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討ち死になんて勘弁な  作者: 悠夜
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171 伊勢の領地を手に入れて

 家臣が足りない…領地が離れ過ぎてるから兼任も難しい。

 だが、殿の与力も、あまり期待できないだろうな。

 何故なら、ウチよりも岩室家や滝川家の方が領地が多くて大変だし、他にも領地が増えた人も多いからね。

 そして、何より神戸家に養子に入った三七様の所に大量に注ぎ込まないとな。

 何より来年、上洛が控えているしね…上洛するよね?

 それでも出来れば、一人でも二人でもいいので下さい…

 一応、この戦で調略した領地周辺の国人連中は与力に付けられているが、こいつら何時裏切るかも分からないからなぁ。


 仕方ない…家臣の給料増やして、各自で人手を増やしてもらうしかないか…それが普通だし…

 後は現地採用しかないなぁ…不安だけど…

 親父の家臣を減らしたくはないし、仕方ないね。


 取り敢えず、伊勢に向かうか。

 久々利の事は誰かに任せるしかないな…折角、陶工を招聘したのになぁ。

 勝三郎、帰ってこないなぁ…


 今回の伊勢攻めで与力として付けられた一柳市介、林助蔵、安田主税之助の3人は、家臣として取り込む事に成功している。

 逆に、客将の前田五郎兵衛殿は失敗…まあ、主人である前田蔵人殿、慶次郎親子も健在なので仕方ないね。


 駄目元で親父に、殿に与力を貰えないか頼んでもらったら、一人だけ貰うことが出来た。

 一柳弥三右衛門直秀…市介の従兄弟らしい。

 市介の身内枠で押し付けられたかな?

 後の一柳可遊…桑名城城主になっているので、有能なのだろう…知らんけど…


 あとは、現地採用…降伏した加治孫九郎を家臣にし、佐倉城の小林八郎左衛門と曽井城の志村右衛門、寺方城の若菜隼人、山田城の矢田監物、山本城の山本刑部などを与力として何とかするしかないか…



 今持っている城をどうするかな…

 戸田城は大叔父の越後守で固定配備。

 蓮台城は堀尾茂助と増田仁右衛門かな?

 久々利城は、今は不在だが勝三郎に…帰って来るよな?

 大森城は…保留で。

 柳津城は、竹腰摂津守だが…悩む。


 そして新しく手にいれた三重の城。

 水沢城は俺が入るとして、燃えてしまった山崎城は、そのまま破却する。

 大久保城には、谷野大膳。

 川尻城には、斎藤内蔵助を入れるか。

 あとは一応、国人衆や千種家への牽制として、近くに城を作らないといけないかな…取敢えず、小林八郎左衛門から取り上げた(?)一生吹山城に城番を置いて交代で詰めさせるか。



 まず俺がやらなければならない事は、山を越えた先にある近江の甲賀郡の調略。

 そして、新しく手に入れた鈴鹿山脈側の土地、菰野村や水沢村の開拓。

 かなり開拓できそうな土地がありそうだと報告が上がっている。

 上洛出来たら、宇治のお茶でも手に入れて栽培でもしてみようかな。

 来るべき茶道世界の為にも、自前の茶畑があるのは良いことだ。



 智積村に居る松木家との折衝は、お隣さんの佐倉城の小林八郎左衛門に任せておけば良いか。

 公家との付き合いなんて面倒な事は、極力避けたいんだが伝手は欲しい。

 程々の付き合いが出来ればいいんだがな。

 松木家の現当主の松木宗房は飛鳥井家からの養子で、叔父に真宗高田派のトップである尭慧、叔母に朽木元綱の母がいる。

 この伝手は是非とも活用したい。

 弟で飛鳥井家を継ぐ飛鳥井雅敦も、1570年の朝倉攻めに従軍するしね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新ありがとうございます。 可成の家臣を減らさないという意志はすごいですね。堀尾三兄弟の一人とか稲田植元とか貸してくれと言いたくなる。 [一言] 大名を滅ぼしたわけでないから人材確保が難…
[良い点] こうなると家臣それぞれの知行も知りたくなります 余力があれば次の登場人物紹介からでも付け足してほしいですw [気になる点] 末っ子を匿っていたという甲賀との繋がりここから出来るのでしょうか…
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