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079 わたし悪い子になります sideイリス3

 大浴場でクリスタさまがとんでもないことを言い出し、アリスちゃんが乗っかってしまった翌日。町の中心にある広場に、多くの人々が集まっていました。

 本当は《魔食菌(マナイーター)》の罹患者だけを呼んだんですけど、どうやら町民のほとんどが集まってきてしまったみたいです。

 

 野次馬、というよりは罹患者である家族や友人を心配してのことかな。それくらい、罹患者さんは多くいました。

 まともに立ち上がれない人もいて、背負われたり、地面に寝転んだりしています。

 そんな人たちですら集まってくれたのは、領主の呼びかけがあったからに他なりません。


「ご協力ありがとうございます、グラスリーフ卿」

「ふん。下らん平民がいくら死のうが構わんが、常駐の騎士団にも被害が出始めていたからな。このままでは高位の魔物を倒したとて損失のほうが大きかった。それはまずいだろう」


 あー、こういう人が相手だと気が楽ですね。

 遠慮なくぶっ飛ばせます。クリスタさまもよくやってますけど、こんな気持ちだったんでしょうか。

 

 今日は朝早くからクリスタさまがジェイドさん、ジミーさま、ミゾレさんを引き連れて捕食の遺跡へ向かっています。

 一方わたしはコレットさま、アリスちゃんと一緒にこの広場に。

 そう、アリスちゃんがここに居ることからも分かるように、わたしたちが作戦の実行班。クリスタさまがジェイドさんの妨害を想定した防衛班です。

 

 本来ならそんな危険な真似、魔法の使えないクリスタさまにさせられないですけど、こちら側は魔法の使える。いえ、下手な謙遜はやめます。魔法の扱いに優れた人にしか任せられない事だから、仕方ありません。

 

「いやしかし、魔石を持ってきてくれるとはありがたい。奴隷に身をやつそうとも、高魔力保持者は伊達ではないという事か」


 ん? ああ、そういえば『魔道具の起動準備ができた。流行病を解決するので病人を集めてほしい』と言ったんでしたっけ。普通ならそれだけで罹患者を集めるなんてありえませんけど、クリスタさまが家名をかけて宣言したので、男爵のグラスリーフ卿では異を挟めません。


 ただ病気を、つまり《魔食菌》を解決するとは宣言していましたが。


「もっていませんよ? 魔石なんて」

「は? 何を言っている! 魔道具を起動し《魔食菌》を集めるというから罹患者どもを集めてやったのだぞ! それを魔石がないだなどと、私に辱をかかせる気か!」


 相変わらず声の大きい人ですね。

 これならコレットさまに頼めばよかったでしょうか? けれどグラスリーフの現当主はこの人です。領地での影響力は段違いなので仕方ありません。

 

「ご安心ください、ちゃんと《魔食菌》の蔓延は解決してみせますから。グラスリーフ卿の出番はもう終わりなので、ちょっとひっこんでいてください。うるさいですし」

「な、貴様へでぶっ!?」


 軽く強化魔法をかけて顔面に裏拳を叩きつけてあげました。

 パリンっと軽い音がして、彼にかかっていた防壁魔法が消え去ります。随分とあっさり割れましたね。いえ、男爵程度の魔法なら、こんなものなんでしょうか?


 倒れたグリスリーフ卿をのそのそとやってきた全長2mほどのゴーレムが口でくわえて去っていきます。

 本体1m、股下1mのマシュマロゴレム、モモちゃんです。

 最近モモちゃんも自我が芽生え始めている気がするんですけど、ゴブマロの影響でしょうか?


「イリスさんのゴーレムは、その、独特ですよね」

「あ、コレットさま。準備はできましたか?」


 色々と裏で動いて貰っていたコレットさまが、執事のセバスチャンさんと一緒にやってきました。


「はい、罹患者は全てここに。といっても関係ないものも多数集まってしまったようですけれど」

「アリスちゃんはどうですか?」

「はい、ちゃんと連れて来ました!」


 元気よく答えたコレットさまは背後を振り返りながら、びしっと左手を伸ばす。

 その先に居るのはぺたんと座り込んだアリスちゃん……を乗せたマシュマロゴレムたちです。

 幅1mのマシュマロゴレムが4体ずつ2列にみっちりと並び、その上にアリスちゃんを乗せたままこちらへ向かっていました。マシュマロゴレムはモモちゃん以外は真っ白でふわふわなので、さながら歩くベッドです。


