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ドラゴンフライ

すいません、しょっぱなから間違えて「5・7・7」で作ってしまいました。

ほら、こんな基本的なことをわかってない私でも参加してるよ!←いいわけ。


『金の波、遥かを渡るドラゴンフライ』


 天高く……。

 秋の空はどこか透き通って、遠くの世界まで繋がっていそう。

 畦道を歩くと、金に色づいた稲穂の上を風が渡ってくる。

 飛び回る蜻蛉は、まるで回遊する魚の群れみたい。


 トンボ、蜻蛉、秋津。

 何しろこの日本は秋津島と言われるくらいに親しみの深い虫だ。

 西洋ではドラゴンフライと呼ばれて、嫌われ者だったらしいけど。


 二億九千万の太古からこの世界をその大きな目に映してきた君たちは、これからどこへ向かっていくのだろう。


 ふっと我に返ると、幼い日にあれほど秋の空を我が物顔で飛び回っていた蜻蛉も、今はもういない。

 空っぽの澄んだ空の中、つい、つい、と数匹の蜻蛉が飛び交っていくだけだ。


 君たちの行先に未来はあるのか。

 それとも、種としての、死滅回遊の道を歩んでいるのだろうか。


 彼らをそこへ追いやっているものは……私達なのだろうか。

 


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