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【300万PV突破】不人気職の俺が貴族令嬢に転生して異世界で無双する話 ~武器使いの異世界冒険譚~  作者: 黴男
第一章 王都学院編

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Ep-41 新メンバーとテンプレ

8人になったからクラン名はセブンスでは成り立ちませんね…

新しい名前考えなきゃ

2週目の土曜日がやってきた。

定例(?)クラン会議の時間だ。


「本日は、新メンバー加入の報告だ」

「なんとなく予想はしていた」

「この女たらしめ」


新メンバーが入ると言っただけで誰とは言っていないのに、クレルとアレックスは予想がついていたようだ。そう、新メンバーとはタツミである。


「今日からクランに加入するタツミ・フウカだ。フウカと呼べ」

「やっぱりかぁ…」

「タツミ先輩、なんか口調がいつもとーーー」

「フウカと呼べ!」

「ひゃ、ひゃいっ!」


仮面をつけて戦闘をした影響か、タツミは少し性格が変わってしまった様だ…というわけではなく、普通に仮面を後ろにつけているだけだ。顔につけないとパワーアップや髪色変化は起こらないものの、思考加速などの能力を得られるらしい。

その代償として本人の自覚がない性格変化などが起こるのだが…


「フウカ先輩、いつもと口調が違いませんか?」

「そうか?私はいつもこんな口調だが」

「いや、明らかに違うでしょ」

「ユカリさんに何かされたのでしょうか?」


何回かの問答の後、

最近お淑やか故に影が薄くなりつつあるユイナがそんな疑問を口にする。

するとメンバー一同の視線がタツミに集中する。そして、


「あっ、あの後ろに付けてる仮面、前までは無かったわ!」

「でもあれって…呪王の仮面じゃないか?」

「「「ユカリ!!」」」


この後俺は、勝手なことをして王都が滅んだらどうするんだと仲間たちから散々怒られた。俺が錬金術を使えることをしっかりと説明した上で仮面のことも説明したが、全く聞いてもらえなかった。


◇◆◇


「それで、午後は何をするの?ユカリちゃん」

「いつも通り...依頼をこなす。指名依頼は当然まだないけど、採取や討伐依頼ならあるはずだしね」


俺たちはギルドへ向かって歩いていた。

クランルームなどというものはこの世界では弱小クランが持てるものではないので、

定例会議は学院の貸会議室でやった。


「私たちってまだ出会って一か月くらいなのよね」

「一日一日が濃すぎてまるで十年の付き合いのような気分だな」


歩きながらシュナとクレルが呟く。

思えば三週間、主に俺のせいでこの8人はかな~り濃い日々を過ごした。

ただの授業の日でも、それはとても楽しかった。

...おっと、思い出に浸ってる暇があったら行動しないとな


「このラブラブカップルめ!走るぞ!」

「えっ?」

「ええっ!?」


俺たちはギルドに向けて走り出す。

途中で非戦闘員であるユイナとベルが脱落するが、


「ユイナ、俺の背中に乗っていいぞ」

「脆弱な人間め、乗せてやろう」


アレックスとリンドがそれぞれ背負って走る。

なんなんだこいつら。恋愛漫画かよ...

そして、なんやかんやで俺たちはギルドにたどり着く。

いつも通り観音開きのドアを手で押して開け、

依頼カウンターに直行する...

かと思いきや。


「おい!」

「!?...何ですか?」


入り口近くの椅子に座っていたガタイのいい男がこちらを指さし、叫んだ。

一体何だろうかと思って言葉を返すと、受付の人がこちらを失望のまなざしで見つめてきた。


「お前、見ない顔だなぁ?新参か」

「それが何か?」

「新参がよぉ、俺に挨拶もしねぇで素通りってのはどういうことだオラ」


は?と頭の中に疑問符が溢れかえった。

前世にもいたわ...こういう奴。掲示板で古参ぶって敬意を強要したり、

オークストーリーでもギルド内で横暴な振る舞いをしたり。


「何でお前に挨拶を返さなきゃいけない?」

「んだとゴラァ!ぶっ殺すぞ」


返事を返すと男は激昂して立ち上がり、机を横に蹴り飛ばした。

机は分解されながら飛んでいき、壁に当たってガァン!と大きな音を立てる。

その音で広いギルド内の全員が振り返る。


「ああ、あいつハンス兄貴に逆らったな」

「死んだぜアイツ...ボコボコにされて慰み者にされるのがオチだな」

「ああ...恐ろしいぜ。神も仏もありゃしねえな」


あちこちからそんな呟きも聞こえた。

どうやらこれは異世界ものの常識とやらに遭遇したみたいだな。


「勇気ある嬢ちゃんよ。前に出な!安心しろ、顔は傷つけねえ主義だ」


相手が挑発してきたので前へ進み出る。

ゲーム時代も含めた前は居なかった存在なので、どっちにせよそこまで強くないと思うからな。


「ほほう…勇気あるな!…とぉう!」

「覇ッ」


思い切り蹴りをぶちかましてきたので横へ避ける。

そして俺のことを当然視認できていないハンスとか言う奴の顔を思い切りぶん殴る。


「ごおおああああああああっ!」


余波でハンスが付けていた鎧が派手に凹み、ハンスは壁にぶつかって動かなくなる。ちょっとやりすぎたかな?壁がへこんでしまった。

騒がしかったギルドが一瞬で静まり返った。

なんだなんだ、この程度のことで…


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不必要に街や建物を破壊する人苦手
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