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討ち死になんて勘弁な  作者: 悠夜
216/554

登場人物8(181~208話)ネタバレ注意

読まなくても大丈夫です。


181話~208話までの人物紹介です。名前がわからない時にどうぞ。人物によって紹介にムラがあります。


◇は初登場

◆森 傳兵衛 可隆

久々に父親と共に戦場に立てると思ったが、相も変わらず別々の仕事を命じられる事が多い。吹田の戦いでは、あまり上手くいかなかったので、テコ入れしないとヤバイかな?と思っている。



《家族》


◆森 三左衛門 可成

対六角戦、三好戦と活躍した。息子の活躍に引っ張られてか史実よりも出世して、只今織田家のナンバー4。


◆森 於勝

◆森 於乱

◆森 於坊

只今、十歳、三歳、二歳。於勝は兎も角、下の2人に活躍の機会は…


◆森 紹徹

祖父。隠居中。まだまだのんびり。


◆森 九一郎

八歳の叔父。於勝ちゃんと共に勉強中。


◆営

傳兵衛、於勝、於乱、於坊、菊、藤、松、梅の母。熱心な真宗の信者。


◆種

◆於立

父の側室。麦、稲の生母と武の生母。


◆菊

長妹。青木次郎左衛門と結婚し、大森城在住中。


◆藤、松、麦、梅、稲、武

妹達。上の方はそろそろお年頃かなぁ。


◆森 越後守 成恒

傳兵衛の大叔父。やっぱり戸田の領地を任されてる。



《傳兵衛家臣》


◆森 勝三郎 隆恒

久々利城代。傳兵衛の乳母子。観音寺城落城後、布施山城を攻める。


◆山田 八郎右衛門 宗重

観音寺城落城後、布施山城を攻める。


◆渡辺 半蔵 守綱

観音寺城落城後、布施山城を攻める。吹田の戦いでも一隊を率いて戦う。


◆谷野 大膳亮 衛好

伊勢大久保城城代。上洛前に近江での調略に活躍した。観音寺城落城後、布施山城を攻める。


◆斎藤 内蔵助 利三

伊勢川尻城城代。傳兵衛家の筆頭家老。上洛戦では別働隊を率いて甲賀を攻める。


◆大島 鵜八 光義

観音寺城落城後、布施山城を攻める。芥川城の戦いにおいて、小笠原長時を射殺し、信長の目に留まり直臣に引き抜かれた。


◆尾藤 甚右衛門 重直

観音寺城落城後、布施山城を攻める。芥川城では、降伏を拒否して城に篭る小笠原長時にヤジを飛ばして引っ張り出した。


◆曽根 内匠助 昌世

元武田家臣。上洛戦では斎藤利三と共に別動隊を率いて戦ったり、物見役を任されたりしている。


◆名取 将監 長信

上洛戦には参加せず、本拠の水沢城で留守番。


◆平野 右京進 長治

四手井城に残り、京の様子と三好家の情報を傳兵衛に知らせる。


◆林 助蔵 能勝

傳兵衛軍の軍師。吹田の戦いでは、傳兵衛が討ち取られるのを防いだ。


◆本多 弥八郎 正信

傳兵衛の謀臣。


◆井上 半右衛門 頼次

傳兵衛の説得を受け寝返った三雲定持を布施山城へ案内する。吹田の戦いでは、傳兵衛の護衛として戦い負傷する。


◆岸 新右衛門

護衛兼伝令兼雑務担当。吹田の戦いにて負傷。


◆野中 権之進 良平

◆仙石 新八郎 久勝

傳兵衛の護衛役。吹田の戦いにて共に負傷。


◆奥田 三右衛門 政次

吹田の戦いでは、傳兵衛の護衛に付き、敵を食い止める。


◆堀尾 茂助 吉晴

◆増田 仁右衛門 長盛

摂津の掃討戦では、斎藤利三と共に越水城を守る。


◆鳥居 四郎左衛門 忠広

◆本多 三弥左衛門 正重

◆一柳 市介 直末

◆雨宮 十兵衛 家次

◆加治田 新助 繁政