 その異様な光景に、不安そうにこちらを見ていた人々の視線がアリスちゃんに集中する。


「あの、イリスさん、コレット。これ、恥ずかしいです」

「我慢してください。本番に備えて、少しでも多くの体力を温存してもらわないといけないので」

「そうですよ、アリスは家からここまで歩くだけでも疲れてしまうでしょう?」


 わたしたちの言葉にガックリとうな垂れるアリスちゃん。ちょっと可愛いですね。


「さて、そろそろいいですね。コレットさま、お願いします」

「わかりました。アリス、覚悟はいいですね?」


 無言で頷くアリスちゃんに、コレットさまも頷き返す。

 それを見て、セバスチャンさんが声を張り上げた。


「皆様、ご静粛に!! これより、グラスリーフ家がご息女、コレット=グラスリーフ様よりお言葉を賜ります!!」


 普段の物静かな様子からは考えられない声量にすこし驚いてしまいます。

 威厳のある姿は、正直グラスリーフ卿よりよっぽど貴族らしいとさえ思えました。さすがに不敬でしょうか。


「皆さん、この度はお集まりいただき、ありがとうございます。流行病により苦しんでいる皆様を前に、天気の話から入るなどと愚かなことはいたしません。単刀直入に申し上げます。流行病を食い止め、いえ、解決する方法が見つかりました」


 それにまた少しざわつき始める広場。

 治す手立てがない現状で、突然そんなことを言われたら動揺もしますよね。

 それにしてもコレットさま、治療と言わないあたり、クリスタさまを意識されているのでしょうか?


 わたしの思考がわき道にそれている間にもコレットさまの説明は続いていきます。

 内容は《魔食菌》に関して伏せた状態で、病原菌を封印する魔道具として《魔食菌》を説明するといった感じです。

 本来は病原菌である魔獣と容器セットで《魔食菌》なんですが、そんな事話すわけにはいきませんからね。


「ですが、この魔道具の起動にはドラゴンさえ上回る強大な魔力が必要となるのです」


 話がそこまでいった段階で、再びざわつく広場。

 ドラゴンでさえ容易には倒せない、そもそも見つけるのも困難な相手だというのに、それを上回る魔力が必要なんて、冗談にしても悪質ですよね。


 それが現実なんですから、この魔道具を作った人たちはどれほど追い込まれていたんでしょうか。


「皆様、そんなものどうやって用意するのか、そうお思いでしょう。しかしグラスリーフ家は解決策もなしに情報を公開するほど、愚かな家ではありません。仮に解決策もなしにこのような魔道具に頼ろうとする愚か者が我が家にいたならば、私はその者を切って捨てて見せましょう」


 あ、これグラスリーフ卿のことですね。

 危険な魔道具を栄達目的で使用して、その尻拭いを実の娘にさせているんですから、擁護のしようもありませんけど。


 物騒なことを断言したコレットさまがゆっくりとアリスちゃんへと近づく。

 一方アリスちゃんもコレットさまへと近づき……訂正。マシュマロゴレムベッドがよっせほいせとコレットさまへと近づいていきます。


 なんでしょう、真面目な場面なのに締まらないです。


「こちらにいるアリスは高魔力保持者の中でも非常に多くの魔力を保有しています。それは力が強すぎて、鮮やかな髪が黒く見えるほどに。そして、そんな彼女から魔力を吸出し、魔道具を起動する術をこの方がお持ちくださいました」


 そこでコレットさまからわたしへとアイコンタクトが飛んできました。

 軽く深呼吸をして、一歩前へ踏み出す。そして、いまの自分の姿を見ます。


 見慣れたいつもの学生服、ではありません。遺跡での戦闘で焦げてしまった制服の代わりにクリスタさまが下さった学生服。平民を表す青でもなく、貴族を表す赤でもなく、王族を表す白でもない。クリスタさまを表す、黒を貴重としてまとめられた、クリスタさまだけの学生服をわたしは着ていた。


 ちょっと胸元が苦しいのと、動きやすいよう詰めたスカートが短めなので恥ずかしいですけど、下着は見えないように防衛魔法(なぞのひかり)を使用しているので大丈夫。

 これを着ている今、わたしはクリスタさまと同じ側に立っている。だから、きっと大丈夫。どんなにめちゃくちゃな過程でも、最高の結果をもたらしてくれるのがあの人なんだから。


