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【300万PV突破】不人気職の俺が貴族令嬢に転生して異世界で無双する話 ~武器使いの異世界冒険譚~  作者: 黴男
第一章 王都大会編

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Ep-100 レベル上げ5

何だかんだでやっと本編100話まで来ました。

なので遅れたことは勘弁してください...

「どりゃあああああああああっ!バーニングアロー!」


俺の放った矢が、筋肉質な赤色の肌を持つ、人型の魔物達を貫き燃やし尽くす。

俺が今いるのは、レッドゴブリンの森。

王都から遠く離れた、帝国から3つの領地を挟んだ場所にある森。

レベル125適正狩場であるレッドゴブリンの森は、レッドゴブリンとレッドゴブリン亜種たちが生息する森だ。俺はここで、大会前最後のレベル上げをしているのだ。

次のクリエイトウェポン上位版スキルはレベル200で解放されるので、あくまでもステータスとスキルレベルアップ目的だ。

そういえば、使える武器の種類も増えたな。

クレルたちの武器に触れたら、それらを呼び出せるようになったのだ。

それに、頑張って素材を集めて、よく使う武器の最大強化も行っている。

俺が参加する大会に幻獣が出ないはずもないので、ここで必ず潰しに来る。

そう思い、俺は無言でポップした魔物を狩っていた。


「おっと」


俺は後方から飛んできた矢を掴み取る。

矢が飛んできた先には、矢を構えた赤いゴブリンが立っていた。

レッドゴブリン・アーチャーだな。

俺は今まで通り矢を構えて、早打ち対決のようにレッドゴブリンと睨みあう。

その間も俺の姿と足元に転がる死体を視認し、複数体のレッドゴブリンが突撃してくるが....


「エッジ、エッジ2号。片付けろ」

「御意」

「2号って.....はいはい」


俺の影が伸び、そこから何の装飾もない、白銀の剣を持ったエッジと、重そうな輝く鋼のワンドを持ったエッジ2号が飛び出し、纏めてレッドゴブリンを片付ける。

そして、仲間がやられた衝撃で固まるアーチャーの頭蓋を、俺が火矢で撃ちぬく。

俺が今装備しているのは「火血石の弓」で、スキルを使わなくとも属性攻撃ができる貴重な武器でもある。....まあ、弓とか杖とか魔導書だとスキル無しの属性攻撃ができるのは結構珍しくないんだけどね。

しっかし、さっきから100を越える数のゴブリンを倒していて、膨大な経験値が入ってくるんだが、全くレベルが上がらない。

まあ予想はしていた。経験値増加アイテムと経験値増加装備が無ければ、オークストーリーでのレベル上げは困難を極める。

一応、俺とムスビの魂が共存していることで〈経験値増加:200%〉みたいな実質二倍キャンペーン状態なのだが、それでも全く上がらない。

堪えかねて先程から経験値獲得量を15%上げる指輪を両手の指に付けて戦っているのだが、全くと言ってレベルが上がらない。


「エッジ3号、ムスビ。一気に片付けろ!」

「はい」

《ボクもやるのかぁ.....》


さらに俺の影を入り口に、自由意思のない旧エッジ状態のエッジ3号と、信頼できる相棒のムスビが飛び出す。


「ヴァーミリオンブレイク」

《ハーミットミスト!......フラッシュスラッシュ!》


森全体に血のように紅い光が広がり、ゴブリンたちが衝撃で即死する。

攻撃をしていない分身と俺は、素早く空転術で上空に跳び、回避した。

その後、森全体に霧が広がり、あちこちでカメラのフラッシュのような光が発生する。

ヴァーミリオンブレイクは〈吸血魔導士(ヴァンパイアメイジ)〉の三次スキルで、広範囲に血のような赤色の攻撃を拡散させて大ダメージを与えるものだ。

ハーミットミストは〈隠者〉の二次スキルで、広範囲に霧を発生させて自分の姿を隠すスキルだな。フラッシュスラッシュは〈聖騎士(パラディン)〉の四次スキルで、光のように高速で移動して敵を切断するというイケメンスキルだ。

そうして森全体の魔物を一掃すると.....


〈レベルが上昇しました〉


お、やっとレベルが上がった.....

やっとかよ、という気分にならなくもないが、ゲーム時代もこんな感じであった。

俺も経験値獲得増加装備とバフを山盛りにしてレベルを上げていたから、

かかる時間はずっと短縮されていたが......


