一豊に仕える。
◆平野 右京進 長治
小太郎の商売の助けに大橋重長から紹介される。平野家に養子に入ったが、実家は公家らしい。七本槍の平野長泰の父なので、小太郎は喜んでいる。
史実では、もう少し前に織田家に仕官していたと思います。たぶん。
◆堀尾 中務丞 泰晴
織田伊勢守家家老。三中老の堀尾吉晴の父。岩倉城攻略後に森家へ仕官する。
1599年まで生きてる。結構長生き。
◆堀尾 民部少輔 泰次 (通称は先祖から)
堀尾泰晴の兄。岩倉城攻略後に森家へ仕官する。
本当は、与太郎さん。
◆堀尾 修理亮 方泰
堀尾泰晴の弟。岩倉城攻略後に森家へ仕官する。
◆安孫子 右京進 忠頼
元織田信勝配下の足軽衆で柴田勝家に従う。勝家が清酒欲しさに森家に押し付けた。
《織田家》
◆柴田 権六郎 勝家
権六。織田家譜代の家臣で、父親の親友。気さくで面倒見も良いので、小太郎も尊敬している。織田家の家督争いで、初めは信長の弟の信勝についたので、現在干され気味。
◆津田 坊
信長の弟である信勝の嫡男。父は謀反を興したが、家族の命は助けられた。現在柴田勝家が養育中。
後の津田信澄。謀反人の子なのに家中の序列は高い。本能寺の変後、妻が明智光秀の娘なのを口実に丹羽長秀に斬られる。
◆前田 又左衛門 利家
信長の小姓から馬廻、そして追放。手打ちにされるところを救われた柴田勝家と森可成になついている。通称、ロリの又左。
史実では、数え12歳の娘と結婚し、翌年出産させた。
◆村井 長八郎 長頼
前田利家の小姓。追放された利家にも付いていく忠臣。
史実では、 加賀藩の家老となり利家を支える。髭が立派らしい。
◆大橋 清十郎 重長
津島の有力者。信長の義兄。祖父・紹徹の後妻や家臣の長田又左衛門の親族。小太郎に平野長治を紹介してくれた。
史実では義兄の重一が養子に入った後に生まれた為に家督を継げなかった。
◆加藤 図書助 順盛
熱田の有力者。小太郎に山田宗清を紹介した。子沢山で下方貞清の妻や加藤弥三郎ら12人いる。人質として尾張に来た家康を預かっていた。
史実では、信長に『戦に勝とう(加藤)』とギャグに使われた。
◆加藤 又八郎 順政
信長の馬廻。加藤順盛の嫡男。順盛からの熱田の戦いの報せを信長に持ってきた。
史実では順盛の後を継ぎ、信長、信忠、信雄に仕えた。
◆加藤 弥三郎
信長の小姓、馬廻。加藤順盛の次男。自分よりも活躍する小太郎に嫉妬している。
史実では、桶狭間で信長に従った五騎のひとり。後に重臣を斬って出奔。三方ヶ原の戦いで討ち死にする。
◆佐脇 藤八郎 良之
信長の小姓、馬廻。前田利家の弟だが、佐脇家に養子に入った。桶狭間で信長に従った五騎のひとり。浮野の戦いで活躍したが右肘を負傷する。
史実では信長の不興を買い加藤弥三郎らと共に出奔。三方ヶ原の戦いで討ち死にする。
◆岩室 長門守 重休
信長の小姓、馬廻。信長に熱田の戦いの後始末を命令された。
史実では、1561年、於久地の戦いで討ち死にした。信長に隠れなき才人と死を惜しまれた。
◆塙 九郎左衛門 直政
信長の馬廻。小太郎の母方の祖母の姉弟。妻は柴田勝家の娘。宴会要員。
史実では、石山本願寺との戦いで討ち死に。その後、一族は没落。原田備中守。
◆服部 小平太 一忠
信長の馬廻。桶狭間の戦いで今川義元に一番槍をつけるが膝を斬られ首は逃す。その恩賞で小太郎が捕らえた服部右京進の領地の一部を貰った。宴会要員。
史実では、本能寺の変後に秀吉に仕え、豊臣秀次に付けられたが、秀次の失脚の連座で切腹を命じられた。
◆服部 小藤太 弘宗
信長の馬廻。服部一忠の弟。兄と共に宴会に参加。宴会要員。
史実では、本能寺の変で信忠と共に討ち死にする。
◆毛利 新介 良勝
信長の馬廻。桶狭間の戦いで今川義元の首を取った。その恩賞で小太郎が捕らえた服部右京進の領地の一部を貰った。宴会要員。
史実では、本能寺の変で信忠と共に討ち死にする。
