登場人物4(81~99話)ネタバレ注意
読まなくても大丈夫です。
81話~99話までの人物紹介です。名前がわからない時にどうぞ。人物によって紹介にムラがあります。
◇は初登場
◆森 傳兵衛 可隆
久々利を領地にして国宝の茶器製作を目指す。
銘刀・鵜丸を手に入れてホクホク。
《家族》
◆森 三左衛門 可成
武田の備として可児郡を与えられる。
武田の秋山伯耆守の軍勢を退ける。
◆森 於勝
次弟。只今八歳。すくすく成長中。
◆森 紹徹
祖父。金山城で留守居役。
◆森 九一郎
年下の叔父。只今六歳。
◆営
傳兵衛、於勝、菊、藤、松、梅の母。
◆種
父の側室。麦、稲の母。
◆菊
青木次郎左衛門と結婚した。顔戸城から大森城へお引っ越し。
◆藤、松、麦、梅、稲
妹たち。
◆森 越後守 成恒
傳兵衛の大叔父。変わらず戸田の領地を任されてる。
《傳兵衛家臣》
◆森 勝三郎 隆恒
傳兵衛の乳兄弟。武田義信の謀反で混乱する甲斐国へ人材ハントに向かう。
◇堀田 新右衛門 正秀
平野長治の紹介で仕官。姪が平野長治の妻。
史実では兄の死後、堀田家を継いだ模様。
◆平野 右京進 長治
傳兵衛の外交要員。足利家、三好家ともに伝手があって便利。
◇奥村 藤蔵 元清
元大森城城主、奥村元広の次男。長男が廃嫡された為、奥村家を継ぐ。勝三郎と共に甲斐国へ向かう。
史実では永禄年間に今井村に遁世し庄屋となった。子孫は元禄年間に開窯し、自ら窯元となった。
◆本多 弥八郎 正信
本多正重の兄。傳兵衛の謀臣。鷹狩りの師。久々利家攻略に活躍する。足を怪我しているので槍働きは苦手。家族は三河の大久保家に預けられている。
史実では、徳川家康の懐刀。三河一向一揆で追放され、松永久秀に仕えた後、越前一向一揆にも参加したという話もある。いつ徳川に帰参したかは不明。
◆加木屋 久蔵 正次
斎藤正義の息子。仇である久々利頼興を討つ。仇討ちの機会をくれた傳兵衛に深く感謝している。
◆前野 将右衛門 長康
傳兵衛の年の離れた友人。武田との戦いで、兄の小阪宗吉に援軍を頼み、高野口へ向かい、久々利軍を挟み撃ちにする。
◆加治田 隼人 直繁
本多正信の助っ人として大森城で工作する。
◆加治田 新助 繁政
加治田直繁の子。本多正信の助っ人として大森城で工作していたが、加木屋正次を手伝うために久々利軍と出陣する。正信の許可があった為、罰せられなかった。
◆可児 才蔵 長吉
笹の人。本多正信の助っ人として大森城で工作していたが、加木屋正次を手伝うために久々利軍と出陣する。正信の許可があった為、罰せられなかった。加治田繁政と仲が良い。
◆山内 次郎右衛門 康豊
姉がイガイガの弟に嫁いでいる縁で、安藤(伊賀)家や遠藤家とのパイプ役となる。
◇野中 権之進 良平
野中伯山の嫡男。自分の力を試したく仕官を考えていたが、衣斐丹石に認められた仙石久勝に触発されて傳兵衛の家臣となった。
史実では、山内一豊に仕え、妹の合を娶る。
◆仙石 新八郎 久勝
衣斐丹石、野中伯山に剣術を習い、剣豪ルートに少し近づいたかもしれない。
◇斎藤 内蔵助 利三
傳兵衛が元服前から勧誘していた武将。妻が稲葉良通の娘なので、傳兵衛は良通によく思われていないかもしれない。
史実での明智光秀の家老。本能寺の変の原因説や黒幕説もある。
◇谷野 大膳亮 衛好
美濃の福田家から浅井亮政に仕える叔父の谷野家へ養子に入ったが、美濃へ戻り斎藤道三に仕えた。傳兵衛の元服前からスカウトを受けていた武将の一人。
史実では、秀吉に仕え、谷野から谷に改姓した。刀の試し切りの流派である、試刀術の開祖。
◇乾 作兵衛 和宣
安藤郷氏に紹介されて召し抱えた武将。
史実では、金ヶ崎の戦いで討ち死にする。
◆大島 鵜八 光義
久々利攻めの時には別動隊を率い、羽崎城を攻めていた。
◆山田 八郎右衛門 宗重
久々利攻めでは、堀尾茂助、大島鵜八と共に別動隊を率い、羽崎城を攻めていた。
◆増田 仁右衛門 長盛
政務担当。留守番させられる事が多い。
◆岸 新右衛門
護衛兼伝令担当。
◆安食 弥太郎 重政
◆兼松 又四郎 正吉
◆本多 三弥左衛門 正重
突撃要員。
◆森 源八郎
◆安孫子 竹丸
傳兵衛の小姓。
《森家家臣》
◇林 新右衛門 通安
母、営の父。森家が可児郡を手に入れた為に、家老として呼ばれる。