「皆様、お初にお目にかかります。わたしは偉大なるブリューナク家のご息女、クリスタ=ブリューナクさまの使者。名をイリスと申します」


 ブリューナクの名が出た時点で、広場の反応は様々だった。

 怯える人、嫌悪する人、いぶかしむ人。

 前のふたつは問題ない。困るのは、わたしがブリューナクの使者だと認められないこと。これからの行動に説得力をもたせるためには、信じて貰わなければ困る。


 だからわたしはふたつの魔道具を取り出す。


「”起動(プロージット)”」


 突如宙に浮かび上がるのは漆黒多頭の竜。

 紛れも無いブリューナク家の紋章であり、紛れも無いクリスタさまの色。


 わたしが起動したのは紋章を展開するための魔道具《紋章機》。けれどこれはその家系の人間にしか使えない。この問題は《玉呑みのカンテラ》をクリスタさまから一時的に譲り受けることで解決しました。


 呪いの道具でも売買という契約を経れば受け渡しが可能です。そしてこのカンテラにはジェイドさんとの治療実験で吸い込まれたクリスタさまの魔力が入っています。

 紋章機の起動にはこれを利用しました。


 それに、このカンテラには今回、もっともっと大きな役割がありますから。


「さて、この紋章を見てまで騒ぐ愚か者がいないことに、わたしは安堵しています。話を続けますね」


 これは本当。ここまでやって信じてくれない人がいたらどうしようかと思っていました。


「クリスタさま曰く、病気にかかった家畜は殺すに限るとのことです。当然ですね、病気の根絶にはそれが手っ取り早いですから」


 最初は家畜? と何のことか分かっていないようでしたけど、自分たちのことだと気がついたのか、ふざけんな、とか馬鹿な! とか色々聞こえてきます。

 そうですよね。わかる、わかります! わたしも最初はそう思いましたし。


「ですがクリスタさまは偉大なるブリューナク家の血を継ぐお方です。皆様を救うために、ある魔法を作り出されました。この魔法は対象を焼き尽くし、その魔力を収集するというもの。つまり、ああ、なんという事でしょう、それには生贄が必要なのです。……皆さん、もうお分かりですね?」


 ここまで言って、この流れで分からない人は居ないでしょう。

 要するに、わたしはこう言っているんです。ここに居る可憐な少女を殺して、病原菌を封印しましょう、と。


 当然そんなの嘘なんですけど、全部が全部嘘かというと、嘘は1割くらいでしょうか?

 わたしにアリスちゃんを殺す気が無いという部分以外は、わりと本当な気もしますし。


「さてさて、見れば皆さんもう大分ぼろぼろのご様子。ああ、そこのご婦人、もしかして身重ですか? それで流行病とはついてないですね。あ、そこのぼく、兄妹揃ってかかっちゃったのかぁ、可哀想に」


 片っ端から指差しながら、症状をあげていく。

 これも別に嘘はいっていないですよ? みたまま、本当にみたままを言っています。多少、悪役っぽい言い回しは意識してますけど。


 そう、本当に、見たままを言うだけで脅しになるくらい、悲惨な状況でした。

 わたしたちが来たときに見えなかった、家の中で安静にしていた罹患者をひっぱりだしただけでこの町は死の町と見紛うほどになっています。


 うん、この惨状を引き起こしたグラスリーフ卿は、あとでもう一度どつきましょう。わたしがだめならクリスタさまやコレットさまに頼んででも。

 

「では皆さん、彼女を殺してでも助かりたいという人は、手を上げてください」


 最初は誰も手を上げませんでした。

 けれど、小さな女の子がつらそうに咳をしたのをきっかけにその娘の両親が手をあげ、その周囲も、と最終的に全員が手を上げました。


 当然です。誰だって、自分の命が、或いは自分の命より大事な誰かの命を大切にするに決まっています。


「はい、可決です」


 ブリューナク侯爵家の世間一般の印象は、それはもうひどいものです。

 そのイメージを損なえば、クリスタさまが当主である宰相さまから罰せられてしまうらしいので、わたしは精一杯悪人っぽく応対します。


「じゃ、アリスちゃん。燃えてくださいね♪」


 笑顔で、明るく、指ぱっちんを1回。

 無詠唱によって威力を抑えたあの魔法が発動し、アリスちゃんに襲い掛かる。

 3秒ほど、何もなかった。

 4秒で、アリスちゃんの表情が変わり、5秒して──


「あ? ぐぁ、ああぁあぁ、ああぁぁあぁっ!?」 


 ──アリスちゃんが燃え上がった。


「アリス!?」

「駄目ですよ、コレットさま」


 広場は悲鳴に包まれ、駆け寄ろうとするコレットさまを押さえつける。

 叫んでいるのはアリスちゃんだけじゃない、それを見てしまったほとんどの人が悲鳴をあげている。

 それはそうですよ、こんな光景を見て、普通にしているほうが異常なんです。でも、これくらいでは死にはしません。これは肉体は傷つけず、魔力だけを燃やす炎だから。苦しくても、精神が焼き切れても、死にはしない。