◆可児 才蔵 長吉

六角家とはあまり戦闘にならなかったので、三好家に期待していた。吹田の戦いでは暴れまわっていた。


◆安田 主税之介 国利

◆堀田 新右衛門 正秀

◆森 甚之助 正成

吹田の戦いで負傷する。鍛えよう。


◆天野 加助 正信

◆渡辺 新左衛門 政綱

吹田の戦いで撤退する。勉強しよう。


◆山内 次郎右衛門 康豊

遠藤家に結構気に入られている。遠藤家絡みだと、よく連れて行かれる。


◆前野 将右衛門 長康

傳兵衛家の家老。摂津の掃討戦では、別働隊を率いて兵庫津を押さえる。


◆梶田 隼人 直繁

前野長康の与力。加治田繁政の父。物見の報告を受け、長康に淡河家の接近を知らせる。


◆森 小一郎 正久

前野長康の与力。森正成の父。兵庫津に淡河家が来たのを傳兵衛に知らせに行く。長康とは義理の従兄弟に当たる。


◆安孫子 竹丸

小姓。ドナドナされた。


◆森 源八郎

小姓。ドナドナされなかった。



《森家家臣》


◆斎藤 五郎左衛門 頼元

土岐頼芸の子。松永家にいる兄とは、連絡を取っている。


◆青木 加賀右衛門 重直

同族である近江青木氏の調略を命じられ、傳兵衛の兵と共に甲賀へ向かう。


◇青木 所右衛門 重通

父の重直と共に甲賀へ向かう。傳兵衛と賭けをして負けた為、傳兵衛の家臣となる。

史実の青木一重。何故か美濃を離れ、今川氏真に仕える。今川滅亡後に徳川家康に仕え、姉川の戦い、三方ヶ原の戦いで活躍、その後出奔して丹羽長秀に仕えていた父の元へ。


◆武藤 五郎右衛門 兼友

森家の最古参家臣。調子に乗ったり、酒を飲んだりしている。戦ったりもしているはず。


◆岸 三之丞 教明

森家家臣。伝令に使われたりしている。


◆各務 清右衛門 元正

森家家臣。観音寺城の戦いでは、可成の援軍にむかう。まだ家老じゃないよ。


◆林 新右衛門 通安

森家筆頭家老。傳兵衛の母方の祖父。上洛戦にも参戦している。


◆近松 新五左衛門

箕作城にいる木下藤吉郎軍に、観音寺城落城を知らせに行く。



《森家与力》


◆佐藤 右近右衛門 忠康

傳兵衛の友人。森家の与力として、上洛戦に臨む。傳兵衛の家臣と共に布施山城を攻める。


◆生駒 甚助 政勝

◆肥田 玄蕃允 忠政

森家の与力として、上洛戦に参戦する。


◆楠木 兵部大輔 正忠(西蓮院 実浄)

元楠城城主。北畠に付いた息子の正具を説得できず、孫娘の夫を養子にして家督を譲る。傳兵衛の家臣に礼法を教える。


◇楠木 庄三郎 正邦(村田 盛邦)

楠城城主。楠木正忠の孫娘の夫。神戸家家臣であったが、楠木正忠の養子となり楠木家の家督を継ぐ。

史実では、正忠、正具の後に、息子の正盛が楠木家の家督を継ぎ、その後見となる。



《織田家》


◆滝川 彦右衛門 一益

尾張蟹江城、伊勢矢田城、桑部城城主。上洛戦では、箕作城攻略に参加。その後は信長本隊に従い池田城攻略へ。


◆岩室 長門守 重休

伊勢萱生城城主。上洛戦では、甲賀郡攻略に参加し望月家を攻める。吹田の戦いの後、佐久間信盛と共に大和国の松永久秀の救援に赴く。


◆柴田 権六郎 勝家

森可成の友人。傳兵衛が父親を訪ねると何故かよくいる。織田家ナンバー3。上洛戦では、森可成等とカルテットを組んでいる。


◇柴田 源吾

柴田勝家の弟。勝家の代わりに兵を率いたり、攻め落とした城を預かったりしている。

柴田勝家の舎弟。庶子説もある。1548年生まれだが、父親の勝義は1542年に亡くなっている…あれ?