史実でも家老として活躍し、忠政の後見役を各務元正、息子の為忠と共に務める。
◇林 小次郎
林為忠。林通安の子。営の弟。只今十歳。
史実の林為忠。各務元正と一番槍を争ったり、本願寺と内通したり、森家を出奔したり活躍する。
◆平井 宮内卿
森家の芸術文化担当。朝戸城の縄張りなどもする。
◇可児 六郎左衛門 秀行
可成に室原城を任されている。傳兵衛より久々利攻めの時の情報収集と、奪い取った大森の守備を任された。
史実では、小牧長久手の戦いで討ち死にする。
◇野中 伯山
丹石流の開祖、衣斐丹石の高弟子。妻は丹石の娘。森家の剣術指南役となる。
◇青木 加賀右衛門 重直
傳兵衛にスカウトを受けた。勿論、息子の一重狙い。
史実では、稲葉山城陥落後、丹羽長秀、豊臣秀吉に仕える。信長が1559年に上洛した際に、一色義龍が送った刺客の一人らしい。
《森家与力》
◆生駒 甚助 政勝
土田城城主。久々利攻めの時には、共に大森城を攻める。
◇延友 佐渡守 信光
神篦城城主。高野口に武田軍が攻めてきた事を可成に伝える。
史実では、1572年の武田軍の美濃侵攻時も織田方に残り、信長に忠を賞される。
◇道家 清十郎
◇道家 助十郎
道家尾張の子。高野口の戦いで活躍する。
史実でも高野口で活躍し、信長は旗指物に自筆で『天下一の勇士なり』若しくは『無双道家』と書いて与えた。宇佐山城の戦いで可成と共に討ち死にする。
《織田家》
◆佐藤 紀伊守 忠能
加治田城城主。久々利侵攻時に傳兵衛からの要請を受け、嫡男の忠康を援護に向かわせる。
◆佐藤 右近右衛門 忠康
加治田城城主の嫡男。傳兵衛の友人。久々利侵攻時、傳兵衛からの要請で金山城の援護に向かう。
◇坂井 右近将監 政尚
氏家直元の調略をする。右近将監だったり右近尉だったりするが、たぶん読みは『うこんのじょう』で同じ。
史実では、可成と仲が悪いが、大抵セットにされている。同じ軍に配置されたり、連名で署名したり、子供が婚約したり、同じ年に討ち死にしたり…
◆小坂 孫九郎 宗吉
前野長康の兄。久々利攻めの時、傳兵衛の要請で可成の援軍で高野口へと向かい、久々利頼興を挟撃する。
◆金森 五郎八 長近
傳兵衛と共にイガイガの調略を行う。
◆佐久間 半羽介 信盛
洲股に砦を築けと命じられ、見事、三日で完成させた。
◇佐久間 左京亮 信直
信盛の弟。兄が砦を築いている間、敵軍の偵察に出ていた。
史実では、信盛追放後に織田信雄に仕えた後、家康に仕える。1599年まで生きる。佐久間信辰。
◆前田 与十郎 長定
佐久間信盛家臣。洲股で砦を築いていた。佐久間信盛、森可成の義兄。
◆柴田 権六郎 勝家
権六。佐久間信盛の洲股築城を手助けする。
◇林 新次郎 通政
林秀貞の娘婿。洲股築城時、森可成(傳兵衛)に頼まれ、十七条城の調略を行った為、敵が築城に気付くのが遅れた。
史実では、長島一向一揆で討ち死にする。
《遠山家》
◇遠山 左近佐 直廉
苗木勘太郎の名で桶狭間の戦いにも参加。信長の妹を娶り、娘は信長の養女として武田勝頼の妻となる。
史実では、1569年の武田家の駿河侵攻にも参加。1572年には武田の命で飛騨に侵攻する。
《武田家》
◇武田 徳栄軒 信玄
息子と揉めてるらしいよ。
史実…流石に、いらないよね。
◇武田 太郎 義信
武田家の嫡男。信玄に反乱を企てる。
史実では、1567年死去。通称は太郎のまま、官位を名乗れない。
◇秋山 伯耆守 虎繁
善右衛門尉。美濃へ攻め入って、高野口にて可成と対峙する。その後、織田家との取次となった。
史実の、於艶の方の旦那。
◇曽根 内匠助 昌世
武田家家臣。子の周防守が武田義信の乳人子だった為、義信に仕え、義信事件で死罪となる。
史実では出奔後、駿河侵攻時に帰参。信玄の『両眼の如き者ども』の片割れ。
《久々利家》
◇久々利 三河守 頼興
久々利城城主。土岐悪五郎。武田軍の美濃侵攻に合わせて反乱を画策。加木屋正次により討たれる。
史実では、1582年森長可に反抗。のち和睦するが、長可の騙し討ちに合い、加木屋正則によって殺害される。
◇羽崎 三郎 光直
久々利頼興と共に反乱を起こすが、大島光義に討ち取られた。
史実では1583年羽崎城廃城?久々利頼興が暗殺され、逃げたか殺されたか?