◆湯浅 甚介 直宗
信長の馬廻。桶狭間の戦いでの一番槍。その恩賞で小太郎が捕らえた服部右京進の領地の一部を貰った。宴会要員。
史実では、本能寺の変で死亡。
◆前田 与十郎 長定
下之一色城城主。前田家の本家筋だったが、稲生の戦いで敗れると、領地を没収され利家の父に与えられた。妹達は森可成と佐久間信盛に嫁いでいる。
史実では、信雄に仕え蟹江城にいたが、小牧・長久手の戦いで秀吉側に寝返る。しかし、家康・信雄に攻められ開城する。退去中、家康の命で妻子と共に殺される。
◆村井 吉兵衛 貞勝
熱田の戦いの後始末を岩室重休、島田秀順とと共に命じられた。
史実では、京都所司代に任じられらる。本能寺の変で信忠と共に討ち死にする。
◆島田 所之助 秀順
熱田の戦いの後始末を岩室重休、村井貞勝とと共に命じられた。
史実では伊勢長島攻めなどに参加しているが、村井貞勝の影に隠れて目立ってない。
◆生駒 八右衛門 長家
小折城城主。信長の馬廻。小太郎が訪ねたときは、出産する妹の警護の為に小折城にいた。
◆坪内 玄蕃 勝定
松倉城城主。木曽川の流通をしきる川並衆の有力者。森家とは友好的。
史実では、宇留摩城攻略に功がある。94歳まで生きた。
◆坪内 喜太郎 利定
坪内勝定の子。前野長康、生駒家長の義弟。
史実では、秀吉に仕えるが険悪になり出奔。小牧・長久手の戦いでは、森長可の配下となる。
◆前野 将右衛門 長康
川並衆の有力者のひとり。小太郎とは仲が良い。
史実では、影が薄い。秀吉の最古参なのに影が薄い。最後は豊臣秀次に連座して切腹。
◆蜂須賀 彦右衛門 正勝
川並衆の有力者のひとり。切腹させられた親友の稲田貞友の一族を引き取っていた。とても面倒見が良い。
史実では、秀吉の側近。蜂須賀小六。前野長康と違い存在感がある!
◆青井 意足
光明寺に住む僧。源義家の軍法に通じているが、源氏の血筋の者にしか教えてくれない。小太郎は教えてもらった。
史実では、信長、家康に仕えた。家康の改名に関わったらしい。
◆加藤 正左衛門 清忠
中村に住む鍛冶屋。元は斎藤道三に仕えたが負傷し破傷風で脚を悪くする。小太郎に頼まれて刀を打ち、弟の清重の仕官を頼む。
史実では、1564年に死去。加藤清正の父。
◆山田 孫右衛門 宗純
山田宗清、宗重の父。宗重の仕官を頼む。
◆堀 権之助 重信
堀利房の長男だったが脚気の為に歩けなくなり、家督は弟の秀重が継ぎ、出家させられる。
◆乙福
前田利家が追放され松岡家にいた時に、利家の身の回りの世話をしていた娘。
利家の隠し子を生んだ。松岡家は守り刀と小袖を授けられ養育を命じられたそうな。
◆於立
森長可の乳母。鬼武蔵の誕生の原因の一つだと小太郎は思っている。
◆石橋 式部大輔 忠義
戸田の元領主。斯波氏の重臣。斯波義銀、吉良義昭らと謀って謀反を起こそうとするが、バレて追放される。桶狭間の戦いの時に、熱田へ攻め込んで、小太郎に討たれる。
史実では、長島一向一揆に参加したが、その後、キリスト教に傾倒する。
◆服部 左京進 友貞
海西郡を支配する服部党の当主。桶狭間の戦いで熱田に攻め込むが、小太郎に捕らえられる。領地と交換で追放される。
史実では、滝川一益に領地を攻め取られ、長島へ逃れ城主となるが、北畠家へ年賀の挨拶に向かう途中に刺客に襲われ自害する。
◆服部 弥右衛門尉 正友
服部友貞の子。熱田の戦いで父と共に小太郎に捕らえられる。
史実では、長島一向一揆の後に一族をまとめ、信長に服部家の復興を願い出て許される。市江島を開拓し復興させる。
◆服部 権太夫 政光
服部友貞の弟。荷ノ上城を守っていが、兄親子の身柄と交換に城を明け渡す。
史実では、徳川家康に仕えた。
天保国絵図(1835~38年)を元に作っています。
川や地形は変わっていると思うので参考程度で。
9話地図
18話地図
間違っていたらスミマセン