◇中村 文荷斎(聞荷斎)

柴田家家臣。観音寺城攻めでは、勝家の援軍に向かう。

史実では賤ケ岳の戦いの後、北ノ庄城の天主で勝家の介錯をし、火薬に火をつけて天主ごと燃やしたらしい。


◆佐久間 半羽介(右衛門尉) 信盛

森可成の友人。傳兵衛が父親を訪ねると、たまに居る。上洛戦では近江箕作城や山城淀城を攻略。吹田の戦いの後は、大和の松永家の救援に向かう。織田家次席家老。


◆蜂屋 兵庫頭 頼隆

傳兵衛の歌友達。上洛戦では、可成等とカルテットを組んで、六角、三好を攻める。


◆坂井 右近将監 政尚

可成に敵視されているが、傳兵衛との仲は悪くない。上洛戦では、可成等とカルテットを組まされて、六角、三好を攻める。嫡男の久蔵は来年元服予定らしい。


◆林 佐渡守 秀貞

織田家一応筆頭家老。出番はない。


◆武井 夕庵 爾雲

◆明院 良政

信長の右筆。上洛に先駈けて三井寺で所用を済ませていた。


◆木下 藤吉郎 秀吉

箕作城に夜襲を掛けて攻め落とすが、本丸一番乗りは松平信一に奪われた。


◆木下 小一郎

秀吉の弟。木下家の大黒柱。


◆木下 弥助

秀吉の義兄。空気が読めてるのか読めてないのかわからない男。多分読めてない。


◇神子田 半左衛門尉 正治

木下家家臣。かの有名な羽柴四天王最後の1人。秀吉の滲み出る品の無さに少しげんなりしている。四天王で唯一、傳兵衛のスカウトリストに元々乗ってない人。

史実で、有能で活躍したのに、口が災いして改易された人。竹中半兵衛に後継者の指名を受ける程有能なのだろう。


◇浅野 弥兵衛 長吉

秀吉の義兄。秀吉の妻の兄だった為に与力となる。傳兵衛は、秀吉陣営の弱体化を恐れて、スカウトは控えていた。

史実では、後に浅野長政と改名して、五奉行となる。関ヶ原の戦いでは東軍に付き、最終的に嫡男とは別に隠居料で5万石の知行を貰っている。


◆遠藤 六郎左衛門 盛枝

郡上八幡城城主。東常縁の歌集を傳兵衛と細川藤孝に見せる。



《神戸家》


◆神戸 蔵人大夫 具盛

神戸家まだ当主。上洛戦では鈴鹿峠を越えて甲賀郡に侵攻する。



《甲賀衆》


◇青木 武蔵守 盛忠

甲賀正福寺城城主。森家の家臣である従弟の重直の勧めで織田家と通じる。


◇山中 大和守 俊好

甲賀郡山中家当主。織田家と通じた甲賀衆等に説得され、六角家側の甲賀衆を攻める。(傳兵衛が直接説得した訳ではない)