 そう分かっていてもこの光景はあまりにもひどくて。

 アリスちゃんを覆う炎、あの翡翠色は彼女の本来の魔力色でしょうか? ジェイドさんの魔力に似たとても綺麗な色が、今は残酷に彼女を蝕んでいます。


 コレットさまを抑えながら、ちらっと見たのはわたしの横に浮いている《玉呑みのカンテラ》と、それの中に組み込んだ《魔食菌》の容器。見たところ、アリスちゃんを燃やすことでカンテラへ呑み込ませた魔力は、《魔食菌》を起動するほど溜まっていない。現時点で6割程度かな。


 個人でここまで溜まるなんてすごいし、アリスちゃんの髪はまだ黒い、いや、黒に近い緑まではきたかな? どっちにせよまだまだ魔力が残っている。だけど全部燃やしても足りるとは限らないし、それまで彼女の精神が持つとも思えない。

 こうしている間にも悲痛な叫びが広場に響いている。


 こうなる事は最初から分かっていたことです。つまりそれは、次の手も容易してあるという事。


「うーん、如何な高魔力保持者とはいえ、さすがに一人分の魔力では足りないようですね」


 極大の魔力というのは、一人で賄いきれるものではありません。

 けれど、塵も積もれば山となるように、何十人、何百人も集えばそれがたとえ魔法の使えない平民であっても賄う事ができます。

 普通なら魔法の使えない人間から魔力を集めることは不可能ですが、幸いその手段は私たちの手中にあります。


 正直に言えば怖いです。

 罪の無い、覚悟さえ無い人を傷つけるというのは、たとえそれが放って置けば死んでしまう相手で、傷つけることによって救えるのだとしても、とても、とても恐ろしい。

 

 でも、それでも、苦しみぬくけど命は助かりますといって、協力してくれる人なんて普通いません。だから、強引にいくしかない。

 改めて、生きるために苦しむ覚悟をして、こうして魔力を燃やしているアリスちゃんはすごいなと思います。


 クリスタさまも、いつもこんな気持ちだったのかな。

 魔法も使えないのに、いつも必死で取り繕って、乱暴狼藉やり放題に見えて、いつも誰かの助けになるように本当の自分を殺しているあの人も、いつも苦しんでいたのかもしれない。


 だから、そう、だからこそ、私もそうしよう。

 クリスタさまの手をとった時、一緒に歩むと決めたのだから。


「でも良かったです。他人を犠牲にしてでも生き延びようという生き汚い皆さんになら、遠慮なくご協力いただけます」

「「「「「「え?」」」」」」


 そう、アリスちゃんと同じ、生き汚い皆さんなら、アリスちゃんと同じになってもおかしくないですよね。


「”展開(エクスペンション)”」


 合図に応じ、平民の皆さんが集まっている広場に巨大な魔法円が展開される。

 いま仕掛けたわけじゃなくて、このために用意しておいたものです。これのおかげで、接触状態でしか発動できない魔法であっても広範囲にかけることができます。


 それでは、魔導騎士科第一席イリス、いまこの時だけ、悪い子になります。


「やっぱり、皆さんも燃えてください♪」

「「「「「「は?」」」」」」


 クリスタ様を思い浮かべて、出来るだけ無邪気な笑顔を浮かべてみる。

 悪い顔をして悪いことをする人よりも、無害そうな顔をしてやらかす人のほうが恐ろしいということを、最近よーく学びましたから。


 うん、本当に、間近で見てきたので。


 わたしはクリスタ様とこの時のために一緒に、共同作業で作りあげた呪文を朗々と謳い上げる。

 詠唱はわたしが、そして魔法名はこの危険な魔法を他人に理解させないためにと、クリスタさまが異国の言葉で作り上げた医療魔法。


 ちょっと派手で、凄惨な光景になりますが、これは(れっき)とした医療行為です!

 クリスタ様がそう言ってましたから!


「”魔力を(ほど)いて(ほむら)()けよ、ただ一途にその身を焦がせ”《魔女狩りの火(マジョガリノヒ)》」


 そうして広場は炎に包まれた。そこに居る術者を除くすべての人々。そう、罹患者以外も巻き込んで。

 ……あれ?

おかしい、4000文字くらいに収めるつもりが7000文字超えている。


今回ショッキングな光景があったかもしれませんが冷静に考えてみてください。歴とした医療行為である手術だって、わりとグロいよね。

……え、全然違う?


あ、質問きそうなので先にお答えしておきますと、コレットもセバスチャンも、ついでに倒れてるグラスリーフ卿も燃えてます。

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