「デリートウェポン!クリエイトウェポン、氷結槍!スキルセットチェンジ!セットスピア!」


俺は武器を槍に切り替え、新たにポップしたゴブリンを斬り、凍らせ砕く。

こういう面倒臭い事をしていると、大多数のプレイヤーが楽をしたくなるのは当然だと思う。

以前ナイトが、「人間のほうが経験値が多くもらえる」という情報を話してくれた。

きっと楽を求めるプレイヤーなら容赦なく人を殺すんだろうな....

そんなことを考えながら、一体一体ゴブリンを倒していると、ついにゴブリンがポップしなくなった。その代わりに、巨大な存在感を感じた。

場所は森の中央。

エリートモンスターが出現だ。


◇◆◇


森の中央に出現したエリートモンスターは、グレートレッドホブゴブリン・キングだな。

メニューで見た限りではそんな感じの名前だ。

なんか色々強そうな名称がついているが、基本的にはレッドゴブリンに毛が生えた程度だろう、多分。


「空転・雷動!」


俺は雷のようなエフェクトを纏い、グレートレッドホブコブリン・キング......長いからGRHGKとでも訳すか?......普通にゴブリンキングでいいか。

ゴブリンキングは俺を視認すると唸り声をあげ、拳を振り上げた。

そして、その巨躯に見合わない速度でこっちに走ってきた。

えっそれは......


「空転・略撃ィ!」


初撃で失敗したが、まあダメージを受けなかっただけましだ。

俺は散開している分身に攻撃するよう指示を飛ばす。

すると、


「クリムゾン・スラスト」

「クリムゾン・バースト!」

「クリムゾン・ショット!」

《クリムゾン・スラスト!》


あちこちから声が響き、紅い光がいくつもゴブリンキングに突き刺さり、貫く。

それでゴブリンキングは悲鳴を上げて地面に倒れる。死んではいないようだが....

俺がこっそり接近すると、ゴブリンキングは眼をカッと見開いて、素早く立ち上がり再び拳を振るう。

俺は右手に槍を持ち、思い切り振るわれた拳を跳んで避ける。

そして、そのまま腕を駆け昇る。

時に落ちそうになりながら、空転術やエアースライドを使いながら。

そして、俺は昇りきる。

目の前にグレートレッドホブゴブリンキングの、醜悪な顔が見えた。


「クリムゾン・スラスト!」


そして、俺の槍は紅く輝き手から飛び出る。

それは紅い軌跡を描いてゴブリンキングの頭蓋を貫き、内側から爆散させる。


〈レベルが上昇しました〉


お、レベルが上がったか......

俺は飛び散るゴブリンキングの頭蓋の破片をうまくかわしながら、地上へと降り立った。

分身たちが集まってくる。

俺はエッジに魔石の取り出しを命じて、ポータルアローを展開した。

ゲームの時とは違い、エリートモンスターが出た後数時間は新たに魔物が出現しない。

俺は新たな狩場へと向かうのであった.....




ユカリ・A・フォール 職業:ウェポンマスター Lv:128




HP30030/30030

MP4600/4600




攻撃力:231

防御力:185

魔法力:201

魔法防御:213

etc…

[スキル]

〈一次〉メイクウェポン-LvMAX

〈二次〉ビルドウェポン-LvMAX

〈二次〉ウェポンリビルド-Lv--

〈三次〉クラフトウェポン-LvMAX

〈三次〉ドッペルシャドー-LvMAX

〈四次〉クリエイトウェポン-Lv4

〈四次〉ドッペル・ツインミラー-Lv3

〈特殊〉ドッペル・カレイドスコープ-Lv–-(スキル自動効果)

空転術-Lv8

ホープウェポン・クリエイション(非表示)-Lv--

[バフ]

〈二次〉リミットオーバー-Lv7

〈三次〉ソウルバーニング-Lv4

[パッシブ]

ウェポンマスター-Lv4

エアージャンプ-Lv--

マジックリュース-Lv--

マジックサルベージ-Lv--

マジックリデュース-Lv--

ワールドツリーブレスト-Lv1

龍滅ぼし-Lv1

一騎当千-Lv--

遺物の破壊者-Lv3

迷宮を統べるもの-Lv--

並列思考-Lv4

並列意思-Lv2

幻獣殺し-Lv2

希望齎す者-Lv--(非表示)

星幽従えし者-Lv–-

大物殺し(エリートキラー)-Lv1(new)

クリスマスSideは遅れずに投稿したいところ。



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