史実では、六角家没落後も織田家に抵抗するが、後に降伏。秀吉の時代に領地を没収され帰農する。


◇伴 太郎左衛門 資家

甲賀伴家当主。織田家と通じた甲賀衆等に説得され、六角家側の甲賀衆を攻める。

史実では、本能寺の変で討ち死にしている。伴長信と同一人物説あり。


◇伴 常陸 資則

伴資家の弟。傳兵衛を望月家へ案内し、調略の協力する。

史実では、本能寺の変の後、武士を辞めて商人となる。子孫は一番早く江戸に進出した近江商人らしい。


◇多羅尾 四郎兵衛 光俊

甲賀郡信楽の多羅尾家当主。上洛戦では、いち早く織田家に付く。谷野好衛との話し合いで、上洛後は、次男を傳兵衛に仕えさせると約束する。

史実では、本能寺の変の時に、徳川家康の信君伊賀越えに協力する。その後、豊臣秀吉に仕えて8万石を得るが、娘を秀次に嫁がせていた為、連座で改易された。



《浅井家》


◆浅井 備前守 長政

信長と共に足利義昭の上洛に助力する。六角戦では、近江衆に睨みを効かせる為に後方に、三好戦では京を守る為に後方にいた。


◇高野瀬 修理大夫 秀隆

近江肥田城城主。六角家から浅井家に鞍替えして、足利義昭の上洛に協力する。

史実では、浅井家、織田家と乗り換え、1574年に柴田勝家に従い、越前一向一揆との戦いで討ち死にする。


◇田中 久兵衛 宗政

浅井家の宮部継潤家臣。傳兵衛のスカウトを受けるが断る。

史実の田中吉政。後に豊臣秀次の宿老となるが、秀次切腹後、加増される。なんで?


◇小堀 新助 正次

浅井家の磯野員昌家臣。傳兵衛のスカウトを受けるが断る。妻は磯野員昌の娘。

史実では、磯野員昌が浅井を裏切り織田家に付くと出家するが、還俗して羽柴秀長に仕え、関ヶ原の戦い後は備中松山藩藩主となる。茶の湯で有名な小堀遠州の父親。


◇渡辺 右京

浅井家家臣。父親が傳兵衛のスカウトを受けるが断る。

史実の槍の勘兵衛こと渡辺了の実父。


◇片桐 孫右衛門 直貞

浅井家家臣。傳兵衛のスカウトを受けるが断る。

史実の片桐且元、貞隆の父。浅井長政最後の書状を受け取った事でも有名。


◇大谷 伊賀守 吉房

浅井家家臣。傳兵衛のスカウトを受けるが断る。

史実の大谷吉継の父…と言われている人の一人。この話ではこの人が父親という事で…


◇石田 藤左衛門 正継

浅井家家臣。傳兵衛のスカウトを受けるが断る。

史実の石田三成の父。本人も結構有能。


◇藤堂 源助 虎高

浅井家家臣。元武田家家臣。傳兵衛のスカウトを断るが、次男の与吉を小姓に出す約束をする。

史実の藤堂高虎の父。高虎が出世後、家督を譲り隠居。



《徳川家》


◇松平 勘四郎 信一

徳川家家臣。藤井松平家二代目当主。徳川家の援軍を率いて上洛戦に参戦、箕作城の戦いでは本丸に一番乗りする。

史実でも、援軍として箕作城の戦いで本丸に一番乗りを果たし、関ヶ原の戦い後に、常陸国土浦藩3万5000石の藩主となる。



《足利家》


◆足利 左馬頭 義秋

美濃で元服を済ませて上洛し、室町幕府第十四代将軍となる。


◆和田 伊賀守 惟政

幕府軍の主力。吹田の戦いの後、佐久間信盛と共に松永家救援に向かう。


◆細川 兵部大輔 藤孝

傳兵衛と刀を取りに行ったり、東常縁の歌集を写したり、結構仲が良い。上洛後、勝龍寺城城代となる。


◇飯川 肥後守 信堅

幕臣。三井寺で傳兵衛と出会い、一緒に山科の四手井城へ。その後、足利義昭に大和の状況を知らせ、上洛を急ぐよう伝えに行く。

穴生元服記の著者の1人。正室は沼田光兼の娘で、細川藤孝の正室の麝香の姉。



《松永家》


◇松永 弾正少弼 久秀

松永家当主。松永霜台。東大寺近辺で、三好三人衆や筒井家と戦闘中。三好家の軍勢は大和に釘付けにしておくから、その隙に上洛を、と言いつつ、ガッツリ摂津に三好家の軍勢は残っている。

