検査に行こう
るー君は定期的に発達を診てくださるお医者様に通っています。
お医者さん嫌いのるー君も、この先生は大好きです。
るー君が4~5歳の頃でしょうか。先生に言われました。
「就学前に、一度脳波をとっておきましょう」
脳波の検査は、てんかんの有無を調べるためだと聞きました。るー君はてんかん発作はありませんが、発達障害の子たちにはてんかん持ちの子も多く、またあとから発作の出る子もいるため、私の知っている子たちもみんな検査をしています。
さて、脳波をとるにはこの先生のところでは機械がないので出来ません。そこで、大病院(仮にK病院とします)に紹介状を持って行ってとってもらうのです。
で、脳波は起きている状態から眠りにはいるときの脳波を取れれば理想的なんだそうです。
でも、そもそも小さい子だし、見知らぬ場所で頭に電極つけて「さあ寝てください」なんて無理な話。
なので、眠くなる薬を服薬してから検査室を暗くして寝かしつけます。
これが大変。
他のお母さんたちから聞いていたのですが、みんなそこで寝かせるために事前準備をしていきます。
・前日は外で遊ぶなどして体を思いっきり疲れさせる
・睡眠時間は極端に短くする。
・「夜遅く寝かしつける」より「ものすごく早く起こす」ほうが眠くなりやすい
などなど。簡単そうに見えますが、やらせようと思ったら、親はそれにつきあわなきゃ行けないからきついですよ~! 検査室でうっかり子供と一緒に寝落ちした話もいっぱい聞きますからね!!
で、この初めての検査では、病院に行ってからお薬を飲むことになりました。検査予約時間の1時間前に病院に行ってお薬を飲ませます。
甘いシロップのお薬です。
しかしるー君、警戒して絶対に口を開けてくれない。泣きながら「いやだ」と全身で訴えてきます(この頃はまだお話はできませんでした)
でも、脳波検査の時間は刻一刻と迫る。仕方なく、看護師さんと私と3人がかりで押さえつけて飲ませました……るー君、爆泣き。
で、薬がうまくきいたのか、事前準備がよかったのかはたまた泣き疲れたのか、わりとすんなり寝てくれました。無事脳波検査も出来ましたがこちらもぐったりです。寝かしつけって、忍耐と体力必要ですよね。
検査からずっと寝たまんまのるー君をだっこして駐車場まで行き、車に放り込んで帰りました。
頭に電極を止めつけるためにつけたクリーム(ポマード状のもの)でるー君の髪ががびがびになってましてね、どこかの孫●空さんのようになってましたよ。
さて、その1年後にもう一度検査をしなければならなくなりました。
前回、お薬がなかなか飲めなかったことを考え、事前にお医者様に相談して、粉の薬に変えてもらいました。ヨーグルトやアイスで包み込んでつるんと飲ませてしまう作戦です。
これは成功し、指定された時間に飲ませて準備万端、病院に出かけました。
ところが今回は、薬がうまく効かず、ちっとも寝てくれません。るー君に合わなかったんですかね。
ぎりぎりいっぱいまで検査室でねかしつけがんばったんですが、寝ませんでした。
で、結局この日は検査できずとぼとぼと帰宅。また1月後に予約を入れて検査し直すことになりました。
帰りの車の中で寝落ちしやがったよ!!!
で、その1ヶ月後。
再び、1度目と同じシロップのお薬でチャレンジです。
今回も泣きながらではありましたが、押さえ係は私一人でなんとか薬を飲みきることが出来ました。
これで寝てくれるかと思ったら、
「できた~~~!」(←言葉が出だした頃だった)
と、前回飲めなかった薬を飲めた達成感で興奮し、逆に目が覚めるという罠に!!
勘弁してくれ~~~~~!!
でも、なんとか時間内に眠りに落ち、無事脳波をとることが出来ました。
また次回送りか?! と恐れおののいたのですが、よかったです。
で、脳波をとる騒動はここまでなのですが、実はオチがあった。
この脳波をとってもらったK病院がですね、るー君が最後にやった検査の直前に、脳波を読む専門の先生が退職なさってしまい、「脳波をとることは出来るが内容を読むことが出来ない」状態になってしまっていたんですね。
で、読み取りだけ別の病院(T病院)を紹介されて、脳波の内容を入れたCD-Rと紹介状をもって行きました。
読み取りのために訪れたT病院は、混んでいる割にスムーズに進み、待ち時間も30分程度と大病院にしては短い時間で呼ばれました。
で、先生がノーパソにCD-Rを入れまして起動したところ、K病院で脳波を表示するために使ってるアプリケーションがT病院で使っているものと違うようで、CD-Rに一緒に入れてあった再生のためのアプリケーションをインストールすることになりました。
ところが、最新の病院なので、パソコンのセキュリティがしっかりしてる。いち端末でそれをインストールしようとするとブロックがかかってインストールできない。
で、病院のネットワークセキュリティ担当部署の人を呼んだりあれやこれやとがたがたやって、待たされること45分。
やっとインストールに成功して、先生がデータを診ることが出来ました。
先生曰く
「あ、大丈夫ですね、問題ありません」
先生がデータを見てこの一言まで2分ほど、このために45分かかったんだよねえ。
先生方、お疲れ様。私も疲れた。
まあおかげで、当分脳波はとらなくていいことになりました。