◇奥村 又八郎 元広
大森城城主。久々利頼興家臣。久々利頼興と共に反乱を起こし、羽崎城へ篭るが降伏。家督を弟に譲り隠居。
史実では、久々利頼興暗殺後、前田家を頼って越前へ。後、美濃へ戻り帰農する。
◇奥村元信
奥村元広の父。久々利家家老。傳兵衛に久々利を攻められ降伏。隠居する。
《美濃衆》
◇稲葉 彦四郎 良通
美濃三人衆の筆頭。頑固担当。斎藤利治の調略で、一色家に見切りをつけ、織田家へ臣従する。姪の婿である斎藤利三を調略した傳兵衛を快く思っていないかもしれない。
史実では、頑固一徹の語源の通り、騒動を起こす人。本能寺の変後は斎藤利尭を担いで斎藤家復興を目指したり、領地奪還を目論む安藤守就と戦ったりしている。
◇氏家 常陸介 直元
美濃三人衆で最大領土を誇る。影の薄さ担当。一色家に見切りをつけ、坂井政尚の誘いに乗る。
史実では織田家臣従後、貫心斎卜全を名乗る。長島一向一揆で討ち死にしている。
◆伊賀(安藤) 伊賀守 守就
美濃三人衆の野心と間抜け担当。傳兵衛は心の中でイガイガと呼んでいる。傳兵衛と金森長近の調略を受け織田家に内通する。
◇安藤 太郎左衛門 郷氏
イガイガの弟。妻が山内一豊、康豊の姉。兄と傳兵衛の橋渡しをする。
史実では、本能寺の変後、兄と共に挙兵し討たれる。嫡男は山内一豊の家老となり、堀尾吉晴の養女を娶る。
次女は一豊の養女となり乾和信の妻となる。
◇那波 和泉守 正澄(正隆)
福田城城主。美濃三人衆調略時に、傳兵衛にスカウトされるが、返事は保留。
史実では、信長、次いで秀吉に仕えた。明智光秀にスカウトされた那波直治は息子という説あり。
◇石川 杢兵衛 光信(光延)
鏡島城城主。傳兵衛のスカウトを受けている。
史実では、織田信長に仕える。
《遠藤家》
◇遠藤 六郎左衛門 盛枝
郡上八幡城城主。只今、従兄に城を奪われて困っている。妻はイガイガの娘。
史実では、長井隼人の力を借りて、領地を取り戻す。織田家に従いつつ武田と内通したり、秀吉に領地を没収された上、代地を与えられるのを忘れられたり、家康の時代に藩主に返り咲いたりする。
◇遠藤 大隅守 胤俊
遠藤盛枝の従兄。竹中半兵衛が稲葉山城を奪取したどさくさに紛れて盛枝の八幡城を奪う。
史実では、志賀の陣、堅田の戦いで坂井政尚らと共に討ち死にする。
《足利家》
◇足利 参議左中将 義輝
室町幕府13代将軍。1565年史実通りに三好義継、松永久通等に殺害される。
◇一乗院 覚慶
足利義輝の弟。後の足利義昭。史実通り六角家を頼り、和田城から矢島御所に移った。
《僧》
◇快川紹喜
元美濃国の崇福寺の三世住職だったが、信玄に招かれ甲斐国の恵林寺の住職となる。今は義信事件の調停を試みている。
心頭滅却して暑くはなくとも、燃えるものは燃える。
◇拍堂景森
崇福寺の四世住職。快川紹喜の弟子。傳兵衛に快川紹喜への文を預ける。
《その他》
◇衣斐 丹石
剣術家。丹石流の開祖。森家の剣術指南役にと請われるが、年齢を理由に断り、代わりに弟子の野中伯山を推挙する。
逸話では、上泉信綱に勝って弟子入りを望まれたり、弟子が自見流を開いたりしている。