史実の爆弾正。クリスマス休暇も実施する。京都のお墓には息子の久通と宗秀と一緒に入っている。


◇土岐 二郎 頼次

美濃守護土岐頼芸の次男。頼芸の嫡男が廃嫡された為に後継者となるが、父と共に斎藤道三によって追放され、松永久秀を頼る。森家家臣である弟の斎藤頼元とは連絡を取っている模様。

史実では、秀吉の馬廻となり500石の知行を得、関ヶ原の戦いでは東軍に付いて旗本になった。


◇四手井 左衛門尉 家保

松永家家臣。山科四手井城城主。信長に早く上洛するよう急かしに走る。

史実では、三好長慶の被官から松永久秀に仕える。元亀四年の手紙はあるので、まだ生きてるはず。(美作守家保になってるけど)子孫には、森林生態学者の人とかいるらしい。


◇赤塚 山城守 家清

松永家家臣。四手井家保と同郷。信長に上洛を急かしに来る。

史実では、元亀三年までは生きていると思う。宛名が赤備家清だが。



《六角家》


◆六角 右衛門督 義治

六角家当主。観音寺城を脱出するが、柴田勝家に捕らえられる。


◆六角 承禎

六角家前当主で義治、義定の父。観音寺城を脱出するが、森可成に捕らえられる。


◇六角 次郎左衛門 義定

六角義治の弟。観音寺城から脱出し、甲賀望月家を頼る。その後、伊賀に逃れたようだ。

史実でも、観音寺城から脱出後、甲賀で抵抗を続け、穴山信君に書状を送る使者として甲斐へ向かう。


◆三雲 対馬守 定持

三雲家前当主。六角家重臣。傳兵衛の誘いに乗って織田家に臣従し、布施山城攻めに参戦する。


◇三雲 新左衛門 成持

三雲家当主。定持の次男。傳兵衛の誘いに乗り、近江青木氏の城を攻める。

史実では、六角家没落後も支援をしたが、後に織田家に仕える。さらに牢人した後、織田信雄に仕え、旧領復帰を条件に小牧・長久手の戦いに参戦するが、信雄が秀吉と和睦した為に果たせず、織田家を離れ、蒲生家、徳川家へ仕える。


◇布施 三河守

布施山城城主。先年、浅井家と通じて謀反する。その戦いで三雲賢持が討ち死にした為に、傳兵衛によって三雲家調略の生贄にされる。

史実でも、足利義昭の上洛時に籠城するが降伏、六角家の家宝『真鳥羽根付き節無しの矢軸』を探し出し、信長に献上する。


◇蒲生 下野守 定秀(快幹軒 宗智)

日野城元城主。既に出家して、快幹軒宗智を名乗っている。

史実では、1568年信長に降伏、1579年死去とあるから、隠居してたんじゃない?


◇蒲生 左兵衛大夫 賢秀

日野城城主。蒲生家現当主。足利義昭の上洛戦では、観音寺城が、落城した後も抵抗するが、神戸具盛に説得され降伏する。

史実では、織田家に降ると、度々の他勢力からの勧誘を拒否し、織田家に仕え続けた。信長にも気に入られて、度々安土城の留守居役を任される。日野の頑愚殿。


◇進藤 山城守 賢盛

六角家の重臣、進藤家の現当主。義昭の上洛に際しては、いち早く織田家に臣従する。琵琶湖を渡るための舟を素早く用意して、信長に褒められる。

史実では、佐久間信盛の与力となり、その後は織田信雄、羽柴秀吉に仕える。



《三好家》


◇釣竿斎 宗渭(三好政康、政勝)

三好三人衆の1人。大和国の松永久秀を攻めていたが、信長の上洛を知り転進。西京に陣を敷き、時間稼ぎをする。

史実では、死亡年月日が不明で1569~1579まで諸説ある。政康の名は間違いで政勝、政生が正しいらしいよ。


◆三好 日向守 長逸

三好三人衆の1人。芥川城を守っていたが、小笠原長時が傳兵衛の挑発に乗って出陣し討ち死にした為、城を捨て逃走する。


◇岫雲斎 怒朴(篠原 長房)

阿波三好家の重臣。摂津の三好勢を集め、吹田で決戦を行うが、背後から現れた敵の援軍に退却を決める。

史実では、浦上宗景の要請で毛利家と戦ったり、畿内に再上陸して畠山家と戦ったりしたが、弟と不仲になり、主君の三好長治に攻められ自害した。



《小笠原家》


◇小笠原 信濃守 長時

信濃国の守護。武田信玄に領地を奪われた後、三好家を頼り旧領回復を夢見るオジサン。傳兵衛の挑発に乗って、大島光義に射殺される。

史実では、三好家が畿内より追い出されると、上杉謙信、景虎と頼り、信長に迎えられ旧領回復を目論むが叶わず、会津の蘆名家へ。本能寺の変後に、三男の貞慶が旧領奪還をしているが、その一年後に会津で死去しているので、多分故郷には戻れていない…


◇小笠原 右馬助 長隆

小笠原長時の嫡男。芥川城で父親と共に出陣し、森可成に討ち取られる。

史実では、1571年に同族の小笠原長忠の治める遠江高天神城が武田信玄に攻められた為、救援に向かい、その後は上杉家へ。1581年、佐々成政等の軍と戦い討ち死にする。


◇小笠原 右近大夫 貞慶

小笠原長時の三男。芥川城で父親と共に出陣し、坂井政尚に討ち取られる。

史実では、三好家が畿内より追い出されると、父親と別れて京に残り、信長に従う。本能寺の変後、徳川家康に従い旧領回復する。石川数正と共に秀吉に鞍替えし讃岐半国を得るが、秀吉に追放された尾藤知宜を匿った事で改易。息子の秀政と共に徳川家に帰参し、秀政が与えられた下総古河3万石の領地で死去。


◇小笠原 清蔵 貞種(洞雪斎 玄也)

小笠原長時の四弟。芥川城で兄の長時と共に出陣し、柴田勝家に討ち取られる。

史実では、三好家が畿内より追い出されると、兄と共に上杉家へ。本能寺の変で森長可が信濃の領地を捨て美濃に戻ると、そこを狙った上杉景勝によって擁立され、木曽義昌を放逐し領地を奪還する。その後、徳川家に付いた甥の貞慶に攻められ、城を明け渡し越後へ戻った。


◇小笠原 民部大輔 信定

小笠原長時の次弟。芥川城で兄の長時と共に出陣したが、尾藤重吉の説得で降伏する。

史実では、本圀寺の変で討ち死にする。



《池田家》


◇池田 筑後守 勝正

摂津国人衆最大勢力。吹田の戦いでは三好家に与し森家や柴田家等と相対するが敗れ、池田城を攻められ降伏する。

史実では、信長に評価され摂津三守護筆頭となる。金ヶ崎の退き口でも殿を指揮して生還する活躍を見せたが、三好家に調略された池田知正によって追放される。足利義昭の家臣となるが、信長の家臣となった荒木村重によって、また追放される。


◇赤丸の人と白丸の人

吹田の戦いにて傳兵衛の部隊に攻め込んできた武将。惜しくも傳兵衛の首はとれなかった。

正体はバレてるだろうけど、書いたら怒られるかもしれないので、一応次回の紹介まで伏せとこう。



《摂津衆》


◇瓦林 三河守

三好家が四国へ退き、空城となった瓦林城を占拠、すかさず織田家に降る。

史実では、1570年に篠原長房の奇襲を受け滅ぼされる。


◇伊丹 大和守 親興

伊丹家当主。吹田の戦いでは、背後から三好勢を襲い、撤退を決意させた。

史実では、摂津三守護の1人。信長と足利義昭が対立すると義昭側に付くが、織田側に寝返った荒木村重に攻められ自刃する。




《別所家》


◇別所 大蔵大輔 安治

別所三兄弟の長兄。現別所家当主。

早くから足利義昭を支持し、観音寺城の戦いの勝利を聞き付けると、播磨国から三好勢力の排除に乗り出す。

史実では、その後の本圀寺の変でも救援を送り、信長に称されたが、1570年に病で亡くなった。


◇別所 山城守 吉親(賀相)

別所三兄弟の次男。兄の安治に命じられ、播磨国加古郡より三好勢力の追い出しにかかる。

史実では、安治の死後に当主となった長治の後見となる。秀吉とは険悪で、その態度に激怒した為に反乱し、三木城の干乾しへと繋がる。長治は弟と吉親の三人で切腹し、兵の命と引き換えに降伏しようとするが、それに反対して家に火をかけ、首を渡すのを拒否した為に、兵に殺された。


◇別所 孫右衛門 重宗

別所三兄弟の三弟。兄の命令で、足利義昭の援軍に向かう途中に、傳兵衛と出会う。

史実では、別所家が織田家に離反する事に反対し出奔。後に秀吉に仕え但馬国八木城1万5千石を得る。小田原征伐の後、堺に隠居する。


◇三宅 肥前守 治忠

別所家家老。出陣する主君に代わり三木城を守る。

史実では、秀吉と険悪になり、三木合戦を引き起こした元凶の1人。合戦後、別所長治、友之、吉親の3人の首を秀吉に届けた後、自刃。


◇淡河 弾正忠 定範

淡河家当主。妻が別所安治の妹。別所重宗と共に足利義昭の援軍に向かう。兵庫津を手に入れようとして、前野長康に先を越される。

史実では、三木合戦では、羽柴秀長の部隊に牝馬を突っ込ませて暴れさせて勝っている。平田・大村合戦にて秀吉の軍に敗れ討ち死に。この戦いで谷好衛も討ち死にしている。


◇石野 越後 氏満

赤松氏庶流石野家当主。別所家に従い足利義昭の助力の為に上洛を目指す。実は傳兵衛よりも一歳若い。

史実では、三木合戦の時に古田重則を射殺す。その後、羽柴秀吉、前田利家に仕える。


◇吉田 伊賀守 盛秀

別所重宗の家臣。重宗に傳兵衛の来訪を告げる。

史実では、三木合戦の頃の屋口城の城主。



《山科家》


◇山科 内蔵頭 言継

山科家当主。京以外にもよく出没し、金と酒をせびって官位を売りに来る人。傳兵衛を金蔓ならぬ酒蔓だと思っているかもしれない。

史実の言継卿記…助かります。


◆大澤 出雲守 綱守

山科家家司。傳兵衛に京の濫妨狼藉を防ぐよう釘を刺してきた。



《近衞家》


◆近衞 関白左大臣 前久

近衛家当主。足利義昭の元服の為に美濃へ向かう。多分、信長とは意気投合している。




天保国絵図(1835~38年)を元に作っています。

川や地形は変わっていると思うので参考程度で。


185話

挿絵(By みてみん)


189話

挿絵(By みてみん)


191話

挿絵(By みてみん)


195話

挿絵(By みてみん)


197話

挿絵(By みてみん)


199話

挿絵(By みてみん)


203話

挿絵(By みてみん)


206話

挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 今さらと言えば今さらですが、万一前編・後編的な意味合いでも有ったり?とも思い誤字報告ではなくこちらで 次の登場人物紹介も近そうなので一応 ナンバリング重複? 登場人物7(157~18…
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